ロバート・ジェームズ・ウォラーのレビュー一覧

  • マディソン郡の橋

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    中学時代に仲のよかった先生が転勤するときに私にくれた一冊。
    短い間でも運命的な出会いって、運命的な恋ってあるんだと思わせてくれた。
    現実にあったかもしれない、なかったかもしれない、そういうギリギリのラインの淡々とした文章が更に話を引き立ててくれている。

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    2009年10月04日
  • マディソン郡の橋

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    意外とメロドラマだったんだなと思いきや、恋人たちがどうも宇宙や異次元にかけて愛を語りがちなのが特徴的で、いっそなにかのスペースオペラのこぼれ話として読んでみると興味深かった。

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    2019年02月24日
  • マディソン郡の橋

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    この小説が、繊細で素敵な恋愛小説だと感じるかどうか、何を大切に生きていきたいかにも繋がる分かれ目だと思う。

    どちらかというと、私自身はこの小説を心から受け入れて楽しむ感受性は持ち合わせていないと思った。

    ただ、ロバートキンケイドのような人って、いる。本当に。それに途中まで身を委ねたフランチェスカのやり方と、子供に理解して欲しいと望むことが身勝手だと感じるのは私だけかしら。

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    2016年11月13日
  • マディソン郡の橋

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    綺麗な話だったし、訳文も美しかったし、きっと原文も美しいに違いないと思うのだけれど、全く響かなかったのは、きっと私に原因があるのでしょうね。きっとそうなんでしょうね。すみませんね。

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    2014年04月28日
  • マディソン郡の橋

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    ネタバレ

    「運命の出会い」の存在を主題としたいくつかの愛のひとつを描いた小説。「顔や体がきれいなのはすてきなことだ。けれども、彼にとってほんとうに重要なのは、むしろ人生を生きてきたことからくる知性や情熱、繊細な心の動きに感動したり感動させたりできる能力だった。」「この曖昧な世界では、これほど確信のもてることは一度しか起こらない。たとえ何度生まれ変わったとしても、こんなことは二度と起こらないだろう」という言葉が印象的でした。ソウルメイトのように男女には運命が存在し、それは生まれる前から決まっている・・・のだろうか。

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    2013年08月24日
  • マディソン郡の橋

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    こういう恋愛モノは久し振り。
    映画としてあったことは知っていたけれど、世界的にベストセラーになっていたとは。

    面白く読めた。
    こういう小説を書くのって、男性らしい気がする。

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    2013年04月15日
  • マディソン郡の橋

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    ネタバレ

    たった一度の出会いを丁寧に綴った作品。
    社会での役割と責任に捕らわれ馴らされる人と、束縛を逃れ群れを嫌う人。
    愛に落ちた二人のどちらもが大人の常識に従って判断した結果、そこに居るべき人が居ないまま、人生を過ごすことになった悲しい物語。
    形は変わっても現実にはよくある話だから、そんな状況とも付き合いながら生きていかなくちゃね。
    というシンプルなストーリーを、見事なラブ・ロマンスに昇華させた小説。

    重要な小道具としてNikon Fが登場する。
    作者自身も写真が趣味らしく、表紙の写真は作者の撮影だそうだ。
    それが関係しているのかどうか、一冊の写真集を見せられたような読後感でした。
    Nikonで撮ら

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    2012年01月01日
  • マディソン郡の橋

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    ノンフィクションのラブストーリーだった。

    これほど静かで、しかし狂おしく燃えたぎるような恋愛が

    あるなんて・・・・それも40代、50代の話である。


    きっと魂の伴侶なんだろう。

    そのような自分の”片割れ”に出会える確率はどのくらいなのだろうか。


    彼についていかなかったフランチェスカの愛はまさに本物である。

    賢明であり、哀しい判断。

    しかしそれがよりこの愛を美しく見せているのだろう。

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    2010年06月08日
  • マディソン郡の橋

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    12「あらゆるものが組織に組み込まれていくこの世界にあって、いまや自分は時代遅れになりつつある特異な男性的動物の一種」

    14「日に日に無神経になっていくこの世界で、わたしたちは瘡蓋だらけの感受性の殻に閉じこもって暮らしている。どこまでが大いなる情熱で、どこからつまらない感傷がはじまるのか・・・わたしたちは大恋愛であるかもしれないものをせせら笑い、純粋な深い感情に感傷のレッテルを貼ってしまいがちだ。」

    61 私もフランチェスカ。人々は温かく、自然に恵まれた田舎。でも、生活のこと、他人の噂しか耳にしない。芸術がない。それがつらい。こんな考えを持つ私は‘やわ’なのかしら?その営みに軽い反発を覚え

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    2009年10月04日
  • マディソン郡の橋

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    中年のせんこう花火。
    恋ってのは年取ってもできるもんやね。
    できりゃ、心のつながりだけにしてもらいたかったな。

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    2009年10月04日