小山田容子のレビュー一覧
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購入済み
2人の関係
加賀谷次長の過去の話が出てきて、これまであまり触れられてこなかった彼の内面が分かります。
これからの展開としては設楽と加賀谷次長の関係が気になります。
是非とも恋人同士になってほしいですが、BLでないので難しいですかね。 -
ネタバレ 購入済み
メインは回想編
試し読みで抱きしめられたとこまで読んで、次長の反応を期待して購入したんですが、ページをめくってみたらサラッとそこは終わり。話は次長の新人時代の回想が始まります。恋愛色が出てくるのはまだまだ先かな、あるのかも分からないですけど。でも次長の人間観がじっくり描かれた今作、より人間味が増してこれからどう展開していくのか楽しみになりました。
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購入済み
育成中の2人だけで遊びに行く。
ライバル?同士バチバチしそうなところですが、友達か兄弟のような雰囲気でこれはこれでいい!
真ん中っ子だけど意外に面倒見がいい設楽さん、あざとく器用な陽斗くん。
加賀屋さんの前じゃないからこそ出せる一面が見れてキャラクターへの愛着がわきました
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Posted by ブクログ
ポップな表紙やタイトルですが、予想を超えて主人公の立場がリアルすぎて少しでも身に覚えのある人間にとっては痛いです(笑)
三十路前、独身、長女、実家暮らし、優しいけど頑固な父、無邪気で無神経な母、調子のいい弟、寂れゆく町…。
あぁ…書き連ねていくだけで心が痛い。
なによりも母!どこにでもいる普通に家族を愛し、守り、育ててきた主婦なんだけど、こういう人が陥りがちな、(娘にとって)いわゆる毒親になっています。
しかしこの主人公は決意します!実家娘からの脱却を!
さてさて彼女は自分の人生を掴むことができるのか!?
自分を重ねてしまった分、このしっかり者でお人好しな主人公を応援したくなります。
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Posted by ブクログ
これは良かった。
しらゆり銀行駅前支店という職場を舞台にして、誰か特定の人が主人公なのではなく、毎回、スポットをあてる人物が変わって、交代で主人公になっていくような構成。
くらもちふさこ氏の「駅から5分」と同様に、同じ出来事であっても、誰の視点から見ているかによって、その意味もまったく違って見えてくることがあって、その感覚がとても新鮮だ。(1巻には「駅から10分」というタイトルの話しもあったので、もしかして意識して描いているのかもしれない)
この構成が特に活きていると感じるのは、銀行という堅い職場を舞台としていることで、それが日本の社会の一つの縮図となっているところがあるからだ。会社のような