NPO法人ファザーリング・ジャパンのレビュー一覧
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いわゆるイクメン、男性が父親になる時のための指南本ではあるけれど、家庭を事業体と考えるという発想、ワーク・ライフ・バランスを「天稟型」ではなく、もっと多方面に足を伸ばした「寄せ鍋型」と捉える発想などは、男性にも女性にも関係なく提案できることではないかと思う。
印象的だったのは、家庭における男女の役割が大きく変わったことと、現在の経済状況との変化が呼応したものであり、その「変化」が従来の「男は外、女は内」という基本理念を 現実として覆してしまっている「事実」があるということ。
それなのに、現実には親子ともども職業としては「公務員」を目指し、女性に「専業主婦」指向が高まるなど、事実を見据えてい -
Posted by ブクログ
ネタバレ父親は、母親と同じレベルの育児をできないのが当然ということにホッとさせられる。
大切なのは家庭内が生き生きできる環境を整えること。それには、子供や妻への目配り気配りが大切。
これは、職場で部下を生き生き働かせるのと全く同じことですね。
やはり育児は母親が行うもの。
その現実をしっかり認識しつつ、妻や子供が笑顔で居られるためのサポートこそ、男性の役割なのだと感じた。
以下、備忘だが、ダブルマザーになってはいけないと言う点には共感。
確かに、父親が母親の細かさでチクチクやったら子供は荒むだろう。
また、自分が喜怒哀楽を表現したり、妻と色々な議論をしているところを見せることが、豊かな子供を育て -
Posted by ブクログ
【育児を考える】
家庭でどうふるまうべきなのか、子どもも親も人生全体に影響する育児をどう行っていくべきなのかという実践の目線と、日本の少子高齢化対策のヒントにならないかというマクロな目線とで読んでみた。
家事や育児に対して「当事者意識」を持って取り組み、よい親というよりかはいつも笑っている親になるのが理想的である。これ手伝ったほうがいいですか?と聞かれる指示待ち人間にはイラっとするが、家庭でも一緒。
少子高齢化対策のほうでは、企業で変える部分が大きいと思うが、いいなと思った取り組みは、トヨタ自動車が行った配偶者手当廃止と子ども手当の支給。一人あたり月2万円だそうだ。
ワンオペ育児だと、2 -
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パパの心の声を知ることができてよかった。
パパからの質問のアンサーとして、「何はともあれ、ママの気持ちを聞いてみよう」というスタンスが嬉しい。
パパが想像をめぐらして、「ママの負担にならないように」という気持ちは嬉しいけれど、見当違いなことをしてくれると、ママは「そうじゃない!」となってしまうので、まずは話を聞いてくれるのが一番ありがたい。
話し合いの時間を作ることは、子育ての場面だけじゃなく、家事やこれから一緒に生きていく中で必要なこと。
最初は子どもの相手に時間を取られてそれどころじゃないかもしれないけれど、話を聞き合うことはおろそかにしないでいたいと思う。 -
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新米パパのために、妊娠期からできることや産後の赤ちゃんのお世話の仕方が具体的に書かれている。
出産前からできる心構えのこと、家事力を高めること。
産後の赤ちゃんのオムツの変え方、沐浴の仕方、ママのホルモンバランスの変化など、とても細かく書かれている。
パパになる人はぜひ一読してほしい。
印象的だったのは、「楽しく」やるこというキーワードが何度も出ていたこと。
最後の章の問いも、心に響いた。
「子育てを通じて、パパとママはどうなりたい?」
「子育てが終わる約20年後、パートナーとどうなっていたい?何をしたい?」
今は乳幼児のお世話の真っ只中で、そんなことを考えることも思いつかなかったけど、少し -
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「イクメン」という言葉が定着したものの、多くのパパが理想と現実の乖離に直面し、イクメン・ブルーになっているという認識の下、「ポスト・イクメン」として「よい父親」ではなく「笑っている父親」をめざそうというコンセプトで、家庭、職場、地域、それぞれでの実践的アイデア・方法を解説。
指示待ちの「家庭内ぶらさがり社員」にならない当事者意識が重要であること、間接育児という考え方、アウトソーシングも1つの解決方法であること、育休はできれば4か月取るべきであること、「寄せ鍋型のワーク・ライフ・バランス」として家庭や職場に次ぐ「サードプレイス」を持つことが重要であることなど、男性が楽しく充実した子育てをしていく -
Posted by ブクログ
●育児を会社に例えている点が興味深い
家庭が幸せになる「事業計画」を立てよう
→子育てにかかる費用を計算(幼稚園、小学校、中学校…)
●産後、豹変したママのメンタルに向き合えない
不安定なママの精神的ケア
→「共感、受容、称賛」が大切
ママの話をしっかり聞く
ありのママを認め、日頃の頑張りを褒める
●仕事を半分降りるのも一つの考え
育休の取得を推奨
→地域の活動(PTAなど)を積極的に参加し、会社以外の顔を持とう
産後専業主婦になった私は、自己肯定感が下がる時が多いです。
人との関わりが減り、誰にも褒めてもらえない、認めてもらえない…
そんな時に旦那さんから、「共感、受 -
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パパになっての参考書籍4冊目である。
この書籍のタイトルが内容に合っているのか?はともかく、幅広く書かれている印象で、なるほど、そうだよね、と思うところがいっぱいあった。
「ママがキレるNGワード」は「家族サービス」と「鉄だろうか?」。その言葉からは「大変そうだから手伝うよ」という当事者ではないようなニュアンスが含まれるため。よくわかる話。
ママは「理想のママ像」と自分を比べてしがちで、いつも減点法で自信をなくしている。だから、パパはありのままのママを認めてあげましょう!そのとおり。でも、パパも自信をなくすこともあるんだよなー。寝る時はママじゃないと寝なかったり。。
「週に1回は寝かし -
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父親時間を出来るだけ取りたいと考えており、興味があり手に取る。私も何人かの方にはお会いし、お話ししたことのあるファーザリングジャパンに所属している方のパパ応援本。
社会も変わってきており、その中で父親の役割、求められる事が変わっている事を感じる。今まさに変革中で、家庭を大切にしたいと考える人と、今まで通り仕事をやって欲しいと考える企業とのギャップの中で、どういうスタンスを取り、周りに理解してもらえるのかをイメージするには良い本だと思う。
【共感】
パパは間接育児、ママのケア「共感、受容、賞賛」
2枚目の名刺を持とう
地域活動を楽しむパパ「イキメン」
良い父親ではなく、笑っている父親を