廣岡政樹のレビュー一覧

  • 戦塵外史 野を馳せる風のごとく

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    架空の中世っぽい世界の歴史小説風の痛快物語。
    負けなさそうな主人公キャラの存在は読んでて安心感がありますね。

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    2022年07月24日
  • モンスターハンター 魂を継ぐもの5

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     シリーズの終わりとはかくたるべし、と言いたくなるような見事な終の巻である。シリーズの伏線が活かされ、今までのキャラが活躍する。非常に気持ちの良い展開だった。
     守るために戦う、というのは尊いものだと改めて思う。良い闘いだった。一人で闘うときの余裕のなさも、パーティーで戦うときのちょっとしたことから崩れるバランスも、実にリアルに描かれている。

     

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    2013年07月16日
  • モンスターハンター 魂を継ぐもの4

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     やや唐突ではあるが、名作と言える作品にはいくつかの条件がある、と私は思っている。
     その基準は十人十色であるが、私が思うところはこんなものである。

    ・主題を見失わない
    ・文章表現に過不足がない
    ・情景描写が感覚的であり、心理描写が切実である
    ・展開が有機的につながっている
    ・設定が物語と密接に結びついている
    ・印象的なシーンが存在する

     この条件を満たしているのが今回の巻である。一言で言えば、非常に面白かった。
     真っ直ぐな性情を持ったキオは、その性格にふくよかさと余裕を持って、高潔と言って過言でない青年へと成長を遂げている。
     物語は終始温かくて、本当に気持ちよく読みきれた。素晴らしい

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    2013年07月11日
  • モンスターハンター 魂を継ぐもの1

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     惜しむ理由がない。文句なしで星五つの名作である。
     起承転結に即した四章構成は、よくもまあここまで一巻で展開させたものだと感心させるくらい濃密であり、しかもよく行き届いた描写の数々。序盤のドスファンゴ戦を省いたところにも構成の良さ、物語のテンポ感の良さが感じられる。
     設定もよく吟味されているし、戦闘も充実し、それでいて人間ドラマが軸である。

     惜しむらくは、最後の解決がそれほど爽快感をもたらさないところかな。でも、本当に面白かった。

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    2013年06月30日
  • 戦塵外史 六 双帝興亡記

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    ネタバレ

    ザ・スニーカーで掲載されていた頃から好きだった『戦塵外史』もついに完結。
    最終刊は前後半に分かれた長編。
    前半は傀儡となった兄の皇帝の話。後半は帝位から追われた妹の話。
    前半は少し影のある話、後半はさわやかで気持ちの良い話で、戦塵外史の良さが詰め込まれたような内容でした。
    後書きにもあるようにネタがあるならまだまだ書いて欲しいですね。

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    2011年08月17日
  • 戦塵外史 野を馳せる風のごとく

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     ダリウス マジ カッコイイ。
     思わず片言になってしまうほど、格好良い。

     お前に惚れずして、誰に惚れろと…!?

     あ、でもフーシェさんも、どストライク…(すみません、策士に弱いんです)
     キャラの目移りが本当に激しい作品。だって男女問わず格好良いんだもの…!
     皆、男前過ぎるよ(*´д`*)

     基本、短編集なのですが、読み終えると全ての話が繋がっていて脱帽。
     1巻表紙中央を飾るダリウスですが、やはり他の巻でちょい役として出てきてもキタ━(゚∀゚)━!ってなりますね(笑)ダリウスたんキタ、これで勝つる…!
     敵にも愛されるキャラ、正に敵なし。

     フーシェ先生は2巻でクローズアップさ

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    2010年06月23日
  • 戦塵外史 六 双帝興亡記

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    作者のデビュー作から続くシリーズ完結作。今回はシリーズでよく出てきた、皇帝アイーシアの追放と復帰のお話。
    相変わらず花田節炸裂の歴史小説に仕上がってました。
    前半はアイーシアの代わりに皇帝となったヴァルキールの自刃するまでの話。ここに出てくる道化、あまりの強さに絶対正体が明かされると思ったのですが、結局謎のまま。ちょっともやもやしますね。
    後半はアイーシアの皇帝復帰までの話し。最初の酒場の話何かがお気に入りでした。
    しかし、後半のやきもきと気持ちよさは格別。ハッピーエンド?で良かった。

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    2018年10月28日
  • モンスターハンター 魂を継ぐもの1

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    いつ読んでもMH2Dosをやった頃の新鮮な気持ちが蘇る。MHプレイ中にモチベーションが下がった時によく読んでました。

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    2016年11月22日
  • 戦塵外史 野を馳せる風のごとく

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     滅亡した国の世継ぎだった、戦場では敵無しの男が、似た境遇の亡国の皇女が図った反攻に乗ってたった五人で国を奪おうとする話。

     主人公・ダリウスの豪快さ、豪傑ぶりはもちろん、肝の据わった態度、突き抜けた気持ちのいい性格に読んでいて心惹かれる。
     物語はフィクションなのだが、文体がどこかの歴史書を現代人が紹介するような形をとっており、ありもしない国が本当に存在していたかのような気にさせられる。一応、一巻で話が完結するのも私としてはうれしい。

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    2015年09月23日
  • モンスターハンター 魂を継ぐもの1

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    チョー面白い!!
    主人公キオは亡き父のような立派なハンターになろうとしていて新しい仲間ができ感動的な冒険があります。

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    2014年07月20日
  • モンスターハンター 魂を継ぐもの3

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     前回の主題がソロ討伐だったのとは対称的に、今回はパーティ討伐、それも大規模な複数パーティによる討伐が主題である。
     徹頭徹尾、防衛戦であり、総力戦の様相を見せた今回はなかなか読み応えがあった。
     予想外の展開で苦しい戦いになりながら、それでも戦い抜く展開は熱くて大変よろしい。面白かった。

     しかし、ロッシィはなぜモテないのだろう、と真面目に疑問に思う。挿し絵では顔立ちも良さそうだし。ギャグ担当の宿命、カレシにするのはちょっと、というやつだろうか。
     まあ、誰彼なしに言い寄る男だから、ある意味当然か。せめてそれぞれ見えないところでやればいいのに、不器用な男である。

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    2013年07月06日
  • モンスターハンター 魂を継ぐもの2

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     前回がハンティングの方針を巡っての葛藤という、心理的な面が主題であったのに比べると、今回はすっきりした主題であった。モノブロスのソロ討伐である。
     まさに彼の思い描いていたハンティングだっただろう。だが、その結果にいたる道筋は、一巻での彼が思い描いていたものとだいぶ違っている。
     こうしたギャップは、一巻と二巻という短い間で展開するには、ちょっと性急ではないかな、とも思う。
     一方で、とてもモンスターハンターらしい内容であり、内容そのものは楽しく読めた。そのへんを含めての星四つである。

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    2013年07月03日
  • 戦塵外史 六 双帝興亡記

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    これで最終巻なんてもったいない。

    アイーシアの恵まれた環境(もちろん自力で作り上げた)と、ヴァルキールの虚ろな玉座の対比がむごい。道化とハルの対比もかなしい。
    前半はつらいお話ですよ。

    で、後半はもうニヤニヤ。

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    2011年08月24日
  • モンスターハンター 魂を継ぐもの1

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    亡き父親に憧れてハンターになった少年の話

    ゲームをやったことがあるなら主人公に感情移入しやすく初心を懐かしみながら楽しく読める

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    2009年10月04日
  • 戦塵外史 野を馳せる風のごとく

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    極端に簡潔な文章で戦記ものの体裁を使って描いた英雄伝説
    舞台や登場人物の個性ですら簡潔であることで意味を持たせるという個性が独特だ

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    2019年01月11日
  • モンスターハンター 魂を継ぐもの1

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    艦隊シリーズの蔵書分を読破した後、読むものがなくなってしまった。

    仕方なく息子が読んでいた、TVゲームを小説化したモンスターハンターに手を出した。

    内容は子供向きのため、どんどんと読み進めてしまったが、小難しいイデオロギーの話がない分、なんか久しぶりにすっきりした気分でした。

    半分馬鹿にしていたけれど、確かに表面上は、ゲームの世界を書いているのだけれど、裏にはなんとなく伝わるものがある。

    亡き父の姿を追い求める、幼い弟子のハンターと若い師匠ハンターを通して、父の理想の姿を追いながらも自分ができることに目覚めていくさまが、うまく描かれていると思う。

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    2012年09月23日
  • 戦塵外史 六 双帝興亡記

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    滅ぶ側と滅ぼす側の歴史。
    どちらも人間くさく、ありきたりな英雄物とかになってないのが
    よかった所。

    道化いいな、道化。

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    2011年09月07日
  • 戦塵外史 五 戦士の法

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    剣術指南の家の娘が、両親を殺されて、引継ぎ任務の旅に出て、雇った用心棒と旅の間に絆を育むというお話。

    シチュエーション的にも、キャラクター的にも、おおよそどこかでは見たようなお話。とはいえ、メインキャラ3人で、一人が全くしゃべらないというのは、少し新しいところか。
    無言の行を自ら課しているわけでもなさそうだし、頭目時代はいったいどうしていたのだろうか、とかは思うところだ。
    文章もそれほど上手ではない。体言止めを多用するが、スピード感が出ているかというと微妙なところで、もうすこしレトリックを使えた方が、殺陣の流れの良さは出せる気がする。

    それでも読み終わってみると結構楽しめているというのは、

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    2010年08月14日
  • モンスターハンター 魂を継ぐもの3

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    半端に3巻を本棚登録(笑
    弟が珍しく文庫本を買い集めてます。おかげでシリーズ一気読み。血気盛んだったキオ少年が3年区切りで成長していくさまが見ていて楽しい…。
    モンハン自体はプレイしていないけれど、弟達に見せられた画像や生活味のある描写にむくむく興味がわいてきます。素材集めとか‥やってみたく…!!

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    2009年10月07日