ジェフリー・ムーアのレビュー一覧
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本書内にも記載があったが、いままでの著者の「キャズム」などに比べて、実用的というか、手引書感が強く出ている。そういう意味で有用な一冊だと思われ。イノベーションのジレンマ的な状況から脱し、破壊的イノベーションで勝つ(もしくは破壊的イノベーションから守る)ために組織や事業をどう管理・運営するか、MicrosoftやSalesforceのケースを実例として(そしていくつかの反面教師事例も企業名をあげて)紹介されている。
破壊的なイノベーションによる組織のトランスフォームを早期短期に実現するには集中が肝要だし、そのためにリソースをどう振り向けるか、など、学ぶところは多かった。 -
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ネタバレ情報処理試験の頻出ワード・「キャズム理論」。
でも、情報処理試験以外で見たことがない!と言う人も多いのではないでしょうか。
かくいう私も、キャズム理論を知ったきっかけは情報処理試験でしたが、
ひょんなことから「原書を読んで、ちゃんと知ってみよう」と思い、手にとりました。
試験で表層をかじってただけなのがもったいなかったと思うくらい、おもしろくて、いろんな意味でためになる本でした。
マーケティングやIT戦略・経営戦略を今やってるよという人や、
将来的にやっていきたいと思っている人にはとてもオススメです。
<以下、すごく簡単に内容をまとめ>
「キャズム理論」は「イノベーター理論」と混同さ -
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この本の旧版に当たる『キャズム』はもうずいぶんと前に読んだ。本書『キャズム2』は、そのエッセンスは変えずに、取り上げる企業を最新の事例に変えたものになっている。確かにSalesforce.com、VMWare、Aruba Network、Box、などが新しい成功企業が事例として取り上げられていて、興味を持って読みやすい。また、キャズム理論とは関係なくマジョリティを得た例としてAppleのiPadやFacebook、YouTubeにも言及がある。失敗事例としてもMySpaceやセグウェイの名前が引かれている。
本書の内容だが、著者が20年以上前に提唱したキャズム理論によるターゲットの分類 (イ -
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前作が出て以来、「キャズム」という言葉は一気に定着した感じがするが、あの時どれだけの人がこの本の第一版を読んだのだろう。自分も多分その一人で、表紙は覚えていて、続編のトルネードは読んだ記憶はあるのだが・・・。前作を、現代流に改訂したとのこと。確かに、3Dプリンタを題材にしていたり、FBが出て来たり、前作の際にはなかった事例に書き換えられている。ハイテクBtoB企業がいかに「キャズム」を超えるかについて説く。全くその通りだと思い、今、自分に降りかかっている案件を思い浮かべる。具体的な行動指針まで示している本書は、このITベンチャーが多い昨今、BtoB企業の人、これからメジャーになろうというブラン
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ネタバレIT営業として比較的未開拓な市場を攻めている自分にとって、大変学びが多かった。
以下、実践したい事とメモ。
◎実践したい事
・コア人事/ 事業継承をテーマとしたイベント企画や製品訴求(ニッチマーケティング)を行う
→MMは、実利主義者と保守派が多くを占めていると予測される
→Marketing主催の大規模イベントやAI訴求がクリティカルに刺さらない可能性がある
・顧客内でビジョナリー、実利主義者、保守派かを見極め、それぞれにアプローチする
→ビジョナリー : タレマネ機能の連携やAI
→実利主義者 : 同業界内の事例や弊社のマーケット支持率
→保守派 : 各社の人事課題に対する弊社の利点( -
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BtoBでビジネスをしている方
自社商品がテクノロジーを活用して、消費者にとって身近な商品でない方におすすめのマーケティング本!
freeeの創業者佐々木さんもキャズム理論を読み、クラウド会計freeeのマーケティングに応用させたという記事を拝見し、読んでみました。
キャズム理論はハイテク商品だけでなく、消費者にも身近なローテク商品にも使われています。
しかし本書は"ハイテク商品"+"BtoBビジネス"に特化して解説しており、一般的なマーケティングでは取り扱わない内容だったため新鮮に感じました。
ビジネスの7割はBtoBと言われています。市場規模 -
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ネタバレキャズムの著者ジェフリー・ムーアの本。
既存ビジネスと新規ビジネスを同時に経営管理していく上での指南書。
新規のためのゾーン攻撃。
既存のためのゾーン防御。
併せてゾーンマネジメント。
4つのゾーン。軸は破壊的イノベーション・持続的イノベーション、収益パフォーマンス・支援型投資で、パフォーマンスゾーン・トランスフォーメーションゾーン・インキュベーションゾーン、プロダクティビティゾーン。
パフォーマンスゾーン 既存事業ライン 収益源と収益チャネルによるマトリックス
プロダクティビティゾーン 生産性向上スタッフ部門
インキュベーションゾーン 新規事業ベンチャーのように独立した事業ユニット
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