山口晃のレビュー一覧
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山口晃さんを知ったのは、藤森照信さんとの共著、「日本建築集中講座」。その後、「すずしろ日記」の1巻、2巻は読んでいる。
最近では山種美術館で東京の俯瞰図を拝見した。御舟の名樹散椿や土牛の鳴門に人が寄るのとは意味が違うけど、皆が部分に奇妙な細密な絵に見入っていた。
地元の本屋の家庭の本コーナーに置いてあったので、購入。
すずしろ日記で、ガハクのカミさんの存在は知ってはいるんだけど、帯にネタにされ続けて20年とある。そんなに続いているの?
主体は奥様の文なのだけど、ガハクのサラッと描いたカットと一体となってご夫婦の食生活が伝わってくる。その意味では藤森先生との本に似た印象。
深夜まで制作に根を詰めるガハクの日常が伝わってくる。善光寺に泊まり込み、絵の完成に精を出すガハクを助けに向かう奥様。コロナ渦のホテル住まいで、美味しいお弁当を探したりと奮闘する。
ヴェネツィアのご飯巡り、お蕎麦が食べたいと騒ぐガハク、バレンシアオレンジの話など話題は豊富。
年末の大掃除の後の地元のフレンチレストランが一番良かったかな。こういうお店のことってずっと忘れないんだよな。 -
Posted by ブクログ
東京国立博物館知ってる?
もちろん!知らなかったらモグリでしょ!特に私なんか博物館フェチを自認しているんですよ。
‥‥ごめんなさい。
知りませんでした。知らないどころか、博物館の1/3も歩いていない。
よーく考えたら、本館と平成館しか行っていない。考古遺物見ただけで、お腹いっぱいになったことを思い出した。
そういえば、時には半日ほど滞在していたこともあったけど、プロローグの山口晃さんのように気持ちいいソファーで2回3回となくうたた寝していたことを思い出した。
本館裏手には茶室あり。
東洋館もまだ行っていないし、
最も見所ある表慶館の日本最古の噂のある空調施設やらも。建築専門家の藤森照信さんたちは、なんと開かずの間である階上を探検する。2階から上、さらにはドームの裏側まで。そしたら明治の宮廷建築の真髄に触れることになる。なにしろね、屋根裏は木組の杉板は当然かも知れないけど全部手で挽いている。漆喰壁には藁を使わず、良質の麻を使っている。(←完全に目に見えない所に高級品を使う。明治国家の威信をかけた建築だったことがわかる)鉄骨も既に使っている(←今だにオレンジ色が鮮やか!英国ドーマン・ロング社の刻印←わざわざ外国に発注したのか!)‥‥等々ビックリするような事を書いてる。ゴメン、つい興奮しました。行ってもそこまで入れないのにね。
平成館前の池の辺りに、昔むかし森鴎外が総長を務めた頃の執務室があったそう。その前で娘や息子が遊んだりしていたのか。
法隆寺宝物館、黒田記念館、九条館、応挙館など、どうして行かなかったのか!答えは簡単。時間がなかったから。うたた寝はしていたけど‥‥。
今度行くことがあったら、必ず本書を携帯したい。
b-matatabiさんの紹介。ありがとうございました♪ -
Posted by ブクログ
建築家・藤森照信&画家・山口晃による東京国立博物館探検記。
建築家と画家の視点で、トーハクを探検する。
表から裏側まで・・・それこそ屋根裏や館長室、修復の現場と、
入れない場所にも潜入。
その多数の画像と山口画伯の絵が、トーハクの魅力を誘う。
トーハク、好きです!
年に何回か、庭を散策して、国宝館と総合文化展を楽しみます。
なので、この二人の視点での探検は新たな発見が多く、
次に行くときの参考にしようと思いましたよ。
表慶館入口の階段の石とか、本館入口ホール正面の時計とか。
茶室は入る機会がないので、茶の湯「鑑賞」探検は嬉しい内容。
そして、楽しそうな両人の姿とユルさ、ぽわんとした画伯の絵!
次は、藤森館長の江戸東京博物館を探検して欲しいです(#^.^#) -
Posted by ブクログ
日本最古の博物館である東京国立博物館を建築家の藤森照信と絵師の山口晃が博物館の「魅力を徹底解剖」とあるように、いろいろな姿が見られるのが今回の本だ。
美術編、建築編、舞台裏編の3点から東京国立博物館を紹介している。美術編で気になったのは、家形埴輪で、「世界の美術史を見渡しても、こんなに古く、家屋を模したものが立体的に造られたことはない」という感想を藤森が述べている。よく今の時代まで残っているなあと思った。
建築編では、「日本の伝統を表した実験場、東博」というように、初代本館は、なぜかイスラム様式で、表慶館はフランス式で、関東大震災後に建てられた二代目の本館は、和洋折衷といった具合にいろいろな形式を織り交ぜている。
舞台裏では、まずお目にかかることのない博物館の裏側を垣間見ることが出来る。
上野で何か展示があるときについでに寄ってみたくなったなあ。