嬉野君のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ4巻までまとめて読んだので、こちらでまとめて感想を。
普通の少年であるらしき、主人公くんがなぜ、不帰とされる列車に乗り、金星なる少女の元へ行こうとしたのか、その動機があきらかでないまま、物語は始まります。そして物語の起点部分で、旅の仲間となる、二人の人物と出会い、不可思議特急に引きずられるようにして世界各地を旅していく。
はじめ、人物配置は某「ツバサ」に似ているなあ、と思いました。あるいは、三銃士的な。
徐々に物語に隠された謎が開いていくのは面白く、また和気藹々とした部分と殺伐としている部分のバランスが個人的に好みです。
あとは、もう少し一つ一つのお話に書き込みがあってもいいなあ、とも -
Posted by ブクログ
上海で途中停車して、途中下車も途中乗車も出来ないことが判明した金星特急。そうしようとすると、切符代わりのピアスのせいか、あっという間に樹に変化してしまうと。
謎が謎を呼びながら、列車はカンボジア、チベットへ。
チベット!行きたい、癒されたい。
ここにきて、とりあえず
砂鉄はどうやら錆丸を護らなければいけないらしい(ウェルを護らないといけないのかな)。
大食い騎士は女性か両性具有の可能性大。
錆丸は錆丸で出生の秘密がある(爪がのびちゃって、猿に好かれるって、ドラゴンボールの悟空みたい。ー関節が痛いのは成長痛かしら)
というこちで、謎が謎を呼びつつ、3巻です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ花婿募集
条件:生殖能力のある男性
報酬:此の世の栄華
募集主:金星
8年前から広告と一緒にある日忽然と駅に現れる謎の列車。
7日経つと現れる双子のもの言わぬ車掌と機関士。
発車して数日後、忽然と姿を消す。
今回は東京。ポスターには初めて金星の顔写真。
6月6日。金星の日面通過が記録される日本時間午後1時49分。
絶世の美女「金星」の花婿候補たちを乗せた金星特急が東京駅から出発する。但し今までに金星特急に乗って帰ってきた者はいない、といういわくつき。
高校中退して、列車に乗り込む主人公?の錆丸と、
王子様系のイケメン騎士、ユースタスと、
サムライ系の渋いイケメン(でも爬虫類好き)の砂鉄の -
Posted by ブクログ
錆丸たちの車両に新たに言語学者のアルベルトが加わった。頭の回転が早く口が達者な彼は、早速砂鉄と犬猿の仲になる。そんな中、金星特急が停車したのは草原のど真ん中、砂鉄の属する傭兵集団・月氏の幕営地。傭兵の入れ替わりの「羊追い祭」の開催期に居合わせた花婿候補たちは、強制的に祭に参加させられることになる。傭兵の一人に挑戦しこれを倒せなければ、草原の彼方に追放され列車の出発に間に合わない。腕に覚えのない錆丸は、この危機をどう乗り越える・・・?
巻が進むごとに少しずつ謎が解明されるも同じスピードで新たな謎を生んでいくので、読者の好奇心は崖っぷちのところで何とか抑えられているという恐ろしい状態です(笑)だ