あらすじ
デンマーク屈指の小説家ユニットと「ガラスの鍵賞」受賞作家が
「童話作家アンデルセン」の誕生に秘められた謎に挑む
デンマーク発のノワール・ミステリ
一八三四年、デンマーク--。路地に娼婦がたむろする退廃の街コペンハーゲンで、無残な水死体が引き揚げられた。被害者は貧しい娼婦のアナであることが判明し、ほどなくして、被疑者も特定される。“最後の客”がアナの部屋に入るところを、妹のモーリーが目撃していたのだ。
その男の名はハンス・クリスチャン・アンデルセン。名もなき詩人だ。
殺人犯として投獄されたアンデルセンだったが、唯一の伝手を使い、期限付きで釈放される。与えられた猶予はたったの三日。その間に無実を証明できなければ、断頭台行きは免れない。限られた時間の中で、アンデルセンは真犯人を見つけ出すことができるのか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
中世のコペンハーゲンの街並みや人の暮らしもよく描写されていてとてもイメージしやすい文章でした。歴史ミステリーとして断頭台を免れるための推理や証拠探しのアナログさが現代ミステリーとは違う魅力です。
なぜマッチ売りの少女は凍え死んだのか。
人魚姫は海に身を投げたのか。