池畑奈央子のレビュー一覧

  • 東京クラッシュ 男は星の数ほどいるけれど

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    日本人として、生きていて当たり前だった男女間の振る舞い、フランス人からしたら不思議なこともいっぱいあるんだなとフランス人観点からの話が面白かった。

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    2025年09月10日
  • 被疑者アンデルセンの逃亡 下

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    真犯人の動悸もですが、何か報われない切ない部分が所々に散りばめられていてそれでも世界は何事も無かったかのようになっていく悲しさがありました。
    もうマッチ売りの少女がなぜ凍え死んだのかの答えがあまりに悲しすぎます

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    2024年11月17日
  • 被疑者アンデルセンの逃亡 上

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    中世のコペンハーゲンの街並みや人の暮らしもよく描写されていてとてもイメージしやすい文章でした。歴史ミステリーとして断頭台を免れるための推理や証拠探しのアナログさが現代ミステリーとは違う魅力です。
    なぜマッチ売りの少女は凍え死んだのか。
    人魚姫は海に身を投げたのか。

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    2024年11月16日
  • 火曜日の手紙

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    ネタバレ

    この終わり方は賛否両論あるだろうが、私はこの終わり方にガツンときた 
    生まれてくる子は、男の子ならルイ、女の子ならルイーズがいいなw
    それにしても、マダム・メルローは、いつの間にピアノの先生になれるほどの技量を身に付けたんだろう
    女流作家による女性読者にしかわかり得ない本だと思った
    こんな読み応えのある本に出会えて幸せだ

    1975年、パリ。母の葬儀を終えたカミーユに差出人のない手紙が届く。そこに書かれていたのは、数十年前の愛と憎悪の謎めいた物語だった。
    フランスで五つの文学賞を受賞し、40万部を突破したベストセラー 25か国語に翻訳 今作がデビュー作

    P137 ❝人生においては、常に視点

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    2018年03月13日
  • 火曜日の手紙

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    ネタバレ

    続きが気になって気になって。こういう本を読む幸せを噛みしめる。
    でも読む人を選ぶ大人の小説かも。

    母の葬儀後から毎週火曜日にくる手紙。

    秘密と嘘が織り交ぜられて語られる物語形式の手紙に、主人公はあるとき気付く。自分自身がこの物語の一部なのではないかと。

    静謐にその疑問の答えがあぶりだされていく。

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    2014年09月04日
  • 火曜日の手紙

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    真相が気になりすぎて一気読み。面白かったー。
    恋愛モノかと腰が引けたけど、色薄かった。
    新しいの出たら読みたいけど、名前覚えてられるかな。グレミヨン。

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    2014年07月23日
  • 被疑者アンデルセンの逃亡 上

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    ネタバレ

    確かに面白い。
    個人的に2,3回吐き気がするほど気持ち悪いシーンがあったけど、嫌いじゃなかった。下も読みたい

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    2025年03月26日
  • 火曜日の手紙

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    ネタバレ

    「弱き者よ、汝の名は女なり」というハムレットの台詞は嘘だ。少なくともこの小説で弱いのは男だ。ルイ然り、ポール然り。手に入らない、或いは失った愛を夢見るばかり。引き換え女は、アニーにしろ、M夫人にしろ、カミーユにしろ、欲しいもの、愛するものを手に入れ、守るためにはどんなことでもする。
    ミステリではないけれど、伏線はしっかりと引かれ、その回収も見事。

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    2014年12月26日
  • 火曜日の手紙

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    つらい。なんと残酷で、なんとも切ない。
    3人の視点で徐々に浮かび上がってくる、その時の真実。登場してくる人、皆つらい。気の毒でたまらない。
    しかし、それを重層的に組み立てあげる筆力には感心する。

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    2014年10月03日
  • 火曜日の手紙

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    ネタバレ

    父を戦争で亡くし、母も亡くなったカミーユのもとに沢山のお悔やみの手紙とともにルイという差出人から一通の分厚い手紙が届く。第二次大戦中にアニーという少女が体験した数奇な運命をつづっている。毎週火曜日に、アニーから、村の豪邸に住む婦人から、アニーの幼馴染で初恋の男性から、それぞれの立場から書かれた手紙。カミーユは、初めは宛先を間違えたのではないかと思う。しかし、読み進むうちに様々な疑問がわいてくる。アニーとはいったい誰なのか、アニーがひそかに生んだ子どもはいったい誰の事なのか。

    読み出したら止まらない。アニーをめぐる人々の、それぞれの思いと秘密。真実を知ったカミーユとともに、涙してしまう。

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    2014年08月08日
  • 火曜日の手紙

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    母の葬儀の後、謎の手紙が届き始めた。ルイとアニー、お屋敷の夫人。

    同じ物語が、視点と立場を変えると別な物語になる。

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    2015年05月23日