山口晃のレビュー一覧

  • 趣都

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    『山口晃 前に下がる下を仰ぐ』の解説書のように始まり、ガハクの作品を読み解く『ヘンな日本美術史』のようでもあり。
    アートの楽しさが増える。
    残念なのはカラー は135頁中最初の5頁だけ。

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    2025年10月11日
  • 趣都

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    ずーと見てられる漫画
    なんか変だけど面白い
    デパートの部分カラーにして欲しかった
    夏目漱石っぽい人(本人?)、一休さんみたいな子が出てくる
    奥さん無口なの好みなのかな
    ポチ探すの楽しい(出てこない;;)

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    2025年10月01日
  • 藤森照信×山口 晃 探検! 東京国立博物館

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    東京国立博物館知ってる?
    もちろん!知らなかったらモグリでしょ!特に私なんか博物館フェチを自認しているんですよ。

    ‥‥ごめんなさい。
    知りませんでした。知らないどころか、博物館の1/3も歩いていない。
    よーく考えたら、本館と平成館しか行っていない。考古遺物見ただけで、お腹いっぱいになったことを思い出した。
    そういえば、時には半日ほど滞在していたこともあったけど、プロローグの山口晃さんのように気持ちいいソファーで2回3回となくうたた寝していたことを思い出した。
    本館裏手には茶室あり。
    東洋館もまだ行っていないし、
    最も見所ある表慶館の日本最古の噂のある空調施設やらも。建築専門家の藤森照信さんたちは、なんと開かずの間である階上を探検する。2階から上、さらにはドームの裏側まで。そしたら明治の宮廷建築の真髄に触れることになる。なにしろね、屋根裏は木組の杉板は当然かも知れないけど全部手で挽いている。漆喰壁には藁を使わず、良質の麻を使っている。(←完全に目に見えない所に高級品を使う。明治国家の威信をかけた建築だったことがわかる)鉄骨も既に使っている(←今だにオレンジ色が鮮やか!英国ドーマン・ロング社の刻印←わざわざ外国に発注したのか!)‥‥等々ビックリするような事を書いてる。ゴメン、つい興奮しました。行ってもそこまで入れないのにね。
    平成館前の池の辺りに、昔むかし森鴎外が総長を務めた頃の執務室があったそう。その前で娘や息子が遊んだりしていたのか。
    法隆寺宝物館、黒田記念館、九条館、応挙館など、どうして行かなかったのか!答えは簡単。時間がなかったから。うたた寝はしていたけど‥‥。

    今度行くことがあったら、必ず本書を携帯したい。
    b-matatabiさんの紹介。ありがとうございました♪

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    2022年12月21日
  • 藤森照信×山口 晃 探検! 東京国立博物館

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    国立博物館はいつも企画展の時ばかり行ってしまうし、一つの建物だけで体力使いきっちゃうので、なんでもない時にも行ってみたいな。博識の方と行けたら、こんなに楽しいんだ!と思ったよ~

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    2022年12月05日
  • 藤森照信×山口 晃 探検! 東京国立博物館

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    <目次>
    第1章  美術編
    第2章  建築編
    第3章  舞台裏編

    <内容>
    新刊かと思ったら2018年刊でした。建築家の藤森先生と画家の山口晃さんのコラボ。東博の裏側に迫ります。殊に裏庭にある茶室のところが面白かった。茶室の作りの意図や亭主の視点からの茶室の見え方は、なかなかないものでした。館長室なども普通は知らないので。興味津々。

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    2022年09月26日
  • 藤森照信×山口 晃 探検! 東京国立博物館

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    タイトルに「探検!」とあるように、東京国立博物館の普段目にできない収蔵品、茶室、建物、舞台裏などを紹介した本。
    建築史家・藤森照信先生と画家・山口晃画伯の語り口や掛け合いがとても軽妙で面白い。
    建築の話が半分くらいの割合で、藤森先生の解説がかなり詳しく、また山口画伯のイラストでわかりやすく説明されていて勉強になる。
    テキストの量はそれほど多くなく、写真やイラストをふんだんに、そしてうまく組み合わせてあり、とても楽しい本に仕上がっている。

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    2021年04月22日
  • 藤森照信×山口 晃 探検! 東京国立博物館

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    何がgo toキャンペーンやねん!という想いを封じ込めながら読む。

    暫く東京も訪れることは無いだろう。だからこそ、脳内旅行へ誘われる本を求めるのかもしれない。

    山口氏の精緻なイラストと、脱力系のイラスト、そして藤森氏のざっくばらんなコメントが読んでいて楽しい。いつの日か訪れる日を夢見て!

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    2020年07月28日
  • 藤森照信×山口 晃 探検! 東京国立博物館

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    建築家・藤森照信&画家・山口晃による東京国立博物館探検記。
    建築家と画家の視点で、トーハクを探検する。
    表から裏側まで・・・それこそ屋根裏や館長室、修復の現場と、
    入れない場所にも潜入。
    その多数の画像と山口画伯の絵が、トーハクの魅力を誘う。
    トーハク、好きです!
    年に何回か、庭を散策して、国宝館と総合文化展を楽しみます。
    なので、この二人の視点での探検は新たな発見が多く、
    次に行くときの参考にしようと思いましたよ。
    表慶館入口の階段の石とか、本館入口ホール正面の時計とか。
    茶室は入る機会がないので、茶の湯「鑑賞」探検は嬉しい内容。
    そして、楽しそうな両人の姿とユルさ、ぽわんとした画伯の絵!
    次は、藤森館長の江戸東京博物館を探検して欲しいです(#^.^#)

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    2018年10月30日
  • 藤森照信×山口 晃 探検! 東京国立博物館

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     日本最古の博物館である東京国立博物館を建築家の藤森照信と絵師の山口晃が博物館の「魅力を徹底解剖」とあるように、いろいろな姿が見られるのが今回の本だ。

     美術編、建築編、舞台裏編の3点から東京国立博物館を紹介している。美術編で気になったのは、家形埴輪で、「世界の美術史を見渡しても、こんなに古く、家屋を模したものが立体的に造られたことはない」という感想を藤森が述べている。よく今の時代まで残っているなあと思った。

     建築編では、「日本の伝統を表した実験場、東博」というように、初代本館は、なぜかイスラム様式で、表慶館はフランス式で、関東大震災後に建てられた二代目の本館は、和洋折衷といった具合にいろいろな形式を織り交ぜている。

     舞台裏では、まずお目にかかることのない博物館の裏側を垣間見ることが出来る。

     上野で何か展示があるときについでに寄ってみたくなったなあ。

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    2016年03月22日
  • 藤森照信×山口 晃 探検! 東京国立博物館

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    あの建築探偵藤森先生とあの稀代の絵師山口画伯による「トーハク」こと東京国立博物館のレポート&ガイドとくれば面白くない筈はない、と購入しました。
    内容は、博物館本体や茶室といった建物や、建物絡みの収蔵品―茶室とセットで寄付された茶道具や家型埴輪など―の紹介が中心です。学芸員ほか東博を支える裏方の皆様のお姿にもしっかり言及されています。
    数々の名品を収蔵する東博はどこか畏れ多い場所ではありますが、先生と画伯の細やかで鋭い観察力を発揮しつつどこか緩やかでとぼけた語り口の効果で、終始肩肘張らずに読むことができました。
    最も印象に残ったのは、茶室「転合庵」のレポートでの「(茶室の)点前座はコックピット」という画伯の発言です。大名茶人・小堀遠州が建てたこの茶室は身分の高いお客を迎え入れることを前提に茶人とお客の空間に隔てを設けていますが、その一方で茶人は点前座に座ることにより、
    「この茶室を操縦して仕切るのはこの自分である」
    といった感覚を有することが許されるという観点は面白いと感じました。

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    2016年02月16日
  • 藤森照信×山口 晃 探検! 東京国立博物館

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    お二人の『日本建築集中講義』の番外編といった趣がある。
    そういえば、本館入口の大階段で”グリコ”をやって遊んだことがあったなぁ(^^ゞ

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    2015年11月21日
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

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    自分が見たことのある建築はその時のことを思い出しながら、二人の会話を読んでいました。建築によっては先生方の注目している所をみ損ねていたり、また建築を見るという経験値にもよるものだともおもうので自分と比較しながら大変おもしろく拝読しました。

    書院造りと数奇屋とのちがいなどはなるほどなと思いました。

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    2015年10月31日
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

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     独断の建築家を、博識な画家が受ける、交す。
     山口晃の作品、大和絵の様な分野に、こういった交流が生きていくんだろう。
     読んでいて、両先生のキャラクターが立ち出す。確かに、ボケとツッコミの漫才だ。

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    2015年05月23日
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

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    淡交会の雑誌「なごみ」に連載されたものをとりまとめたものです。法隆寺、待庵、旧閑谷学校、松本城など、個人的に関心のある建築物が取り上げられていて面白かったです。

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    2015年02月08日
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

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    先生のメモ書き、字が個性的過ぎてほぼ読めず。
    画伯の漫画は、絶妙で相変わらず面白い。
    お二人のやりとりだけでなく、なごみ編集者の方の食事処選定や行き当たりばったり感も興味深い。

    行ってみたいところ満載。
    あ、でも案内人が重要なんだっけか。

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    2014年12月04日
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

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    建築史家・建築家の藤森照信と画家山口晃の日本建築探訪記。
    ■法隆寺
    他の寺に比べ、回廊の効果がはっきりしている。
    大小の建物を散らして配置し、それを回廊で一つの空間にまとめている。完璧なプロポーション。丹下健三が影響を受けた。
    ■日吉大社(比叡山)
    全国の日吉・日枝・山王神社の総本宮。水を感じさせる神社。建築よりも石橋(重要文化寺)が有名。
    石・水・建物・草木等、テクスチャーの宝庫。
    ■旧岩崎家住宅
    建築家が手がけた日本最古の洋館住宅。ビリヤード場、洋館、和館を雁行して配置。日本の茶室の影響を受けている?イギリス様式でありながら、イスラム、コロニアル、スイスの山小屋風のテイストを盛り込んでいる。
    見学者の少ない和館が実はレベルの高い建築。講談社の野間家が残した目白の焦雨園に匹敵。
    ■投入堂(島根)
    標高900mの断崖絶壁に建つ三徳山三佛寺投入堂は、千三百年続く修験道の霊場。仏教が伝来したことで、日本人ははじめて「死後の世界」を知る。修行によって仏になることもあれば、地獄へ堕ちることもある。インドから来た仏様が、山の神様(=自然信仰)の姿をとって現れたと解釈することで土着文化との融合をはかったことで修験道という概念が生まれる。
    ■聴竹居(大山崎)
    昭和初期、東京帝国大学卒業後、竹中工務店に入り、京都帝国大学に引き抜かれたエリート建築家、藤井厚二の居宅。欧米のモダニズムと日本の数寄屋デザインとのシアワセな関係を追究。江戸時代からの伝統的な木造住宅の基本である数寄屋造を「どう近代化するか」がテーマだった。
    学者としては、空気や熱の環境を科学的にとらえて建築に適用する「環境工学」を日本で最初に取り入れ、自然エネルギーを活かした先駆的な住居を完成させた。
    村野藤吾と同時代に生まれたが、49歳で早逝したこともあって、戦後二十年以上経ってからようやく評価されるようになった。吉村順三や堀口捨己ら一部のモダニズム建築家は深く影響を受けた。和風といっても数寄屋・茶室建築は、お妾さんや花柳界とつながっていたため、建築界ではタブーとされた。前川國男、坂倉準三、丹下健三ら、公共や時代を表現する建築の参考にしたのは、伊勢神宮や法隆寺といった荘厳な建築。
    ■待庵(大山崎)
    ルールを無視した造り方。臨戦態勢下にスピード感をもって即興的に建てられたバラック。
    茶室は、室町時代の九間「会所」(十八畳)→書院スタイル(八畳)→利休前(四畳半)→草庵茶室(二畳)=待庵と変革していく。「狭いこと、閉じていること」が大切で、1.8m四方の寸法は、レオナルド・ダ・ヴィンチのウィトルウィウス的人体図と同じ発想。
    ■修学院離宮(京都)
    江戸初期、御水尾天皇の造営。当時、徳川家康が禁中並びに公家諸法度を制定し、皇族の政治的実権を削いだため、平安王朝文化の復活を望み、州浜を備え、庭を舟で見る「浄土式庭園」を本離宮に再現した。
    現存する浄土式庭園は、平等院鳳凰堂、平泉の毛越寺と修学院離宮ぐらい。
    ■旧閑谷学校(岡山)
    江戸時代中期、農村地帯の商人や農民たちの教育のためにつくられた郷校。岡山の後楽園を造った津田永忠が建築。
    ■箱木千年家(神戸)
    現存最古とされる室町期の民家。
    縄文時代の竪穴式→箱木千年家
    弥生時代の高床式→寝殿造・書院造・茶室
    箱木は竪穴式と高床式の中間的位置づけ。
    ■角屋(京都)
    外側の美学と内側の美学が全く異なる建築。
    外観は格子が連なる普通の町家。入口からは長屋門、玄関に式台、屋内には武者窓と武家造りで、町人や公家はやらないスタイル。さらに、インテリアは西陣織や友禅染など布の美学で造られており、外観・屋内・インテリアの三つが全然関係していない。
    ■松本城(長野)
    木造建築なのに五層六階建て。
    「城」は、戦時の建築なので、正確さや合理性はあまり気にせず、勢いで造られたもの。織田信長の安土城が先駆け。構想の源は西欧の教会ではないかという説もある。「天守閣」=「天主堂」?
    ■三渓園(横浜)
    生糸貿易で財を成した原三渓が、数寄屋・茶室・仏塔・門など日本の古建築を移築し、市民に公開したテーマパーク。「東の桂離宮」。
    数寄屋は外(庭)を眺めるための建物。対して、茶室は利休やその弟子の段階では屋内への閉鎖性が基本。小堀遠州以降になると、だんだん外を見るようになる。それが屋敷になったものが数寄屋。
    ■西本願寺(京都)
    親鸞聖人を開祖とする、浄土真宗本願寺派の本山。
    現存日本最古の能舞台、豪華さの美学を追求した白書院・黒書院、薄くて軽い美学の飛雲閣、と日本建築のエッセンスが詰まった場所。

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    2014年09月18日
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

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    これはタイトルを変えたらどうかな。「日本建築漫遊記」とかどうでしょう。

    ほんとに真面目な「集中講義」かと思ってパスしてたのよ。東大名誉教授と天才絵師の組み合わせだもの。でもこのお二人、「路上観察学会」と「ヱセイ漫画」の方でもあるわけで、いやまったく面白い。こういう本って他にあるかしらん。

    山口画伯の絵については、もうあれこれ言う必要もないだろうけど、何とも味わい深く、実に楽しい。圧倒的な画力あってこその飄々とした筆遣いに魅了される。今更ながら「省略」の凄さに感嘆。ささっと描かれているのに、しっかり量感や奥行きがある。各章の扉となっている絵に特にそういう感じがあって、旧閑谷学校の回などすばらしい。ご自身をヒゲのオジサン風に描かれているが、実物は長身の男前。かっこいいなあ。

    そして藤森先生がこれまたケッサク。えらい先生なのに、どこへ行っても言いたいことを言い、すぐに寝っ転がり、団体行動ができない。山口画伯による似顔絵がその雰囲気をすごくよく伝えていると思う。でももちろん、お話は深い。教養と見識に裏打ちされた「講義」はもっともっと聴いていたくなる。今でも学生を連れてあちこち見学に行かれるそうだ。学生たちがうらやましくなる。

    ワハハ!と笑ったり、なるほど!と唸ったりする所があちこちにあるが、二箇所だけ抜粋。

    (訪れた「聴竹居」のあまりに完璧なしつらえに辟易して)
    藤森「あのさ、めちゃくちゃデッサンがうまくて有名な藝大の先生っていましたよね。合唱する女学生たちを描いた…」
    山口「小磯良平でしょうか」
    藤森「そう。もう、ヤだよねえ(笑)」
    山口(笑いながらうなずく山口さん)
    藤森「あまりに非の打ちどころがなくて、直しようのないものをつくれちゃう人がいるんだ」
    この後、藝大時代デッサンは上手だったかと尋ねられた山口さん、「人並み、でしょうか」と答えていた。とんでもなくうまい人っていうのがやっぱりいたけど(白黒写真で撮ったようなデッサンなんだって)、そういう人は絵を描かなくなってしまうんだそうだ。ふーん。

    (横浜の三渓園がお二人ともいたく気に入って)
    藤森「僕の構想段階にある建築に『車の茶室』っていうのがあるんです。(略)本物の車を茶室化して、街を走って好きな所でお茶を飲む。今まで自家用車でそれができればと思ってたけど、船形の聴秋閣を見てたら、バスでやれば、と思ったの。『建築が走ってる』ように見えるのが大事!デザインは和風にしないだろうけど、フロントガラスは障子でね」
    山口「しょ、障子ですか」
    藤森「フロントガラスの障子をあけて『さあ、出発!』ってなかなかいいでしょ?運転手は僕で、車掌は山口さん(笑)」
    藤森先生のご自宅であるタンポポハウス(屋根にタンポポが植えてある)や、茶室「高過庵」(名前通り木の上で揺れている)、「空飛ぶ泥舟」(ワイヤーで吊ってある)などを見ると、これがあながち冗談でもない所がすごいです。

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    2014年02月25日
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

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    意外と藤森さんの古建築評論はやってないのか

    対象の建築も
    待庵や投入堂みたいな定番以外に
    へえみたいなのがあってよかった

    行きたくなったのは
    法隆寺(回廊がよさそう)
    旧閑谷学校(床のつるつると暗さ)
    三渓園(初めて聞いた、横浜)
    西本願寺(絵がすごそう、見れるのか)

    山口画伯とのかけあいは
    いまひとつかなと思ったけど
    さいごの西本願寺で息ぴったり

    もうちょっと
    写真がほしいかな
    (コメントの部分が見たい)

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    2013年12月10日
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

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    ≪目次≫
    1  法隆寺
    2  日吉大社
    3  旧岩崎家住宅
    4  投入堂
    5  聴竹居
    6  待庵
    7  修学院離宮
    8  旧閑谷学校
    9  箱木千年家
    10 角屋
    11 松本城
    12 三渓園
    おまけ 西本願寺

    ≪内容≫
    ぼけとつっこみ…こっから始めちゃダメだった。日本の建築史について、詳しい藤森照信と奇才の日本画家山口晃のコラボ。ぼけの山口さんも実は高邁な知識をお持ちで、最初はその漫才についていけない感じだが、慣れるとお二人の講義を聞きながら、こうした建築物を鑑賞したくなるとても素晴らしい本です。
    特に待庵と角屋はいいですね…。

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    2013年09月12日
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

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    「ヘンは日本美術史」以来、気になるのが日本画家の山口晃。売れっ子だからとても本物は手が出ないし画集も高いのでちょっと買うのを躊躇ってしまうが、これはあの「トマソン」と赤瀬川邸を設計した建築士である藤森サンとの日本の代表的建築物を訪問する対談エッセイ集。似たような企画では、今年刊行された作家の万城目学と門井慶喜氏による「ぼくらの近代建築デラックス」があるが、流石にこのコンビだと法隆寺などの代表的日本建築物を見て廻るというもの。あれこれと建物に関する蘊蓄もあればオトボケ感想もあって楽しみながら建築を学べる内容。

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    2013年08月29日