吉崎達彦のレビュー一覧

  • チャイナ・エコノミー 複雑で不透明な超大国 その見取り図と地政学へのインパクト
    中国という身近にあって、意外と知らない国の実情を書いた本。
    情報はすこし古いが、中国という国を知る良書だと考える。
  • チャイナ・エコノミー 複雑で不透明な超大国 その見取り図と地政学へのインパクト
    「目から鱗」の中国本を久しぶりに読んだ。興奮する本である。
    個別の経済政策のみではなく、国内政治をも視野に入れて包括的に考察する、なかなかできるものではない。
    しかもデータを多用しつつも、一般の読者にも飽きさせずに全体像を提示できるとは感嘆の一言である。
    まさに「楽観にも悲観にも与しない」凄い本であ...続きを読む
  • 気づいたら先頭に立っていた日本経済
    日本経済はこの20年停滞しているとよく言われるが、『一人あたりGDPが3万ドルを超えると評価軸としてどうなの?』というのは、同意できる。20年前と比べて生活が向上してないなんて事は全く無いわけで。
    そして、求める豊かさの方向性が分散し、必ずしもGDPだけで評価できなくなってきた先にある物の一つが『遊...続きを読む
  • チャイナ・エコノミー 複雑で不透明な超大国 その見取り図と地政学へのインパクト
    中国経済についての概説書。豊富な論点を丁寧に解説している。学問上の論文ではないため数式や凝った分析テクニックは使っていないが、基礎統計を丹念に調べており、中国経済の入門書としても良書。
  • 気づいたら先頭に立っていた日本経済
    第2の人生こそ本物の人生だ。 50歳で隠居して、そこから測量を学び、73歳まで日本全国を歩いて伊能地図を完成した。第二の人生の達人、伊能忠敬。 それでも私は二郎に通う。 ラーメンはなぜ快楽なのか。 選挙が好き。 
    ディズニーとソニー、思えば、ソニーぐらい遊び」が似合う日本企業は少ない。「自由闊達にし...続きを読む
  • 1985年

    ターニングポイント

    1985年は本当にターニングポイントとというか、象徴的な年でした。日本の盛衰40年齢説が頷けるます。
    同世代人として楽しく考えながら読ませていただきました。

  • 1985年
    1985年と2005年の違いはあまりない。
    この本がそう教えてくれた。
    20年の間には変化はあれど、また戻ってきた。
    政治経済のみならず、文化も書かれているので、読みやすい。
  • チャイナ・エコノミー 複雑で不透明な超大国 その見取り図と地政学へのインパクト
    おそらく現時点で一番中立的で客観的でかよくまとまっている中国経済入門。
    中国が一段高い経済を目指すには自らイノベーションを生み出す力が必要。
  • チャイナ・エコノミー 複雑で不透明な超大国 その見取り図と地政学へのインパクト
    中国の経済発展プロセスの全体像がわかる。おもしろくはないけどよかった。マクロ目線。この本を読むと、中国経済はそうそう簡単には壊れないなと思う。
    香港在住欧州人の目線。中国で活動してるから中国批判は書きにくいというバイアスはあるかも。
  • 1985年
    『1985年』。。。題名だけを見ると、ジョージ・オーウェルのディストピア小説『一九八四年』を思い出してしまうが、本書は、まさに“1985年”という年の出来事を回顧したノンフィクションである。
    著者の吉崎達彦は1960年生まれで、双日総合研究所副所長(当時)。本書の発行は2005年である。
    私は、19...続きを読む
  • チャイナ・エコノミー 複雑で不透明な超大国 その見取り図と地政学へのインパクト
     中国は経済と政治がそれぞれ、またひとつになって大きな転機にあり、その状況を結果として踏まえることになったような記述で「中国を知る」なかなか他にはない一冊である。
     ただし、気を付けなければいけないのは、この本で中国に対する認識が深まったとしても、それを理解することとはまた別物であろう。その線引きを...続きを読む
  • 気づいたら先頭に立っていた日本経済
    かんべいさんの溜池通信を読んでいる読者として
    本となれば 読まねばと思って 読ませていただいた。
    経済が GDPだけで 語られるとしたら
    やはり、経済って 面白くないものになってしまう。
    ニンゲンの生活を まるごと受け止める 経済とは
    という視点からの 遊民経済学。
    いいねぇ。この切り口。鮮やかで、...続きを読む
  • 気づいたら先頭に立っていた日本経済
    タイトルはあまり関係なく、遊びをテーマにした経済学。遊びばかり並べた点が面白い。観光業からラーメン二郎まで。
  • ヤバい日本経済―常識を疑え!金融・経済、本当の話
    経済面から見た世界の見方。安全面から見ると受け入れがたい点もあるが、経済面に特化した見方というのも興味深い。
  • ヤバい日本経済―常識を疑え!金融・経済、本当の話
    個人的にだけど、山崎元さんが言うことは信じることにしている。とてもバランスが取れていて、まともな事を言っていると思う。
  • ヤバい日本経済―常識を疑え!金融・経済、本当の話
    ぐっちーさんこと山口さん、やまげんさんこと山崎さん、かんべえさんこと吉崎さんの三者による日本や世界の経済について討論した本。

    景気の波が新興国から先進国に再び流れると言う話は本当であれば嬉しいと思いますが、消費増税で冷や水を浴びせられた日本を考えると日本だけは例外かなと思ってしまいますが、無駄に凄...続きを読む
  • アメリカの論理
    「溜池通信」の吉崎達彦氏がアメリカの外交を語る本。

    アメリカの考え方が分かりやすく解説されている。支持も共感もいらないけど、知識としてこういう情報に多くの人が触れて欲しい。日本の最大の同盟国なので。
  • 1985年
    自分が生まれた80年代とはどんな時代であったのか。そんな興味で手に取った一冊。
    丁度この頃はプラザ合意もあって急速に円高が進み、バブル景気に浮足立つ頃なんだけれど……このご時世にあって、「超」円高にある日本(もっとも、ドルやユーロが勝手に崩れていっただけなんだけれども)。無駄な公共事業はナンセンスだ...続きを読む
  • アメリカの論理
    [ 内容 ]
    なぜアメリカはイラク攻撃にこだわったのか。
    安易な陰謀史観に頼らずとも、9・11以降のブッシュ政権内の「論理と力学」を丹念に分析すれば、その疑問は氷解する。
    ブッシュを取り巻くブレーンたちの動きを通して浮かび上がるのは、ナイーブで孤独な「揺れる超大国」の姿だ。
    新世代のアメリカ・ウォッ...続きを読む
  • 気づいたら先頭に立っていた日本経済
    【きっかけ】
    絹川君のFBコメントで、富山出身の経済学者・・・

    【感想】
    軽い。

    18/2006年当時、「フラット化する世界」に対する批判として「ビジネスクラスから見たグローバル化論」
      という指摘があった。10年後の今考えてみると確かにあの本は楽観的過ぎた。
    29/GDPという尺...続きを読む