鈴木登紀子のレビュー一覧
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ネタバレ読んでいて楽しくなった本。
料理の基本(さしすせその意味や、調味料を入れる順番、調味料が果たす役割など)がわかりやすく載っている。
最近は、共働きが増え、どちらも時間がない中、自炊をする為、レンチンなど簡単に作れるレシピが増えており、重宝されている印象。自分も忙しい時はレンチンに頼っているので、とても助かっているし感謝をしている。しかし、できることならば、手間暇かけて美味しい料理を家族に食べてもらう回数を増やしていきたい。
忙しい時はレンチンなど時短に頼りつつ、時間のある時にはアク抜きなど手間をかけて美味しくつくれるようになりたいと感じた本。 -
Posted by ブクログ
鈴木登紀子さん、私は料理研究家ということしか知らなかったのですが、すごくおおらかで、それでいてさりげない気遣いや心配りを忘れない、メリハリのある方だなと思いました。2020年に亡くなられていたのですね…それでも96歳まで長生きできたのは、ひとえにこのエッセイにあるように、"「まあ、仕方ないわね」「なんとかなるでしょう」と思ってのんきに過ごす"ことであるがままを受け入れ、くよくよせずに生きてこられたからだろうと思います。
最後の最後まで現役で活躍された「ばぁば」、亡くなる1ヶ月前には本も出版され、YouTube動画で音声を届けておられました。私もばぁばのようにおおらかでメリハリのある生き方をした -
Posted by ブクログ
表題にあるように大正から昭和初期を幼年期、青少年期として過ごした後、専業主婦として家族を支え、その後その料理の腕を買われNHK料理教室に出演したばあばが若い女性に向けて残した家庭料理のいろは。(小言集?)
内容は家庭料理と言いつつ、本格的な日本料理の域に達しており改めて昔の家庭というのは高い調理技術を持ってらっしゃったんだなあと感心する。
私は男性なので、へーと感心しながら読み進められたが、こんな人が姑だと女性は大変だなと思った。
内容は日本料理の伝統に則ったもので、どれも美味しそうで愛情がこもった料理なのがわかる。
まさしく聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥のような本。
結構便利な