ロバート・K・グリーンリーフのレビュー一覧

  • サーバントリーダーシップ

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    ”著者が使命感をもって広めようとした「サーバントリーダーシップ」の論文集(マズローの『完全なる経営』のようなテイスト)。この時期に出会えてよかった!
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    T:
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    O:
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    ・リーダーがフォロワーに尽くすのがいちばん自然だとさらりと述べた。そして、「導くこと」と「奉仕すること」は両立する、と自信たっぷりに、これまたさらりと述べたのであった。(p.6 監訳者序文)
    ・ガンジー:われわれを破壊させる7つのもの→★*L
     ・労働なき富
     ・良心なき快楽
     ・人格なき学識
     ・道徳なきビジネス
     ・人間性なき科学
     ・献身なき信仰
     ・理念なき政治
     (p.26 前書きに代えて by ステ

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    2019年08月15日
  • サーバントリーダーシップ

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    組織が人々を「力」で「操る」のではなく、「奉仕」によって「導く」ことを通じて、社会により大きな価値を生み出すべきであると提言した、リーダーシップ論の古典。

    組織が大規模化するにつれて官僚化・非人間化・凡庸化していくことに対し、著者は、傾聴や共感、直感を大切にしながら、謙虚に気づきや学びを求める「奉仕型」リーダーこそが、フォロワーの信頼を得て、有能な「トラスティ」(取締役会や理事会など)とも協調しつつ、よりフラットな組織を導くことにより、従来の「パワー型」リーダーが率いるピラミッド型組織よりも、社会にとって意義のある貢献ができると主張する。

    原文は著者による1970年代に書かれた論文や講演録

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    2015年06月08日
  • サーバントリーダーシップ

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    サーバント(奉仕人)と
    リーダー(導く者)、相反する言葉を敢えてくっつけた言葉。

    サーバント・リーダー。
    組織を愛し、組織に所属する人達を愛し、
    彼らが最大限の能力を出せるように、
    奉仕の心で活動を行う、リーダー。

    組織のために、彼らのために、何が出来るか、
    常に考える、行動する、そんな姿勢を見たメンバーが
    組織に献身する…

    そんな優れたリーダー。自分の中でなかった概念だったので、
    凄く新鮮だった。僕にもなれるんだろうか?

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    2013年10月21日
  • サーバントリーダーシップ

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    表面だけのリーダシップ論やHowToレベルのもっともらしいトンドモ論が多いこの手のテーマ。そのような状況の中、リーダシップの本質に見事に焦点をあてた貴重な一冊です。
    サーバント・リーダシップは、日本人の性質にとてもあっており(もっと言うと、日本人に受け継がれてきている感覚そのものに近い)、日本が国際社会でいかに振舞うべきかのヒントも与えてくれている。
    リーダシップとは何かをこれ一冊で十分に理解できる良書です。

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    2010年11月07日
  • サーバントリーダーシップ

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    ゲラを読んでくれた書店さんのコメントです。


    「私はまさに今、人の心をひとつにまとめる必要に迫られているが、何故そんな状況になっているのか考えていなかった。ただ自分にその能力が無い、もっと能力を磨かなければと、まるで見当違いの問題を解こうとしていたのかもしれない。
    本書は「リーダーシップを身につけるための本」ではなく、それを必要とする人間の性質がどんなものなのかを理解するための本だ。ピーター・センゲ氏の「多くの人はリーダーという言葉は上司をさすものだと思っていて、変革を起こせるのも上層部の人間のみだと思っている」という言葉は、私たちを鋭く貫いていると感じる。それは私たちが抱える、一番の問

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    2009年12月06日
  • サーバントであれ ― 奉仕して導く、リーダーの生き方

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    サーバントリーダーシップの著者が、どんなメッセージを伝えているのか気になり手に取った書籍。こちらの本の方が読みやすさは感じられる。

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    2025年01月02日
  • サーバントリーダーシップ

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    版されたときに買ったのだが、なんだか難しくて、途中で挫折していた。が、ちょっとまた気になって、読んでみた。やはり難しい。リーダーシップ論というより、なんかコーポレートガバナンス論とか、CSR論みたいな印象かな。本文より、コビィーやセンゲの文章のほうが分かりやすく、よかったかな。まだまだ、この本の良さがわかるには、修行がたりないということか。

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    2017年04月30日
  • サーバントリーダーシップ

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    私にとって大切な本の著者である「七つの習慣」のコーヴィー博士や「学習する組織」のゼンゲ博士が推薦しているので読みました。が、正直に言うと、消化しきれなかった、というところです。おそらくいまの自分が、この本の内容を消化できるレベルにない、と感じました。10年後に再度読んでみたい。

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    2013年03月20日
  • サーバントリーダーシップ

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    サーバント・リーダーシップを主題とし、教育、組織、個人、実践例を交えながらサーバントの可能性を探る内容となっている。また信頼とは、リーダーシップとは、リーダーとは何かを考えさせ、一人の人間としての倫理や概念的な物を含んだ、重要なスキル、マインドセット紹介をした一つのバイブル的書物である。

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    2010年05月19日
  • サーバントリーダーシップ

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    サーバントリーダーシップ。
    サーバントって、召し使い、使用人という意味だけでなく、(神・芸術などの)しもべ、っていう意味もあるんですね。

    ようは、召し使える。という意味なんですかね。


    召し使えるリーダー、ってのも日本人には違和感あるかもしれません。
    僕も違和感あります。

    でもリーダーとして前に出るのではなく、下に「仕える」従業員が前に出るために、リーダーとして後ろに下がる。
    そんなリーダーシップもあるんですね。

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    2009年10月07日
  • サーバントであれ ― 奉仕して導く、リーダーの生き方

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    ■所感
    サーバントは、なかなか聞き慣れない単語なものの、なんとなくこの感覚で仕事をしている人は、特に若手からのリスペクトが強いのではないかと感じた。
    一言で表すなら、利他の精神、とでもいうべきものでしょうか。

    この本を通して、多くを学ぶというよりは、自分の考え方の整理など内省に向いているかと。

    entheos(エンテオス)という単語が後半に頻出しますが、このあたりは哲学的な内容が多いので、読み飛ばしてもよいかもしれません。

    ■残ったフレーズ
    …共同での取り組みにおいて人々を団結させるのは、考えであって、リーダーのカリスマ性ではない…しかし今日においては、適切な夢を持っていない組織があまり

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    2023年02月10日
  • サーバントであれ ― 奉仕して導く、リーダーの生き方

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     マネジメントは権力や仕事ができるといったことで相手を従わせることではない。そこにはどうしても強制が出てきてしまうので、やる気が削がれてしまう。信念のような考えが前面に出て、リーダーがその考え方のサーバントだとみなされるときのほうが、組織はうまく機能する。リーダーがうまく導いている場合、人々は自分の力で成し遂げたと言う。

     上司が私はサーバント型のリーダーだと言っていたのが、気になり購入した。自分にはカリスマ性も権力も話術もないが、信念だけはある。何もない人間がリーダーになりたい場合、サーバント型のリーダーを目指すのはひとつの解決策になるのではないか。

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    2021年04月23日
  • サーバントリーダーシップ

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    ネタバレ

    良書と言われているのに、その良さを感じない。この良さを感じるための前提となる知識が自分に足りないのかもしれない。

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    2018年05月18日
  • サーバントリーダーシップ

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    人間の気持ちの中で本質的な変化の源となるものはふたつしかない。強い願望と絶望。
    最も重要なリーダーシップ能力は、概念化すること

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    2017年10月26日
  • サーバントであれ ― 奉仕して導く、リーダーの生き方

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    参考になるところもあったが、大学関係の各語において翻訳者が整理もしくは十分に理解できていないのか、非常に読みにくい、わかりにくい本であった。キリスト教における奉仕やリーダーシップの概念を想定して解釈しないと、日本ではサーバントリーダーシップは部下などに阿ったリーダーシップだと誤解釈もしくは本質的な理解にはならないと感じた。

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    2016年12月20日
  • サーバントリーダーシップ

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    「サーバント(召使い、奉仕者)」と「リーダー(導く人)」という言葉は対極のようにも思えるが、相手の立場で考え、奉仕することによってフォロワーは奉仕してくれた者を信頼し、「この人に尽くそう」と考えるものである。

    第1章においてサーバントリーダーの概念について論じた後は、第2、3章で大規模組織の代表格である企業、大学、教会に焦点を当て、組織のあり方と“トラスティ”の果たすべき役割を指摘している。
    統計データなどを活用した学術的な内容ではないが、実務を通した経験によって行き着いた結論が本書なのであろう。監修者解説まで含めると570ページにも及ぶ大著だが、冗長であり、かつ訳者の問題と思われるがとにか

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    2015年09月03日
  • サーバントリーダーシップ

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    I do not sleep a wink! 为什么!! 氏のリーダーシップ論なのに、一番最後の解り易いまとめが氏のNPO元所長のラリー・スピアーズ氏が著わしたものなんて笑えるw。
    1.listening2.empathy3.healing4.awareness5.persuasion6.conceptualization7.foresight8.stewardship9.commitment to the growth of people10.building community

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    2013年02月22日
  • サーバントリーダーシップ

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    この本を読めば、サーバントリーダーシップの根底にある時代背景や宗教観を感じることができるような気がする。権力を強めるためには、言語化、概念化、情熱、知識、事例、ユーモアが大事かな。

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    2012年10月13日
  • サーバントリーダーシップ

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    文書は冗長でわかりづらく、日本人には理解出来ない価値観もある。それでも、とても勉強になるし、一度はざっと読んでおくと良い本。

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    2012年07月11日
  • サーバントリーダーシップ

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    サーバント・リーダーとはサーバントである。
    組織には二種類のリーダーが必要。組織の内部にいて、実際に毎日の任務を遂行していくリーダー。そして、外部にありながらも密接に関わり、距離があることを利用して、実際に活動するリーダー達を監督するリーダーである。後者は「トラスティ(受託者)」と呼ばれる。トラスティの役割とは、奉仕し、導きたいと考える人たちに実行の機会を提供することである。

    トラスティが最高の影響力を及ぼすための第一歩は、組織の方向性を定めることである。トラスティの役割は、組織の活動的な計画の外に位置し、「管理する(manage)」ことである。内部で運営を行う役員にトラスティが任せるのが「

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    2012年01月09日