ロバート・ジェームズ・ウォラーのレビュー一覧

  • マディソン郡の橋

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    クリント・イーストウッドとメリル・ストリープ主演で映画化されている原作。1960年代のアイオワ州を舞台に、たった四日間だけ燃え上がった切なく感動的な恋物語。情景が思い浮かぶ細やかな描写と心の内を綴った美しい文章を読み終えて、人生における選択とは何だろうと深く考えさせられました。

    あらすじ:
    ナショナル・ジオグラフィック誌の写真家ロバート・キンケイドは、屋根付きの橋を撮影するため、アイオワ州マディソン郡を訪れます。そこで道に迷った彼は、フランチェスカ・ジョンソンというイタリア出身の主婦と偶然出会い、橋まで助手席に乗せて道案内をしてもらいます。彼女は、たまたま夫と子どもたちが州外の農業見本市に出

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    2025年05月16日
  • マディソン郡の橋

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    なんて美しい恋愛なんだろう
    たった4日間の短く深く一生の愛
    彼が彼女の名を刻んだペンダントを身につけていたシーンでぶぁぁぁぁと泣いた
    彼女が走り書きした1枚のメモが彼にとっての唯一彼女がこの世に存在した証であるなんて悲しすぎる
    亡くなってから灰になりやっと一緒になれた(号泣)

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    2023年06月07日
  • マディソン郡の橋

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    かなり映画で話題になっていたけれど、
    当時は全く興味がなく
    本を手にとった段階でも
    やっつけ仕事的に流し読みかなって。

    だけど全然違った。
    いわゆる不倫のお話なのに
    心の葛藤や精神論の部分が秀悦しているせいか、むしろ感動する覚えたほど。
    四日間で人はこんなにも変わっていけるものなのか。キンケイド自身の生き方が頑なすぎて涙がとまらなかった。

    映像でみたらどこまでこの世界観が再現出来ているのだろう。
    晩年に彼に友人ができたのは
    本当に良かったと思う。

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    2016年01月08日
  • マディソン郡の橋

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    最近、映画の「風と共に去りぬ」を鑑賞したばかりだったので、今作の主人公の一人・ロバート・キンケイドと、風と〜のスカーレット・オハラが、同じアイルランド系という偶然の一致が、何だかすごく嬉しかった作品ですo(^▽^)o←長い

    で、そんな同郷の2人なんだけど、一方は自分の生まれ育った土地を愛し、もう一方は風のように世界を放浪するっていう人物像の対比にすぐに気付けたのも、間を置かずに2つの名作に触れたからだよね〜と思えたのも嬉しかったのですo(^▽^)o←二回目

    ロボートが引用したナバホ族の詩に触れた時も、これまた最近DVDで見たウインド・トーカーズのキーとなるナバホ族を思い出して、o(^▽^)

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    2015年03月23日
  • マディソン郡の橋

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    若かりしころに感銘を受けた名作。
    いつでも懐かしくて甘酸っぱくてちょっびり悲し悔しな気持ちにさせてくれる一冊です。

    恋愛モノは苦手だけど、この本は何かを残してくれた、そんな気がする。

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    2013年01月08日
  • マディソン郡の橋

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    涙がとまらかった。田舎の風情がしばらくわすれられなかった。最後の方は通勤でこの読むのを辞めて、自宅で目を腫らせました。

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    2012年11月28日
  • マディソン郡の橋

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    ネタバレ

    中年の写真家と、家族を持つやはり中年の農場の主婦が出会い、恋に落ちる話。
    「彼氏彼女の事情」でチラっとでてきたので読んでみた。

    ストーリーはとっても陳腐。
    でも、読んでみるとなんともいえない気持ちになる。
    映画化するとおもしろくない、本ならではのよさを実感できるだろう。

    内容はとっても暖かい・・・情熱的であり、家族の愛もあり・・・
    人間の暖かさを感じたい人、純愛物を読みたい人、どうぞ。

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    2012年02月26日
  • マディソン郡の橋

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    あたたかい。

    責任、という表現がとても的確で、
    深い想いを共感できた。

    少し直接的すぎる訳もまた、良い。

    何に対しても、あまり強い愛情や想いを持てない私だけれど、

    出会えば、変わるだろうか。

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    2012年01月27日
  • マディソン郡の橋

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    時代の中で忠実に一生懸命生きた女性の姿が美しい物語。
    人は一つの道を選んで進み始めたら、それを進路変更することはむずかしいですよね。家族がいるのに恋を・・。しかも恋によって本当の自分を見つけてしまったフランチェスカは本当は彼と歩みたかった。でもそれが何を意味するか十分理解できているフランチェスカ。結果、家族に責任を果たす。その姿がその恋愛をより一層美しいものにしています。
    人妻でも恋をしたら、どちらの道を選ぶかは、やはりあなた次第でしょうけれど。美しい想い出、お相手を思いやる本当の愛!を選択しませんか。

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    2009年12月26日
  • マディソン郡の橋

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    ロバート・ジャームス・ウォラーの【マディソン郡の橋】を読んだ。

    1995年にクリント・イーストウッドとアニー・コーリーの共演で映画化され、大ヒットを記録した作

    品であるので、見た、または読んだ人も多いかもしれない。

    小説は全米で250万部を売り上げるという記録も作り出した大ヒット作である。

    生涯でたった4日間の愛の物語。だがその4日間が2人の人生において、かけがえのない4日間になる。

    不倫の話と言ってしまえばそれまでであるが、愛の形を問わぬとすれば、男が女を求める、または女が男

    を求めるという真理において、これほど切なくて魅力ある物語はないのではないだろうか。

    主人公のフランチェ

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    2009年10月04日
  • マディソン郡の橋

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    「大恋愛」なんて陳腐な言葉では片付けられない
    ロバード・キンケイドとフランチェスカの4日間の奇蹟。

    あー私の数少ないボキャブラリーでレビューは書けませんね。

    でもね、こんなことが実際にあったって知るだけで、
    地球の真反対にいる知らない人類に対しても愛おしさを覚えます。

    夢を見ているような体験を、長年自分の記憶に残すために、
    確実に存在していたと記すために、つないだ一通のメモと
    名前が刻まれたネックレス。

    地球規模から見た、体験と実感をつなぐために物質に頼る人間に、可愛らしさを感じます。

    映画化もされているけど、きっと映画で見たら幻滅するだろうなぁ。

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    2015年11月12日
  • マディソン郡の橋

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    アイオワで出会った主婦フランチェスカと写真家ロバートの4日間。
    不倫の話ではあるんだけど、美しいなと感じた。

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    2025年05月24日
  • マディソン郡の橋

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    一言でいえばとアメリカの片田舎に住む女性の4日間の不倫の思い出なんだけど、官能的でも切ないでも感動的でも扇情的でもない、なんていうのかな、ただ感情の燃え上がる夜明けの陽の光のような美しさという印象。母親が読んでただか感動したと聞いて読んでみたんだけど、その親と同じくらいの年齢で読んで正解だなと思った。

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    2024年07月26日
  • マディソン郡の橋

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    様々な見方があるだろう。不倫の正当化ともいえる。純愛ともいえる。キンケイドという男の魅力でなりたつ少女漫画のようなものともいえる。
    ここでは、どこにも所属しない者のさ迷い混んだ物語として、カフカの「城」のように読むことが一番文学的には面白いと指摘したい。ただ、女を我が物にしたいというところに落ち込むのは弱さというべきではないかと思う。

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    2020年12月12日
  • マディソン郡の橋

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    最後のカーボーイ、ロバートと、アイオワの農場に住むイタリア出身のフランチェスカ。対極の人生を歩む二人が、マディソン郡の橋を介して出会います。

    まるで足りないピースを探し当てたかのように、二つの魂が一瞬にして一心同体となり、死が訪れるまで紐帯に結び付けられます。二人はまさにベターハーフだったのでしょう。

    「長いあいだ、私はあなたに向かって、あなたは私に向かって歩いてきたのです」
    出会うことの必然性を、ロバートがこうフランチェスカに言います。

    自分の魂の片割れに出会うのは、自身のことを良く知ってからかもしれませんね。その時こそ、希求するものが良く見えるのではないでしょうか。

    この小説は、1

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    2019年02月06日
  • マディソン郡の橋

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    何が良いかと問われたら、即答できませんと即答してしまうような本。読んでいて、おもしろいなーとは思うのだが、その正体が全く分からない。不思議な作品。恋に落ちた熟年同士の初々しい仕草と駆け引きのギャップが良かったのか?はたまたローズマンブリッジを始め、情景描写が美しく端的だったことに惹かれたのだろうか?キンケイドの猪突猛進、自由奔放な性格が、実に人間くさい。フランチェスカの一途のような一途でないような矛盾だって、人間くさくて好きだ。多分、キレイな不倫の物語に類する。世俗的なんだと思う。

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    2016年05月17日
  • マディソン郡の橋

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     否定されるべきテーマ「不倫」を悲劇にすることで肯定的に描く。3人が死んで、ようやく思いが遂げられるという構図に読者はほっとする。生きているうちにこの思いを遂げてしまったら、読者は決して共感しないということをよく理解している。
    特殊なhappy endとして原作者の腕を感じるし、訳者の醸し出す空気も心地よい。
     10代で初めて泣いた映画の原作をこの歳でようやく読んだ。やっぱりあの頃とは感想が違うなぁ。

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    2012年09月23日
  • マディソン郡の橋

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    まとまってきちんと完成された文章だとは思った。一つ一つのエピソードもうまく繋がっていてきちんと完結しているけど、あまり心に響かなかった。わたしがまだ若く経験が少ないせいもあるかも知れない。歳をとってから読んだらまた違う印象になるかも知れない。

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    2011年08月17日
  • マディソン郡の橋

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    相手を信じて待つことはとてもつらい。

    相手がぜったいに来る保証はないから。



    でも、約束は未来だと思う。

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    2009年10月04日
  • マディソン郡の橋

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    大人の男女の静かで激しい思いに満ちた恋愛小説。ラストはやっぱり泣いてしまいました。

     1993年

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    2009年10月04日