酒井麻里子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2023年出版。「いちばんやさしい量子コンピューターの教本」の著者である湊雄一郎氏を話し手、ITライターの酒井麻里子氏を聞き手とした対話形式の入門書。
対話形式のため、技術詳細は深堀しておらず、「いちばんやさしい」よりもさらに初学者向けで読みやすい。
これまでの量子コンピューターの歴史にも触れられている点が嬉しい。
「いちばんやさしい」の時点では「実用レベルのものは量子アニーリング型」だったのに、その後4年で「量子コンピューターといったらゲート型」の様になっているのに無常さを感じた。
【メモ】
p.78 量子アニーリング型に高い期待が掛けられていた時期もありましたが、特定の計算にしか使え -
Posted by ブクログ
最近、ChatGPTにどハマり中。相談相手として毎日頼ってるけど、職場ではまだ導入されていないし、もっと便利な使い方があるはずと思って読んでみた。
いくつかプロンプトの本を読んできた中で、この本はダントツにわかりやすい。主人公の悩みに寄り添いながら、ストーリー仕立てで「これならできそう」と思わせてくれる構成が魅力。
特に役立ったのは、画像生成などに特化した「GPTs」の存在と活用法。普通のChatGPTと会話するだけでも十分にすごいのだけど、この本では、特定の目的に特化したGPT(画像生成に強いDALL·Eなど)を選んで使えることが紹介されていて、まさに目からウロコだった。
今までは「こう -
Posted by ブクログ
分かりやすくはあるけれど、結局「そういうものと思ってください」というのが多くて消化不良。
・重ね合わせ(0と1の両方を表せること)ともつれ(初めが1だったら次も1にすることができる)が結局なぜ計算の効率化になるのかが腑に落ちなかったし、量子コンピューターで計算した答えが毎回違うということに混乱した…。
・最後の計算してみようのところで、4つの計算が一度でできるというのはわかったけれど、回転させるHは毎回裏か表か分からないなら、出てきた答えがどの組み合わせによるものかわからないのでは????
とはいえ、量子コンピューターの歴史とこれから期待されることは分かった。
AIと組み合わせて爆速でAI