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15世紀以来、スペインやポルトガルはキリスト教布教と一体化した「世界征服事業」を展開。16世紀にはアジアに勢力を広げた。本書は史料を通じて、戦国日本とヨーロッパ列強による虚々実々の駆け引きを描きだす。豊臣秀吉はなぜ朝鮮に出兵したのか、徳川家康はなぜ鎖国へ転じたのか、伊達政宗が遣欧使節を送った狙いとは。そして日本が植民地化されなかった理由は――。日本史と世界史の接点に着目し、数々の謎を解明する。
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Posted by ブクログ
目からウロコ。 こんな視点で日本史(世界史)を見たことがなかった。 日本史と世界史を分ける弊害というか、 その横断的な視点が必要なんだなと思った。 秀吉の朝鮮出兵は、 たんにモウロクしたじいさんの思い付き、 と思ってたけど、 秀吉の頭の中では 緻密な世界戦略があったのかもしれない。 失敗と言われる慶...続きを読む長遣欧使節にも、 新たな意味が与えられた気がする。 オススメ。
戦国日本というどちらかというと内部での闘争に明け暮れた時代という描かれ方をする時代に対して一石を投じるような本だった。5だと盛りすぎなので4.5くらいかなと。 特に、秀吉の朝鮮出兵の意図を再解釈したところが特に面白かった(だからといって他国へんの侵略を容認するわけではないというのが筆者の主張でもある...続きを読む)。 また、外交関係を洗うことで家康と政宗の関係性を炙り出したところも興味深い点だった。 歴史を見る目が変えてくれる良書だと思います。
一般的な歴史教科書でも書かれ、しかし詳しくは説明されない豊臣秀吉・徳川家康の外交政策の目的やブレ、それが世界史的観点では腑に落ちる説明ができると分かった一冊でした。社会科の話の題材に使わせてもらいます。
戦国期、ポルトガルとスペインは世界を征服しようとしていた。 キリスト教伝来はその流れの中での出来事であったが、日本は強かったから征服されなかったというのが本書の主張。 そこには秀吉や家康の巧みな外交戦術があった。 歴史の教科書にはさらりとしか書かれない朝鮮出兵やバテレン追放例、禁教令、さらには伊達政...続きを読む宗による支倉常長の欧州派遣を全く別の角度からとらえ直すことができる本。
勉強する時は、日本史世界史一緒に同じ時系列て学んだ方が、何故それを行ったか論理的に覚えられる。 戦国時代。日本国内だけで内戦してるばかりじゃ、そりゃないよなぁ。
目からウロコの本。内向きな「日本史」ではなく、巨視的な観点から日本の位置づけを論じている。 1494年のスペインとポルトガルによるトルデシリャス条約による「世界領土分割」体制の影響を当時の日本も影響を受け、ポルトガル・スペインから宣教師が来航。これらに対抗し、軍事力を誇示するために秀吉は朝鮮出兵を...続きを読む行なったとある。戦国時代に国内に軍事力を蓄え、秀吉・家康と国家の形を造り上げるなか、世界から「帝国」として認知されるに至り、これが日本の植民地化を防いだと分析。 それにしても、かつてからこれほど海外とのやり取りが多かったということや日本人奴隷があちらこちらにいたという事実には驚き。丹念に調べ上げた好著。
いやあ面白かった! 大航海時代の西欧が日本も侵略しようという明確な意図があり、それに秀吉や家康がどう対応したか。 戦国から江戸初期に、まるで幕末かのようなグローバルな躍動的面白さ感じた!
戦国時代(世界史としては大航海時代)、ポルトガルやスペインがヨーロッパで覇権を握る中、アジアにもそれらの国が迫ってくる。ザビエルをはじめとするカトリック宣教師が来日したのは、偶然なのか、はたまた必然なのか。なぜスペインは日本に手を出そうとしたのか、日本を侵略してどうしようとしていたのだろうか。当時の...続きを読む世界情勢と共に、日本という国の特徴を改めて学ぶことができた。 日本が侵略されなかった大きな要因は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の存在が大きいだろう。信長はキリスト教の布教には寛容であったが、自分で神を名乗っている。宣教師からすれば、自ら信じているイエスキリストではなく、日本には織田信長という神が存在していたということは非常に布教においては大きな鍵となるだろう。彼らの目的を知ってから知らずかその後秀吉と家康はバテレン追放連などを発令し、徹底的にキリスト教を日本から追い払った。彼らがいなければ今の日本は違った姿になっていたかもしれない。
めっちゃ面白い。秀吉は、朝鮮を攻める10万の大軍を動員した時、マニラのスペイン総督府を恫喝した。総督は、もしかしたら、朝鮮は陽動作戦で、マニラに攻め込んで来るのではと恐れていた。 ポルトガルとスペインが勝手に世界を二分して、東西に進んで侵略を続けると、地球は丸く、出会った地の果てが日本だった。両大...続きを読む国は、伝説の黄金の国を征服したかったが、そこに住む民族は、好奇心旺盛で、鉄砲を手に入れると、またたくまに自分たちで量産し、もはや手に負えない強力な軍事力を持つ国となり、さらに新興国のイギリス、オランダが台頭し、日本を征服することはできなかった。 この時代の世界とのかけ引きが面白い。
「鎖国」と教えられたのとは全然違う実態。 徳川家康、伊達政宗を中心に、西欧諸国との関係をどのように構築し、主導権を保ったか。目を見開かされた。
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戦国日本と大航海時代 秀吉・家康・政宗の外交戦略
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