末井昭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレラジオで末井昭さんが
「真面目でやさしい人が自殺していくような気がする。
こんなひどい世の中でも生き残っている僕みたいな人間は
図々しい奴ではないかみたいな気持ちがある」と、
話されているのを聞き、
「自殺」を読みたいと思った。
自殺にまつわる自身の体験や
自殺未遂をした人や自殺防止に関わる人々の
インタビューをもとにし、
「頼むからちょっと死ぬのは待ってくれ」という
スタンスで書かれているという。
末井昭さん自身は
自殺をしようと思ったことはなく、
お母様が
ダイナマイト自殺をされたことを売りにしていると、
自分で笑いにされていたり、
本当に正直な方。
末井昭さんの人生は、
借金、ギ -
Posted by ブクログ
西原、末井昭、山崎さんのギャンブルのお話。
白夜書房のパチンコ必勝ガイドが発売された
ときでないと、攻略法は使えないから発売となる
朝5時にコンビニに並んで買うお話なんかは
熱いものがあります。(現在では攻略法は
不可能とのこと)
常人ではできない体験を書かれている個所は、
やはり強烈に面白い。
末井昭さんの競馬日記。
200万近くを持って行って、1.5倍増えたらやめると
いう毎日。
しかも1レースから買う。
負けが込んできて、もうだめだろうと思ったら
大逆転して勝つ場面などは感動的。なにせ掛け金が
30万とかだから、穴に入れば配当も強烈にでかい。
3か月で、750万円近く勝ったとか・・・ -
Posted by ブクログ
自殺したいと思った事が無いかと言われれば「ある」という答えになります。脳天気と思われている私でもあるので、世の中沢山沢山いると思います。人間関係や社会との関わりが複雑化した現代ではあらゆる事に憂鬱の種があります。昨日まで円満でも今日は死にたいとか、ありえない話ではないです。
本書は末井氏の母親がダイナマイトで心中した壮絶な経歴を生かしたエッセイです。不謹慎ではありますが、そのエピソードを一つの売りとして語る末井氏の柔らかい語り口は妙に心地よかったです。
お金で億の失敗をした筆者の言葉で「お金位の事で死ぬなんて馬鹿馬鹿しい」と言われると説得力抜群です。今後自分が大きな借金を負っても(負わないけど -
Posted by ブクログ
何かで薦められていたんだと思うけど、言ってみれば期待はずれ。読んだいまとなっては読む前に何を期待していたのか定かではないけど、もっと自殺についていろいろ考えているような本だと思っていたのではないかな。でも実際は、末井さんの来し方や数人へのインタビューでまとまっていて話題は自殺に限らない。まあ、自殺だけでまとまっていてもどんよりしてしまうかもしれないけど。
自殺って思い込んだ人やいじめられた人、不幸な目に遭った人だけの特別なものでなく、わりとちょっとしたことで至ってしまうもののように思う。末井さんだって端から見ていたら無頼な生き方しているように見えるだろうけど、それでも心のなかではいろんなことを -
Posted by ブクログ
新聞書評を読んで購入。著者が「自殺」を意識せざるをえない驚くべき理由と、そこから目をそらさずキレイゴトじゃない言葉で綴られた何とも清廉・正直な人生観・人間観と言える自殺論。著者は「女子をこじらせて」の著者と同種類の業界人なんだが、自分とは何か、他人とは何かを見つめる深度に同じものを感じた。一見異様に感じだが、考えてみると正直で当たり前かもしれない、というような。
「使者を心から悼んで、見て見ぬ振りをしないで欲しいと思います。どうしても死にたいと思う人は、まじめで優しい人たちなんです」(「まえがき」より)に、この本のすべての価値が込められている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自らの、自殺に関する強烈な体験を芯に、関わった人やそうでない人の自殺について、それから自分のその強烈な体験から始まった人生について赤裸々に書かれた一冊。
雑誌でこの方の現奥さんのインタビューを読み、更に夫婦でインタビューに答えている記事も読み、「この人一体どんな人なんだろう」と思っていたらこの本を出していたということで手に取りました。
「自殺を考えている人に思いとどまって欲しい」という思いもこめて書かれたということですが…正直この装丁とタイトル、ダイレクトすぎて手に取りにくいんでは、と私は思うのですがどうでしょうか?
私がこの本を持ち歩いていたら同僚がぎょっとして「すごいタイトルの本持ってる