霜山徳爾のレビュー一覧

  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

    Posted by ブクログ

    「人生から何を我々はまだ期待できるかが問題なのではなくて、むしろ人生が何をわれわれから期待しているかが問題なのである。」P183

    一生忘れないであろう言葉。
    これをブログで引用した同期はエグいな。
    「苦悩への勇気」って言葉も響く。


    「この各個人が持っている、他人によってとりかえられ得ないという性質、かけがえないということは、ーー意識されればーー人間が彼の生活や生き続けることにおいて担っている責任の大きさを明らかにするものなのである。」P186

    愛とか家族とか仕事とかのことらしいが、愛も仕事も無いやつは人生に対して責任ないってことになるのだろうか。かけがえのない個人性を持っていない奴に希

    0
    2026年03月19日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

    Posted by ブクログ

    アウシュビッツと聞くとガス室のイメージが強いが、強制重労働という形で生き延びた人の事は初めて知った。人としてじゃなく番号、ただの有機体としか扱われない環境の中で未来に希望を持って生き続ける精神に感銘した。ここまで苦しい生活はこれまでの人生も願わくばこの先もないが、自分の生活に落とし込める思想はたくさんあった。苦悩は、それを明晰解明に表象した時、苦悩であることをやめる。生きることの「なぜ」がわかるものは、どんな「どのように」にも耐える。

    0
    2026年02月07日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

    Posted by ブクログ

    いつか読もう…いつか読まねばと思っていた。

    ユダヤ人精神科医でアウシュヴィッツなどの強制収容所を体験したフランクル。その体験を、学者としての冷静な視線で記録している。
    強制労働、チフスの蔓延、収容所の移動、そして解放から愛する家族の喪失を知るまでを、感情に走ることなく綴る。
    収容者だけでなく、ナチス側の心理やナチスに重用された囚人たちについても、精神医学的解釈を述べる。
    決して過去の事例として見過ごしてはならない。

    70年近く版を重ねている。訳文に多少古めかしい表現があるけれど、絶版にしない みすず書房に感謝したい。

    0
    2025年08月26日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

    Posted by ブクログ

    いつか読まねばならないと思っていたが、なかなか手に取ることを躊躇していた一冊。ついに読み切った。1ページめくるたびに、気が滅入る本であった。
    我々と同じ人間が、これほどまで酷い狂気といえる悲劇と地獄を引き起こしたことを、忘れてはならない。

    0
    2025年08月18日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

    Posted by ブクログ

    クラシック音楽を堪能した翌日、何百人ものユダヤ人を無表情のままガス室に送る強制収容所所長という「ダスマン」(ハイデガー)が居る一方、文字通り全てを失って尚、人間性を失わない人々が居る。
    人間とはどこまで邪悪で、どこまで素晴らしいのか。
    衝撃無しには読めない。

    0
    2025年07月19日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

    Posted by ブクログ

    かくも人間は残酷になりうるのか、その中でどのように内的に保っていられるのか?
    ハイデガーの実存主義にふれて、この本を読んでみたくなり手に取った。
    哲学と心理学、全てはつながっている。

    0
    2025年04月27日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

    Posted by ブクログ

    年始から読み始めましたが、解説の途中で断念。
    私には、今読む本ではなかったようです。
    私は途中で本を断念することはほとんどありません。それでも今はやめておこうと思います。
    一度仕切り直して、時がきたら、読める勇気が出たら、必ず読みたいと思います。

    0
    2026年01月03日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

    Posted by ブクログ

    細君の愛読書というフレーズから読みたくなり、久しぶりに再読しました。学生の時に読んだ印象と歳を重ねてから読んでみると違いますね。
    唯の残虐さで心が痛いと思うばかりでなく、こんな状況下でも生きる希望や愛する人への思い様々な目的を持つ事で自分自身を崩壊させない事が大事なんだと思い知らされました。

    0
    2025年01月24日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この世には2つの種族の人間しかいない。「まともな人間」か「まともではない人間」か

    この本を読んで寝たとき、自分が酷い目にあう夢を見た。
    夢でさえ叫びたくなるほど辛く苦しかったのに、実際にアウシュビッツに幽閉された人々はどのくらいの苦痛を強制されたのだろうか。

    人間が人間であることを放棄する瞬間、窮地で縋るもの、未来を見据えることの大切さ、
    それらが実際に収容されていた心理学者の視点から語られる、大切な本。

    0
    2025年01月07日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

    Posted by ブクログ

    再読は不可 初めの70ページほどは2段組みの細かい文字で始まる、読むことを更にハードルを上げる装丁。
    そこでは、ナチス収容所での事実が淡々と書かれ、さらに憂鬱になる。
    ここまで人は残酷になれるのか、
    人でなく別のものとして認識するから、こんな看守とかが出てくるのか、と思ったりする。

    本編が始まると、フランクルの経験に基づく一人称になる。
    文字は大きいが、こっちになるとさらに読むのが大変になった。
    人としての尊厳を認められない状態であろうが、望む未来を捨てない自由ゆえに、最後まで生き延びた。とあるものの、妻子はとっくに死んでおり、求める未来は叶えられないだろうと知りつつ、心強く持つところ、自分

    0
    2026年01月10日