【感想・ネタバレ】りんご、木から落ちる【電子限定かきおろし付】のレビュー

あらすじ

学園のアイドル・黒川楓はりんごの着ぐるみ姿のまま熱中症で苦しんでいた所をキングオブ普通の園芸部員・高見清春に介抱された。清春の何気ない優しさに触れた楓。突如、恋の火蓋は切られてしまったのだった!! 他、心が読める超能力者の日常と幸福「未痴との遭遇」、美しすぎるオカマにひと目惚れ!「彼女なのに男」、スクールカーストの逆転を描く「オレは人気者」など、刺さって抜けない全4作品。《電子限定の描き下ろしページも追加収録!》

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Posted by ブクログ

随所に映画へのオマージュがちりばめられ、EROとギャグがちょうどいい具合に混ぜ込まれていて、読んでいてとても面白かったです。

「りんご・・・」→清春くんのツンからの野獣っぷりが大変よろしかったです。アイドルなのに恋したら格好良さどこいった!てツッコミまくりなくらいにヘタレになる楓ちゃんが大変かわいらしかったし、一生懸命に想う姿は心打たれました。書き下ろしの眼鏡腐女子はわたし!って思った人は読者皆。
「未知との・・・」→心が読める超能力者吉田くんと後輩の斑目くんとの恋物語。まっすぐででもドERO妄想をしている斑目くんの考えがイメージとして読み取れるが故に、素直に受け止めきれない吉田くんが大変可愛かったです。
「彼女なのに・・・」→一番の男前は健ちゃんで、色々あったのに丸ごと全部受け止めてくれようとするその心意気に、オカマな晃子さんじゃなくても惚れちまいそうでした。ドEROありがとうございます。
「オレは・・・」→うーん読んでいて後味があまり…でしたがこれもひとつの愛?なのかな。

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2016年01月25日

Posted by ブクログ

笑平さん好きで購入。私にとっては安定の絵柄だったけど、まあ好みは分かれるわな笑。原作の人は知らなかった…それでも安定したストーリーだったので安心して読めた。この短編集では未知との遭遇がスケベで面白かった。この本、全体的にエロいっていうかスケベって表現のがあってる気がする笑。いい意味で

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2015年06月01日

Posted by ブクログ

なんかもうこれ最高に好きな感じ。

秀良子さんや糸井のぞさんなど、BL界には時たま物凄く好みの作家さんが現れるのだけれど、今年このお二人(原作:犬時さん 漫画:笑平さんのコンビ)の本に出会えて、静かにガッツポーズ。

同性を好きになっちゃってどうしよう〜からもう一歩踏み込んで「なぜただあの人だけをこんなにも求めてしまうのか」、そこをねっとりと、濃ゆくかわいく描いてある。燃えます。

カバー絵表題作もめちゃかわいくて良いんだけど(ボサ髪眼鏡の園芸部員と学園の王子のお話)、「彼女なのに男」は切ない体温を感じられて良かった。そう、体温が高そうなところが良いんだ。

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2015年05月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんだこの青年誌のサブカルみたいな絵…クソ好きww女装攻めの話がお気に入りで一番BLしてたかな。エロもバッチリでした(重要)
あと、人の思考が読めてしまう受けの話もめっちゃ良かった。エロエロ妄想ばっかりでも本当に相手を想っているという…素敵です(^q^)
唯一表題作はだんだん好みから外れてしまって残念。眼鏡の奥の美青年(だったのか?)設定がもっと活かせていただけたら…。
一番濃かったのはやはり最後のいじめっ子の話。どんでん返しにビビった。受けキャラがとことんいじめっ子で、ギョーザがとても良い小道具でしたっ。萌えよりもストーリーテイナーな作品だなぁと。スクールカースト独特のイヤ~な感じが上手く表現されてたし、世にも不思議な物語的な雰囲気も漂ってたし、後味もあまり悪くない…てか、ちょっとこれ系ハマりそう。

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2015年05月08日

Posted by ブクログ

下衆BLで短編を読んでいた時から気になっていた犬時&笑平コンビ…。
表題作『りんご、木から落ちる』は園芸部部長の高見清春に熱中症で倒れているところを保健室まで運んでもらった学園一の気障男(人気者)黒川楓。高見に一目惚れしてしまい、直球勝負、赤いバラ一輪持って告白、それから「部員からお願いします」と言う、本人は自覚なく実に謙虚で積極的(笑)なアプローチから始まる物語。
「他の奴の話なんか今はしていないっっっっっっ!!!」
「オレを知ってくれっ……」
など、単純でシンプルな言葉の威力、そして躍動感あふれる絵柄、コミカルさがギャグに終わらないユニークさ、カリオストロの城ネタが実に上手い具合にハメ込まれているセンス。
BLとしてストーリィ自体に目新しさはないが、とにかく絵のテンポがいい。こなれている、と言ってしまえばそれまでなのだが、癖があって伸縮性があって、とにかく楽しい。「もきゅもきゅ」と言う擬音、なんだろう、凄く解る(笑)
『未知との遭遇』は人の心の声が聴こえて見えてしまう大学生の悟高校時代手芸部の後輩で一度テディベアを上げただけの後輩・班目が先輩抱いてます妄想垂れ流し状態で悟の前に出現するところから始まる物語。
『彼女なのに男』、不憫BL収録の『オレは人気者』にはコミカルな中にも怖い部分が垣間見えて、絵柄の躍動感とのギャップが作者独特の魅力になっている。ギャグではなく、ユーモアを感じる作風だなぁ、この人。ギャグも好きなんだけど、ユーモアは表現する難易度高いと思うんだよ。ギャグは読者にとっては「現象」だけど「ユーモア」は作中の人物たちが醸し出すものだから。

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2015年07月10日

Posted by ブクログ

やっとお二人の商業作品読みました。
なんか二次創作物と違うテイストはいつもと違ってて、微笑ましさとか高まりとか、あるにはあるんだけど知らなかった子達の世界だからか緊張するみたいなすっとは入れなかったけどでもやっぱりお二人の作品は大好きです。

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2015年03月24日

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