グレッグ・イーガンのレビュー一覧
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あ〜やっと読めたよ。前に一度第1部第1章だけで挫折して、いつか再挑戦と思っていたウルトラハードSF。解説の大森氏のアドバイス通り、わからないところは大胆にとばし読み、最後の方はほとんど具体的なイメージがつかめないまま、それでも充分入り込めた。
この長編の一部であり、おそらく核となった短編「ワンの絨毯」をSFマガジンで読んだ時の何とも言えない感慨を思い出す。「何が書いてあるのかよくわからないが、何かすごいことが書いてあるのはわかる」という読書体験は後にも先にも他にない気がする。大体よくわからんものは途中で読めなくなるものだし。
宇宙とそれを認識するものについて、徹底した思考が繰り広げられ、イ -
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日本オリジナル短篇集。7篇収録。
脳内インプラントを使用する際、手馴れた人は小指の先にのせてすんっと鼻の穴に入れればいい、初心者用には挿入棒が用意されている、あるいはインプラントがどのように市場に流布していったか・・なんていうあたりはいかにもリアルに感じられて楽しい。それを使うか否かの葛藤や、初めて店で買う時のうろたえぶりもそうだろうなぁという感じ。
「ルミナス」「オラクル」や表題作では、作中で論じられる議論についていけなくて。だいたい、アルゴリズムってなにさ、量子コヒーランス?というレベルなので。もちろん、編者が言うように、“科学的・数学的な説明”がわからないなりの楽しみ方はできるのだけれど -
Posted by ブクログ
本作は1994年刊行。イーガンは現代電脳SFの最右翼とされている。
「人格を電脳空間にダウンロードして不死を得」という設定は、先日読んだ同じ作者の 「ディアスポラ」1997と共通している。
「ディアスポラ」は、宇宙の真実を解明するために旅するというようなテーマだったのに対して、「順列都市」は自分達専用の異次元空間を作り出して、宇宙の終りが来ようとも不死である。という物凄い話。
出発点の世界は、電脳空間で「大富豪」は自分専用のプロセッサでのびのび暮らせるけれど、大多数の電脳人間は公共ネットワークの余った計算資源で細々と計算されている存在という世界。なにしろ生前の「投資の利息」で細々とCPU