犬時のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
下衆BLで短編を読んでいた時から気になっていた犬時&笑平コンビ…。
表題作『りんご、木から落ちる』は園芸部部長の高見清春に熱中症で倒れているところを保健室まで運んでもらった学園一の気障男(人気者)黒川楓。高見に一目惚れしてしまい、直球勝負、赤いバラ一輪持って告白、それから「部員からお願いします」と言う、本人は自覚なく実に謙虚で積極的(笑)なアプローチから始まる物語。
「他の奴の話なんか今はしていないっっっっっっ!!!」
「オレを知ってくれっ……」
など、単純でシンプルな言葉の威力、そして躍動感あふれる絵柄、コミカルさがギャグに終わらないユニークさ、カリオストロの城ネタが実に上手い具合にハメ込まれているセンス。
BLとしてストーリィ自体に目新しさはないが、とにかく絵のテンポがいい。こなれている、と言ってしまえばそれまでなのだが、癖があって伸縮性があって、とにかく楽しい。「もきゅもきゅ」と言う擬音、なんだろう、凄く解る(笑)
『未知との遭遇』は人の心の声が聴こえて見えてしまう大学生の悟高校時代手芸部の後輩で一度テディベアを上げただけの後輩・班目が先輩抱いてます妄想垂れ流し状態で悟の前に出現するところから始まる物語。
『彼女なのに男』、不憫BL収録の『オレは人気者』にはコミカルな中にも怖い部分が垣間見えて、絵柄の躍動感とのギャップが作者独特の魅力になっている。ギャグではなく、ユーモアを感じる作風だなぁ、この人。ギャグも好きなんだけど、ユーモアは表現する難易度高いと思うんだよ。ギャグは読者にとっては「現象」だけど「ユーモア」は作中の人物たちが醸し出すものだから。 -
購入済み
あまり数はないけど
最近?では 日塔てい さんがお気に入りです。他は初読みの方ばかりで ビーボーイも 雰囲気が変わってきてますね。全部 とても面白かったです。
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Posted by ブクログ
「ゲス」の意味がよくわからないのです。親切に説明が載ってましたが。まぁ性格が悪いとか卑しいとか下品とか、何となくどの話からも伝わってきます。
秀良子センセの表紙に惹きつけられ購入しました。
ゲスな攻、ゲスな受、ゲスでお互いさまなcpなどいろいろ底辺に近い♂×♂のラブを堪能しました…
クールな高校生が見た目じゃ分からないかわいい系ゲスに弄ばれてしまう、秀良子センセの「はいすく~る☆ララバイ」
本屋の店員が 明るいクズ系ゲスにおとされる、蛇龍どくろセンセの「グッドエクスキューズ」
遊び人でいい加減なゲス男の本心にキュンとさせられる、おげれつたなかセンセの「逆さ文字なら好きだと言える」
年下の彼氏ができておやじのセフレをフッてしまうけど再会したおやじには年下の彼女ができていて…というお互いさまな関係を描いた、市川けいセンセの「道連れ」
一方的に支配して弄んでいたと思っていた相手から別れを切り出されブチキレる身勝手なゲスの無自覚な気持ちが痛い、はらだセンセの「やじるし」
あやとりと針が怖すぎた、プルガリアセンセの「ケモノカモヨミユキチャン」
…などが、印象に残りました。
秀良子センセはものすごいインパクトがありましたね~
さすがです。
蛇龍どくろセンセは明るくていいかんじに毒気があって面白かったです。
おげれつたなかセンセは、絵がすごくきれいで一番読後感のいい恋愛系でした。クズに見えた受が実はいじらしくてよかったです。
市川けいセンセのストーリーは深かった!ダメダメ男とクズ男、Hだけの関係がゲスといえばゲスなんですが、おやじより若い方がいいと乗り換えた受も、ラッキーな流れで若い彼女ができた攻も、やっぱり相性が良かった元カレのエロい身体がわすれられない…という、ゲスで感慨深い話。
はらだセンセは身勝手な攻の愚かな恋心が胸に刺さりました。相変わらずゲスな表情の描き方がうまいです!
全体的にはテーマのせいか、似たようなキャラと設定の話が多くて、混乱してしまいそうでした…
ゲスというテーマも難しいですよね。そんなジャンルのBLなんて初めてききました。
あくまでも根性が悪そうなキャラに共感するのはどうなんでしょうね~
そんなゲスな中に僅かばかりでも存在していたピュアなラブが引き起こす悲哀、切なさならば、きっと共感できますが。