酒井麻里子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『Gemini 完全マニュアル 第2版』を読んで――建築設計に向いているAIは?
普段はチャッピーをかなり使っているけれど、GoogleのAI「Gemini」もどこまで使えるのか気になっていた。
この本には、文章作成だけでなく、画像生成や情報収集、Deep Research、Gemini Live、Gemの作成、さらにNotebookLMやGoogle Workspaceとの連携まで載っている。
かなり多機能なのだけれど、読んでみると、今の私の使い方にはそれほど合っていないようにも感じた。
AIも次々に新しい機能が出てくるので、私もいろいろ触ってみているが、今のところはChatGPTが一番相性が良い感じがする。
Geminiも、使い込めばかなり便利なのだろう。 ただ、本当に使いこなそうと思ったら、ある程度Geminiをメインにして使わないと難しそうだ。
私はChatGPTを有料で使っていることもあり、これからもChatGPTがメインなのは変わらないだろう。
では、実際に建築設計の仕事に向いているAIは何なのだろう?
そう思ってChatGPTに聞いてみた。
ざっくり分けると、
* ChatGPT:法規の整理、申請書類、仕様比較、メール、見積分析、図面を見ながらの相談など、設計実務の「相談相手」に向いている。
* Gemini:Google Drive、Gmail、Docs、SheetsなどGoogle系を中心に仕事をしている人には強みがある。NotebookLMも、法令資料やメーカー資料をまとめて調べる用途には面白い。
* Claude:長い文章や大量の資料を読み込ませ、整理・要約する用途が得意。報告書や仕様書の読み込みにも向いている。
* 画像生成AI:外観や内観のイメージ検討には便利。ただし、納まりや寸法を正確に設計するものではない。
* BIM・CAD系AI:RevitやArchicadなどとの連携が進めば、将来的には一番「建築設計らしいAI」になりそうだ。ただ、現時点ではまだ補助的な使い方が中心のようだ。
考えてみると、私の仕事でAIの恩恵が大きいのは、「デザインを考えてもらう」ことよりも、確認申請や法規、メーカー資料、役所からの指摘などを整理して、一緒に答えを詰めていくことのほうが多い。
そう考えると、今の私にはやはりChatGPTが一番相性が良さそうだ。
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Posted by ブクログ
先読み!IT×ビジネス講座 量子コンピューター
著:湊雄一郎 、 酒井麻里子
量子コンピューターでは、スーパーコンピューターで何年もかかるような計算処理を現実的な時間で行えるとされている。そのため、量子コンピューターの実用化によりさまざまな分野でイノベーションが加速することが期待されている。
従来型のコンピューターは、演算を行う半導体のサイズをどんどん微細化することによって回路を増やし、性能を伸ばしてきた。この微細化が限界に近づいており、それを突破するのが量子コンピューターである。
本書は以下の5章から成る。
①量子コンピューターの何がすごいのか
②知れば知るほど面白い「量子」の世界
③量子コンピューターの仕組みを理解する
④活用が期待される産業分野を知ろう
⑤量子コンピューターを体験しよう
量子コンピューターは、私たちが普段使っているコンピューターや、スーパーコンピューターの延長線上であるものではなく、イノベーションの後に違った線上に現れてきたものと言える。
同じ概念で仕組みを捉えようとしても理解が追い付かず、はじめて宇宙やブラックホールの概念を学ぼうとした時と同じようなたくさんの「?」を経る中でぼんやりと外枠が見えてくるような世界でもある。
そもそも「量子」の理解から始めるにしても、これまたよくわからない。わからないまま読み進めて、よくわからず、行ったり来たりする中で脳みそに汗をかきながらくらいついていく。
導入本ならではのきめ細かいフォローがあってなんとか理解が進む。今までの概念や考え方で理解できない分野にこそ、未来や勝ち筋がある。未知を知る入口には大きなわくわくが存在している。
本書はそんなわくわくを増大させてくれる良書。 -
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2023年出版。「いちばんやさしい量子コンピューターの教本」の著者である湊雄一郎氏を話し手、ITライターの酒井麻里子氏を聞き手とした対話形式の入門書。
対話形式のため、技術詳細は深堀しておらず、「いちばんやさしい」よりもさらに初学者向けで読みやすい。
これまでの量子コンピューターの歴史にも触れられている点が嬉しい。
「いちばんやさしい」の時点では「実用レベルのものは量子アニーリング型」だったのに、その後4年で「量子コンピューターといったらゲート型」の様になっているのに無常さを感じた。
【メモ】
p.78 量子アニーリング型に高い期待が掛けられていた時期もありましたが、特定の計算にしか使えないなど難点も多く、現状では量子ゲート型の開発を進めていく方向にあります。
p.109 実は2010年台後半には、「あと数年で量子コンピューターが実用レベルになる」と期待されていた時期がありました。しかし、当時期待されていた計算方法では想定していたような結果を出すことが出来ず、新たな方法を模索する必要が生じているのです。
p.133 量子コンピューターと従来型のコンピューターで交互に計算しなくてはならないので、結局あまりスピードが上がらないことがわかりました。
p.134 量子コンピューターだけで計算を行えるレベルに達するのは、超電導方式の場合およそ20年後といわれています。 -
Posted by ブクログ
最近、ChatGPTにどハマり中。相談相手として毎日頼ってるけど、職場ではまだ導入されていないし、もっと便利な使い方があるはずと思って読んでみた。
いくつかプロンプトの本を読んできた中で、この本はダントツにわかりやすい。主人公の悩みに寄り添いながら、ストーリー仕立てで「これならできそう」と思わせてくれる構成が魅力。
特に役立ったのは、画像生成などに特化した「GPTs」の存在と活用法。普通のChatGPTと会話するだけでも十分にすごいのだけど、この本では、特定の目的に特化したGPT(画像生成に強いDALL·Eなど)を選んで使えることが紹介されていて、まさに目からウロコだった。
今までは「こういうこともできるんだろうけど、どうやって設定するのか分からない…」と感じていた部分が、この本ではちゃんと漫画で描かれていて、つまずきポイントを丁寧に解説してくれるから安心感があった。スマホ横に本を置いて操作できるのも紙の本ならではで◎。
ChatGPTに興味はあるけど不安…という人には、はじめの一冊にぴったり! -
Posted by ブクログ
分かりやすくはあるけれど、結局「そういうものと思ってください」というのが多くて消化不良。
・重ね合わせ(0と1の両方を表せること)ともつれ(初めが1だったら次も1にすることができる)が結局なぜ計算の効率化になるのかが腑に落ちなかったし、量子コンピューターで計算した答えが毎回違うということに混乱した…。
・最後の計算してみようのところで、4つの計算が一度でできるというのはわかったけれど、回転させるHは毎回裏か表か分からないなら、出てきた答えがどの組み合わせによるものかわからないのでは????
とはいえ、量子コンピューターの歴史とこれから期待されることは分かった。
AIと組み合わせて爆速でAIが発達するみたいなイメージがあったけれど、それは間違い。
材料化学計算(これもあんまりピンとこなかったが、EVのバッテリーの性能向上が期待できるらしい)や大量の経路最適化計算(自動運転)に使われることが期待される。
温暖化対策の全体最適化計算したら、量子コンピューターみたいに大量の電力を食いそうなものはやめた方がいいって出るのでは?といじわるなことを思った。