日下力のレビュー一覧

  • 平家物語転読 何を語り継ごうとしたのか

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    もとは講演していたものらしく、話し言葉で書かれていて非常に読みやすいです。
    文学面だけでなく、『玉葉』などの資料を用いて歴史面から考察したりしています。
    平家物語に一歩踏み込みたいという方にオススメ。

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    2011年05月12日
  • 保元物語 現代語訳付き

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    軍記物語を読みきったのはこれが初めて。保元の乱を扱う此書は上中下巻と分かれ、戦闘を描く中巻を挟んで、乱の背景たる崇徳院が怨恨の原因を記す上巻、戦後処理及び参戦者たちの帰趨を示す下巻とから成る。無論、筆の勢いは自ずから中巻に強い(とりわけ強弓為朝の英雄ぶり)が、親を斬り兄弟を斬る業の重さと綸言の重さとの狭間における懊悩、死なんずる人々の死に様などは心に響く。つぶさに書かれてはいないが、正清、波多野ら義朝の部下も魅力的。官軍賊軍いずれも人間である。清盛は詰まらぬ。脚注が親切で、愚管抄の引用は理解を助くべし。

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    2015年11月03日
  • 保元物語 現代語訳付き

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    『鎌倉殿の13人』を観て源平合戦に興味を持ち読みました。ドラマでは扱われなかった白河上皇が即位するまでの過程も書かれていて勉強になりました。

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    2022年02月03日
  • 中世尼僧 愛の果てに 『とはずがたり』の世界

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    とはずがたりに関する本。
    従来の説は、そのセンセーショナルな内容の影響から、本来の意味を読み違えているところもある、というスタンスで書かれた本でした。

    きちんと解説本を読んだことがなかったので、なるほど!と思うことばかりでした。

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    2012年08月02日
  • 平家物語転読 何を語り継ごうとしたのか

    Posted by ブクログ

    平家物語って全部で12巻もあるんだ!

    平家物語が史実を基にしたフィクションだ。
    歴史的事実を越えて「人間」を表現している。
    時代は変わった。何もかもが変わった。それでも人の心は変わらない。
    いつの時代も人はそれぞれのやり方で自分を取り巻く世界を表現して理解しようとしてきた。

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    2011年10月31日