多田富雄のレビュー一覧

  • 好きになる分子生物学

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    この分野の学問自体の歴史が浅く、まだまだ発展途中であるためにまとめるのはやっぱり難しいと感じた。内容は、2部にわかれており、1部がタンパク質として細胞や呼吸などの仕組み等、2部は遺伝子となっており、DNAの複製・編集・発生や癌についても扱っている。高校生物の知識から、分子生物学としてわかったことまで入っている。

    全体をまとめるのは難しいとは思うが、イラスト的な図解など、読み手にわかりやすくしようとしてる工夫は見えた。類書などと読み比べながら、この分野の理解を進めていく方がよいかもしれない。

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    2012年08月29日
  • 寡黙なる巨人

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    身体が麻痺するとはどういうことか。
    血を吐くかの如くの身体感覚の記述に言葉をなくし、自分が、今は動くこの身体を得ている事の奇跡を思い知る。

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    2010年10月27日
  • 寡黙なる巨人

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    養老先生の書評から手に取りました。脳梗塞からのリハビリの様子、心情が書かれています。養老先生と同じ位、頭脳明晰な方なので、随筆は難解なところがありました

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    2024年04月15日
  • 多田富雄 からだの声をきく

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    シリーズの中ではわりと最近まで生きてた人で馴染み深い話題もでてくる
    能の話はよくわからないけど深みを感じた

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    2024年04月06日
  • 寡黙なる巨人

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    2001年に脳梗塞に倒れ、右半身付随と嚥下障害に苦しむ東大名誉教授の著者。倒れた直後の状態からリハビリの様子が当事者目線で語られる。

    障がい者の苦しみや不自由さは想像することでしか理解できなかったけど、その理解がほんの少し深まった気がする。同じく右半身麻痺と言語障がいがある義父を思い浮かべながら読み進めた。理学療法士に比べ、言語聴覚士、作業療法士の育成が進んでいないと書かれていたけど今(本書発行から15年後)はどうなんだろう。

    障がいを抱えながら執筆活動を続けたことは大変に素晴らしい。この方自身も非常に努力されたのだと思う。こうして当事者目線の本を残してくれた事もありがたいと思う。でも元東

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    2022年05月21日
  • 好きになる分子生物学

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    少し古い本です。
    内容はめちゃくちゃ基本的な内容。数時間で読める感じです。
    バイオ実験をやる上で読むような感じではなく、高校生や大学1年生が読むような感じの本です。

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    2013年06月26日
  • 寡黙なる巨人

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    著者の脳梗塞との闘病記が半分と、その病を得てからのエッセイ集が半分の文庫本。


    昨日は長嶋茂雄がスピーチの前にひとりぶつぶつと口を動かして、懸命にこれからしゃべることの練習をしていたかのように見えた。

    スピーチに感動できる理由は、言葉の内容よりも、「話す」というプロセスそのものが懸命に「生きている」姿をうつしているからじゃないだろうか。

    病を得た長嶋茂雄が「歩く」「話す」「手を振る」。
    もうそれだけで人々を感動させることができるのです。

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    2013年05月06日
  • 好きになる分子生物学

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    高校生物から、さらに踏み込む前に読むといいです。
    好きになる知りは、この分子生物学と免疫学がお気に入りですが、他のも軽く読んでます。雑学書って感じです。
    他には、栄養学 人間生物学 解剖学 生物学 精神医学 睡眠医学 救急医学があります。

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    2012年01月21日
  • 寡黙なる巨人

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    ネタバレ

    『私は昨日までは健康だった。定期健診を受けても何もひっかかるところは無かった。それが一夜にして重度の障害者となり、一転して自力では立ち上がることもできない身となった。何をするにも他人の哀れみを乞い、情けにすがって生きなければならぬ。』

    死の淵をさまよい、目覚めると重度の障害者になっていた。
    毎日自死しようとするが、それすら叶わぬ。

    その心情をありありと綴る。読むのがつらいページもあった。

    障害者にとっての最悪の法改正についても記述している。
    発症後180日以上たったあとはリハビリを受けることができないというものである。
    リハビリすることを毎日の糧としている人がいること。
    構音障害について

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    2011年09月04日
  • 好きになる分子生物学

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    センター生物レベルがわかる程度の知識ですが、糖尿病、がん、DNAなど日常できく話から始まるので読みやすかったです。
    また、イラストがのっているので感覚的に理解できました。テスト向けっていう興味を持つため、詳しい人は息抜きに読むような本だと思います。

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    2011年07月10日
  • 寡黙なる巨人

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    とても読みやすい文章。描写されるからだの機能的な部分と、語られる言葉、それ自体がもつ端正さのバランスが、身体と心、あるいは脳のあり様を考えさせる

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    2011年06月22日