山口晃のレビュー一覧
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画家・しわぶき先生と三吉くん、時々トシ子さんとが巡るのは、
過去・現在・未来が入り混じった摩訶不思議な都市の街。
ガハクが描く漫画は街歩きと建築で埋め尽くされたアート!
第一回 電柱でござる! 前編 第二回 電柱でござる! 後編
第三回 日本橋ラプソディ 前編
第三・一回 休載救済の回 第三・二回 愉快なロンドン
第四回 日本橋ラプソディ 中編
第五回 日本橋ラプソディ 後編その壱
第六回 日本橋ラプソディ 後編その弐
第七回 日本橋ラプソディ 後編その参
第八回 日本橋ラプソディ 後編その肆
第九回 下宿弥生館 第十回 乙な階段 前編
第十一回 乙な階段 中編 最終回 乙な階段 後編
・あとがき
歩む街の建物には、鳥瞰図に断面図。
時の概念を混乱させるような風景が街中を彩る。
語られるのは、電柱、日本橋と首都高の関係性、階段。
蘊蓄を交えながらも虚実までが交錯する、迷走の如く。
めっちゃ詰まった三越本店への建物愛の作画は圧巻!
更に、カバーを外せば現れる構想スケッチも楽しい。
恐ろしいまでの手描き絵で埋め尽くされた画面が、
何ともガハクらしいというか、その思考と何度も見られる
面白さまで詰まっているというか、たっぷり味わえました。
近所の書店では品切れ、某サイトでは中古が高額でしたが、
隣町の書店でやっと発見した安堵感。
電子書籍もあるけど、この紙の本はめくりながら
いろいろ発見するのが愉快だと感じました。 -
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赤瀬川原平さんが亡くなってから、しばらくこの世界から離れていたなあと思う。
世の中で一番好きな人だったからなあ。日常の空気を全く違ったワクワクするものに変えてくれる人でした。あ、この幸せの感じ、忘れないでいたい!と思ってもまた逃げていってしまうから、また新刊を読む。この繰り返しだった。だから赤瀬川さんがいなくなってしまったことの喪失感たるや並ではなかった。私だけではないと思う。多くのファンが同じようにガックリしたのでは。
でも、赤瀬川さんのお仲間たちは活動しておられるわけで、こうやって、藤森照信さんの東博の探検も楽しめるのだ。じわじわ嬉しく、楽しい読書だった。
東博に今すぐ行きたくなる。展示物より建築を見に空いてる時に行きたいな。
南伸坊さんや藤森さんの本もまた読んでみたいと思う。 -
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路上観察な建築家、藤森照信。奇才の画伯、山口晃。
日本各地の日本建築を探訪、対談。山口画伯のマンガが多数。
唯我独尊で暴走&暴言を披露する建築家と、
細部鑑賞は建物ならず人間観察(主に建築家)に焦点が当たる
ユルい四コマ漫画を描く画伯の建物探訪記といった内容です。
あぁ面白い&楽しい(^^♪
しかしながら、お二人の専門性と蘊蓄がこれでもかと発揮されて
いるところは素晴らしい。
光の当たり方、金箔の使い方、茶室の設え等、建物鑑賞の視点を
教えてくれたので、実際に訪れてみたくなりました。(集中講義だ!)
三渓園、法隆寺、また行ってみよう。箱木千年家も行きたいなぁ。 -
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平成の絵師、山口晃と、縄文建築家(?)藤森照信がコラボを組んで面白くないはずがない!
自分も行ったことがあるところ(松本城、三渓園、法隆寺など)もとりあげられていたけれど、そんな見方ができるのかとびっくり。
建築を鑑賞するというのはただ目で形を見るだけではないということに気づかされた。
特に山口さんの鑑賞スタイルはすごいと思った。
体との調和、開口部の開閉(による明るさの変化)による印象の変化、音や湿度、温度などの周囲の環境からの影響などなど、あらゆるものを関わらせ、動員させて味わっている。
さすが芸術家だなあ・・・。
藤森さんの建築史的解説も、もちろん面白かった。
冒頭の法隆寺の太柱は、ギリシャのエンタシスだという説は・・・全く立証されていないという話にはびっくり。
奇人、二笑亭渡辺金藏のこととか、お寺の、鐘楼のような形のあの独特な窓を華頭窓というとかといった、ちょっとした話もとても興味深い。
山口さんの図解・・・というか、漫画もふんだんにあって楽しい。 -
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山口さん家の食日記エッセイ。
文はカミさんの梅村由美。画はヒゲのガハクの山口晃。
食にまつわる日常と非日常のなんやかんやが満載!
・まえがき 山口 晃
17の食のエッセイ
・あとがき 梅村由美
仕事に追われるガハクとサポートするカミさん。
その日々の中でのそれぞれの食への追求の話が楽しい。
二人とも食いしん坊なんだなぁ~。
出張先のヴェネチア、ニューヨーク、バレンシアでの食。
そば、味噌汁、かき氷、チョコレート+ビスケットなど。
そしてコロナ禍での弁当の話。
あ~確かに弁当と惣菜探しは大変だったと、
思い返してしまいました。
忙事の後でのご褒美ごはんはワクワクしました。
読み易い文章に加えて、ガハクのイラストの描写が
なんともほっこりしているところも良かったです。 -
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山口晃さんを知ったのは、藤森照信さんとの共著、「日本建築集中講座」。その後、「すずしろ日記」の1巻、2巻は読んでいる。
最近では山種美術館で東京の俯瞰図を拝見した。御舟の名樹散椿や土牛の鳴門に人が寄るのとは意味が違うけど、皆が部分に奇妙な細密な絵に見入っていた。
地元の本屋の家庭の本コーナーに置いてあったので、購入。
すずしろ日記で、ガハクのカミさんの存在は知ってはいるんだけど、帯にネタにされ続けて20年とある。そんなに続いているの?
主体は奥様の文なのだけど、ガハクのサラッと描いたカットと一体となってご夫婦の食生活が伝わってくる。その意味では藤森先生との本に似た印象。
深夜まで制作に根を詰めるガハクの日常が伝わってくる。善光寺に泊まり込み、絵の完成に精を出すガハクを助けに向かう奥様。コロナ渦のホテル住まいで、美味しいお弁当を探したりと奮闘する。
ヴェネツィアのご飯巡り、お蕎麦が食べたいと騒ぐガハク、バレンシアオレンジの話など話題は豊富。
年末の大掃除の後の地元のフレンチレストランが一番良かったかな。こういうお店のことってずっと忘れないんだよな。
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