G.A.ビュルガーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文を書いたのは「ルドルフとイッパイアッテナ」の斉藤洋さん。
絵を書いたのは「なつのいちにち」の、はたこうしろうさん。
これっていわゆる“黄金タッグ”じゃない?
「ほらふき男爵の冒険」は、実在したというドイツのおしゃべり好きなミュンヒハウゼン男爵が話す“あること”“ないこと”の数多くのエピソードをまとめた人がいて、それが原作になっている。
でも「著者:斉藤洋」と書かれているように、けっこう斉藤さんが自由に話を“盛っている”ようだ。
例えば狩りの話のなかで、銃弾1発だけで16羽の水鳥を同時にしとめた“ほら話”のあとに「それくらいで驚いてはいけない」と書き、むかしの中国では弓を使わない弓の名人が -
Posted by ブクログ
『ほらふき男爵の冒険』の続編。
ドイツの民衆の間で伝えられていた「ほら話」をまとめたものに、ビュルガーが話をつけくわえたものをもとにして、斉藤 洋さんが、軽快な文章で描いた物語です。
今回はトルコに遠征した時のお話。戦の最中、リトアニア産の名馬に乗っていた、この話の主人公であり語り手のミュンヒハウゼン男爵。
町の広場に行き、名馬が水を飲んでいると、名馬の腹から後ろがないことに気付く。
みつけた下半身を名人の獣医が月桂樹でぬいあわせると、馬の背中から枝が伸びて葉をしげらせた・・・・・・というような話がたくさんの、とーーっても愉快な物語です。
挿絵もいい感じ~ -
Posted by ブクログ
わたしは、ヒエロニュス・カール・フリードリヒ・
フォン・ミュンヒハウゼン男爵だ。
世の中には、私のことを「ほらふき男爵」などとよぶ、
無礼なヤツがいるが、まぁ、それは、私の冒険の数々が
あまりに不思議で、あまりに面白いから、なかなか信じ
られないということなのだろう。
なに?どんな冒険をしたのか、聞かせて欲しいだって?
子どもの頃、何度となく読んだ本だったのに
内容をすっかり忘れてて。
読みながら「そーそー、鴨で空飛んだ人だぁ」と
唐突に思い出した次第。
たぶん、幼い頃に何度となくほらふき男爵のお話に
聞き入っていたから、想像力がついたのかもしれない。
いや、想像は妄想にまで発展すること