多田富雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書録「寡黙なる巨人」3
著者 多田富雄
出版 集英社文庫
p38より引用
“ 私は昨日まで健康だった。定期検診を
受けても、何も引っかかるところはなかっ
た。健康だけは誰にも負けない自身があっ
た。それが一夜にして重度の障害者となっ
て、一転して自力では立ち上がることもで
きない身となった。”
目次より抜粋引用
“寡黙なる巨人
新しい人の目覚め
近代医療に欠けているもの
美を求める心
涙の効用”
免疫学者である著者による、自らを襲っ
た脳梗塞とその後の様子を綴った、闘病記
エッセイ集。同社刊行作文庫版。
旅先での突然の発症からリハビリや創作
活動についてまで、人間らしく生 -
Posted by ブクログ
2001年に脳梗塞に倒れ、右半身付随と嚥下障害に苦しむ東大名誉教授の著者。倒れた直後の状態からリハビリの様子が当事者目線で語られる。
障がい者の苦しみや不自由さは想像することでしか理解できなかったけど、その理解がほんの少し深まった気がする。同じく右半身麻痺と言語障がいがある義父を思い浮かべながら読み進めた。理学療法士に比べ、言語聴覚士、作業療法士の育成が進んでいないと書かれていたけど今(本書発行から15年後)はどうなんだろう。
障がいを抱えながら執筆活動を続けたことは大変に素晴らしい。この方自身も非常に努力されたのだと思う。こうして当事者目線の本を残してくれた事もありがたいと思う。でも元東 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『私は昨日までは健康だった。定期健診を受けても何もひっかかるところは無かった。それが一夜にして重度の障害者となり、一転して自力では立ち上がることもできない身となった。何をするにも他人の哀れみを乞い、情けにすがって生きなければならぬ。』
死の淵をさまよい、目覚めると重度の障害者になっていた。
毎日自死しようとするが、それすら叶わぬ。
その心情をありありと綴る。読むのがつらいページもあった。
障害者にとっての最悪の法改正についても記述している。
発症後180日以上たったあとはリハビリを受けることができないというものである。
リハビリすることを毎日の糧としている人がいること。
構音障害について