池畑奈央子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこの終わり方は賛否両論あるだろうが、私はこの終わり方にガツンときた
生まれてくる子は、男の子ならルイ、女の子ならルイーズがいいなw
それにしても、マダム・メルローは、いつの間にピアノの先生になれるほどの技量を身に付けたんだろう
女流作家による女性読者にしかわかり得ない本だと思った
こんな読み応えのある本に出会えて幸せだ
1975年、パリ。母の葬儀を終えたカミーユに差出人のない手紙が届く。そこに書かれていたのは、数十年前の愛と憎悪の謎めいた物語だった。
フランスで五つの文学賞を受賞し、40万部を突破したベストセラー 25か国語に翻訳 今作がデビュー作
P137 ❝人生においては、常に視点 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ父を戦争で亡くし、母も亡くなったカミーユのもとに沢山のお悔やみの手紙とともにルイという差出人から一通の分厚い手紙が届く。第二次大戦中にアニーという少女が体験した数奇な運命をつづっている。毎週火曜日に、アニーから、村の豪邸に住む婦人から、アニーの幼馴染で初恋の男性から、それぞれの立場から書かれた手紙。カミーユは、初めは宛先を間違えたのではないかと思う。しかし、読み進むうちに様々な疑問がわいてくる。アニーとはいったい誰なのか、アニーがひそかに生んだ子どもはいったい誰の事なのか。
読み出したら止まらない。アニーをめぐる人々の、それぞれの思いと秘密。真実を知ったカミーユとともに、涙してしまう。
そ