ナナトエリのレビュー一覧
-
無料版購入済み
いわゆる行き倒れ
身元不明で死亡した人間について調べているコンビの話で、親族等がいないケースと、名乗り出たがらないケースとがあるようです。
調査をしている主人公の父親も孤独死しているようでしたので、その辺もこの仕事の動機になるのでしょう。
冒頭50頁ほどだけしか読んでいませんが、良い導入部でした。 -
Posted by ブクログ
アドラー心理学とは、
自分の人生は自分で決められるという「個人の主体性」を中心に考える。その周りに、①感情・理性・意識・無意識・肉体などの要素に捉われず全体として個人は行動を起こしているという「全体論」、②個人は社会の一因であり社会に埋め込まれているという「社会統合論」、③人はまず目的を持ち、それに向かって行動を起こす「目的論」、④人は自分、他者、世界を観たいようにみているため、今の仮定とは異なる状態も考えるとよい「仮想論」がある。
優越への努力ではなく完全の努力へ。
誰かより優位にありたいよりも、共同体を成長させたい、誰かの役に立ちたいと思い努力する方が幸せである。 -
ネタバレ 無料版購入済み
典型的な依存症
作中で主人公を助けようとする女性も父親がアルコール依存症だったと語っていましたが、私の元配偶者も同様で、しかも結婚前から家族ぐるみで隠していました。
依存症の患者、自分では認めないのも特徴で、行動パターン、やはり一緒でした。
結局、社会的生物としてのヒトって、人間との繋がりがないと容易に壊れるので、こういう作品を読んで他人事と切り捨てるか、それとも違う感想をきちんと持てるかによってもだいぶ差が出そうです。
主人公は愚かだ、というだけなら簡単ですので。 -
Posted by ブクログ
勉強になる事は多かった
他人に興味持たないひとは関心が自分自身だけになりそれは結果的に疎外感になり恐怖になる、逆だと勇気になる
いま充実してると感じるけど友達いないことってそんなにだめかな?ってずっとモヤモヤしてたけど、自分のことしか考えられてなかったのが良くないことだったんだなって気づいた
確かに人と関わることで自分の無能さを確定するのが怖かったり、自分が仮定した世界の証拠を集めて事実をみずネガティブになってたのは認める
それは関心が自分にしかなかった証拠なわけで、まわりに関心を持とうとしなかったからいつまで経っても同じところで止まってたんだ
これからはバランスを大事にして社会を意識しながら