【感想・ネタバレ】保元物語 現代語訳付きのレビュー

あらすじ

鳥羽法皇の崩御をきっかけに起こる崇徳院と後白河天皇との皇位継承争い、藤原忠通・頼長の摂関家の対立、源氏・平家の権力争いを描く。原典本文、現代語訳、脚注、校訂注を付した保元物語の決定版!

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Posted by ブクログ

軍記物語を読みきったのはこれが初めて。保元の乱を扱う此書は上中下巻と分かれ、戦闘を描く中巻を挟んで、乱の背景たる崇徳院が怨恨の原因を記す上巻、戦後処理及び参戦者たちの帰趨を示す下巻とから成る。無論、筆の勢いは自ずから中巻に強い(とりわけ強弓為朝の英雄ぶり)が、親を斬り兄弟を斬る業の重さと綸言の重さとの狭間における懊悩、死なんずる人々の死に様などは心に響く。つぶさに書かれてはいないが、正清、波多野ら義朝の部下も魅力的。官軍賊軍いずれも人間である。清盛は詰まらぬ。脚注が親切で、愚管抄の引用は理解を助くべし。

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2015年11月03日

Posted by ブクログ

『鎌倉殿の13人』を観て源平合戦に興味を持ち読みました。ドラマでは扱われなかった白河上皇が即位するまでの過程も書かれていて勉強になりました。

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2022年02月03日

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