平川新のレビュー一覧
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[ 内容 ]
遺跡や文字から読み解く古代社会の実像。
[ 目次 ]
第1章 「王」「大王」から「天皇」、「倭」から「日本」
第2章 米作国家の始まり
第3章 古代人は自然とどのように向き合っていたか
第4章 資源を活用して特産物を生み出す
第5章 海の道・川の道を見つめ直す
第6章 東アジア交流の...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
[ 目次 ]
第1章 大恐慌と満州事変
第2章 大日本帝国としての日本
第3章 総力戦の時代
第4章 アジア・太平洋のなかの日本の戦争
第5章 戦争の終わり方と東アジア
第6章 占領と戦後の出発
第7章 戦後社会をつくる
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ ...続きを読むPosted by ブクログ -
扱っている時代は5世紀から9世紀まで。
歴史的な出来事や人物を特に取り上げたわけではなく、この400年で人々がどのように変化していったのかと言う点を説明してます。
史料のみならず、発掘された考古遺物の写真もしようされ、当時を生きた人々の息遣いが聞こえてきそうな内容です。Posted by ブクログ -
[ 内容 ]
歌舞伎に旅にと庶民はいかに文化を楽しんだのか。
江戸の文化をひもとけば今の暮らしが見える。
歴史が未来を切り拓く。
[ 目次 ]
はじめに 江戸時代における庶民の生活文化
プロローグ 無事と士農工商の世
第1章 ねぐらから住まいへ
第2章 暮らしを潤す
第3章 学ぶ、知る
第4章 文...続きを読むPosted by ブクログ -
旧石器時代から古墳時代までの約4万年が対象。
当時の気候や土器、墓等の出土品から人々がどのように歩んで行ったかを検証していく。
なによりこの本が特徴的なのが、上記要素に加えて「心の科学」認知科学を用いて既成の解釈に囚われずに、新たなアプローチでこの時代を検証しているところ。
文字による記録が...続きを読むPosted by ブクログ -
飛鳥・奈良時代。
朝鮮半島から中国へと国交の重点が次第にシフトしていく時代。
日本は律令国家として地方を支配下に治め、次第に「国」として機能し始めていく。
その中で、地方の豪族が国家の一機関に変貌していく様子や、戸籍や税制、役人のはじまり等、
今回も豊富な資料をもとに解説されている。
冠位...続きを読むPosted by ブクログ -
今も歴史遺産の恩恵に与っている京都。
の始まり。
平安京。
今も都市として機能しているため、発掘作業が難しく当時の様子を伝える資料もなかなか見つけづらい。
そこで、当時の人々が詠った和歌を解読することにより、当時の様子を調べるというアプローチは中々おもしろかった。
唐文化の影響。
宗教と...続きを読むPosted by ブクログ -
現在もなお発掘され新発見が続いている日本最古の文字の遺産。
それを解読するとこによって見えてくる当時の日本。
「日本」「天皇」の称号を決める際に中国を大いに意識していたこと。
各地で発掘された行政書類から、その書き方や文字の習得の程度を分析し、律令制度が地方にどの程度浸透していたか。
等々...続きを読むPosted by ブクログ -
イエの形成、神仏の興隆、武士の台頭、地方役人の繁栄。
公家社会から武家社会へ。
政治が変えたというより、市井の人々を巻き込んだうねりが内側から社会を変えて行ったって感じなのかな。
歴史の教科書的内容は次巻でどーぞ。Posted by ブクログ -
東アジアに進出したヨーロッパ列強との外交関係を軸として、戦国から近世へと移る時代を捉え直そうとする内容。各国との虚々実々の駆け引き、列強への対抗という視座からの朝鮮出兵の評価、慶長遣欧使節の意義といった点が興味深かった。Posted by ブクログ
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秀吉の朝鮮出兵や、秀吉や家康によるキリスト教の禁止政策が、スペインやポルトガルの対外政策の影響を大いに受けていたことを述べた本。また朝鮮出兵が、ひいては、日本の植民地化を防いだと述べている。こうした見方は新鮮である。Posted by ブクログ
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戦国〜江戸初期の外交がわかる1冊
歴史好きの私でみ初めて知る事が多い
中でも1番驚愕なのは海外でに日本人奴隷が
戦国時代に居たという事実だ。
そこから秀吉のバテレン追放令も
納得のいく政策だと感じた。
また、最大のオチとして
何故植民地にならずに済んだか
この理由も大変面白いし納得がいく
歴史フ...続きを読むPosted by ブクログ -
日本の中世後半、鎌倉幕府の滅亡後の「建武の新政」から南北朝を経て、応仁の乱とその後、戦国時代の幕開け直前を扱った、「日本の歴史」第7巻。
キーワードは、タイトルにもある通り「悪党」。鎌倉時代までの「悪党」の概念が、室町時代にはどのように変容したか、最初と最後でわかる仕掛けになっている。天皇と武家と寺...続きを読むPosted by ブクログ -
2022年に始まる高校教科「歴史総合」、日本史と世界史を統一的に扱う科目とのことだが、正にこの本で行われている営みであり、両者を統合することで見えてくる視点があることを実感できた。
秀吉の朝鮮出兵や家康の鎖国など、日本のことだからだろうか。あまりにもあっさり片付けられてしまう。しかし、「日本が朝鮮に...続きを読むPosted by ブクログ -
戦国時代って、ちょうど大航海時代の後半なんですよね。相手は基本的に通商利権のあるところを植民地化して回ってるヨーロッパ。日本を植民地にせずに済ますつもりは毛頭ないわけで、植民地化を阻止するには軍事力を見せつけるしかない。
そう考えると、戦国時代が終わって国内統一が進むころにヨーロッパがやってきたのは...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった!世界史地理選択だったので、日本史を最後にやったのは高校1年の時で、23年大河に向けた勉強の一貫で読みました。
最初はキリストを「大日」と訳し、仏教の一派と勘違いされながらキリスト教が布教されたこと、カトリック国/プロテスタント国、武将それぞれの思惑、タイミング。かつてポルトガルに留学して...続きを読むPosted by ブクログ -
歴史では中世が好きなので、ヨーロッパ中世に関する本はちょこちょこ読んでいたけれど、日本の中世について編年的に論じ掘り下げた本を読むのは、今回が初めて。知らないことばかりで大変勉強になりました。
文章が堅苦しくなく、たいへん読み易かったです。各章のインターミッションに、平安貴族の男色(なんしょく)...続きを読むPosted by ブクログ -
今までの「戦国時代の日本」からの視点を超え、「グローバル・世界の中の日本」の視点で捉える本書など、視点の置き方が現代的。Posted by ブクログ
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応仁の乱から大坂の陣までの通史。畿内を軸にしながら、地方の動きや社会のあり方なども追っていく。この十数年で既に古くなってしまった記述もあるけれど、コンパクトにまとまっていて戦国時代を概観するのにぴったりの一冊。Posted by ブクログ
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論旨明快で引用される資料も多く一気に読ませる。けれども、EmperadorやImperioをめぐる議論にはひっかかってしまう。秀吉や家康が西洋諸国からEmperador(皇帝)と呼ばれるようになったことについて、「日本の国家としての格は[帝国」であり、その君主は[皇帝」‥だった」「当時、世界最強を自...続きを読むPosted by ブクログ