はるこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
白石は以前、伊達を「本当に良い男か?」と松子に疑問を投げかけたわけだけど、この巻ではその意味を痛いくらいに感じられてしまうね…
とても紳士的で松子と趣味は完全一致。けれど、結婚を意識する女性にとって良い相手と言えるのかとの視点で見てしまえば彼の危うさが見えてきてしまう
伊達からアメリカについてこないかの誘い。既に結婚していれば付いて行くしかない状況。けれど、松子と伊達はまだ結婚もしていないわけで
松子にとってこの選択は単純に生活の拠点をアメリカに移すかどうかの選択だけでなく、本当に伊達と結婚しても良いのか?彼にその気はあるのか?と様々な悩みを想起させるもの
そりゃ、簡単に決断できるものではないよなぁ……
と言うより、選択を迫られた為に松子の譲れない願望が顔を見せてしまう展開が憎い
松子としては酒を美味しく楽しみたいというのが最大の望みであって、酒のために生活の拠点を移す事までは考えてないんだよね。だから彼女が望むのは普通の幸せとなってしまって伊達の展望は相容れない
そんな中でまさかの急接近をしてきた今泉の姿は本当に意外でしたよ…
ああ、今泉はあのエア彼氏をずっと勘違いしてたんだ……。読んでいるこちらからすれば不思議ちゃんや現代っ子に見えていた今泉だけど、巻末のおまけマンガ含めて彼からしたら松子こそ何を考えているか判らない女性だったんだろうなぁ。それが二人にとって決定的なすれ違いとなってしまったと
伊達と破局し、今泉は自身の破滅を悟った。男性二人に言い寄られているかに見えた松子がいつの間にか全方位バッドエンドを迎えてしまったかのようなラスト
だと言うのに、松子はその状況でも日本酒+ウイスキーの素晴らしさを広めるために呑み会……
ホント、そういうとこだぞ…… -
Posted by ブクログ
いや~本当に今泉は何を考えているのかちっとも判らないね!
彼が美森に未練や執着が全く無いのは伝わってくるけど、なら松子に執着が有るのかどうかも不明瞭。どちらかと言えば松子をからかって楽しんでいるように見える
松子からしたら今泉の一挙一動によって心乱されるわけだから堪ったものじゃ無い訳だけど
平穏を求める松子が酒に向かい、その中で伊達に思いを馳せるのはいつものことだが、まさかここで伊達が会いに来るとは思わなかった!
松子と伊達の関係性って松子ばかり盛り上がって恋人としてのバランスが取れているのかと気になっていたのだけど、伊達も彼女が他の男と出張に行くとなったら気になって居ても立っても居られなくなるくらいには松子への想いを深めていたのか
そんな伊達へのイメージが塗り替えられる話のオチが一人呑みバレというのは笑ってしまう
今泉とあっさりくっついてあっさり別れた美森からの恋愛指南、伊達にちょっかい出しているように見えた最上とのサシ飲み、そして伊達家への訪問
この巻ではこれまで今泉や伊達との関係性に翻弄されてきた松子が伊達との付き合いにおける価値観を広げるかのように様々な付き合いを見せているね
松子の中で伊達への本気度が上がっているということだろうか?
ただでさえ酒好きの松子。これまで日本酒部に類するものがなかった方が驚きなんだけど、その立ち上げ以上に驚かされたのはその直後の今泉の仰天発言ですね!彼、完全に勘違いされることを期待して言ってるよね!?
これ完全に悪い男ですよ……
そして……
どうする?ってつまりはどうするの……? -
Posted by ブクログ
超優良物件に見える伊達を前に独占欲や焦りを見せる松子の姿はどこか生々しい。けれど、そういった感情を変にシリアスに描くのではなくコミカルに演出するものだからストレス無く笑いながら読んでいられるね
また、迷走してお酒に逃げてしまいがちな松子に白石が鋭いツッコミを入れるものだから話が単調にならないのもいい感じ
本当にこの作品において白石の存在は一種のバランサーになってますよ
そもそも松子と付き合い出した筈の伊達に他の女の影が有るという点がまず問題では有ったし、松子の焦りをあんまり理解していない様子であったのは意外なマイナス点に見えていた。
特にホワイトデーのプレゼントとして高級ディナーに誘うけど、その理由を食事の後半まで明かさなかったことで結果的に松子のテンションを急上昇&急降下させた辺りとかは「おや?」と思わずに居られなかった
他にも松子と呑んでいる場所に他の女友達を呼んでしまう態度とか、あの今泉をあっさりサシ飲みに誘ってしまうとか……
だから超優良物件伊達の問題点はそういった飲みに誘うスタンスが軽すぎる点であり、それが致命傷になるのかと思いきや……
やっぱりこの人真摯すぎるよ!時間はかかったけど、松子が自分の呑みの関係を気にしているのを知って人付き合いを制御し始めて疲弊するとか中々出来るものじゃないよ!
一方、美森と破局に近付く今泉……
くっつくのが突然なら別れるのも突然ですなこのカップルは。互いに恋愛感情に対してシニカルであるためか…?
付き合って、別れて、そして相手の評価をようやく落ち着いて出来るようになって
そうしてやっと見えてきた松子の今泉へ向ける感情の正体。
結局松子にとって最も大切な価値観って一緒にお酒を楽しむことが出来るかどうか、って点なんだろうなぁ -
Posted by ブクログ
白石の指摘が松子にグイグイ刺さる……!
白石が松子はファッション婚活であり恋愛気分に酔いたいだけと指摘してるけど、確かに松子の姿勢ってその傾向が強いのかも。だから今泉側からしたら自分を弄んでいるかのように見えるかもしれない。それが積もり積もって美森に掻っ攫われてしまうのだからフォローのしようがない
そういった意味では松子は第1巻で散々示されたように一人呑みを楽しむ日常が最も幸せなのかも知れない。この巻でも多種多様の日本酒を味わい尽くしているし
だからこそ、今泉が取られたタイミングで松子と趣味が完全一致する好物件男性が現れるとは思わなかった!
いや、本当に詐欺か何かではないかと疑ってしまうくらいに趣味が完全一致しているんですけど!新政№6呑んで泣いたとか梅酒を作ろうと思い経つ時期が被っていたりと男性版松子かな?と言いたくなるほど
ただ、そんな彼でも棚に山と積もれたワンカップには引いたようだけど(笑)
それでも言動がかなりアレな松子へ気を遣い続ける紳士的な姿勢を崩さないのだから本当に詐欺じゃないかと疑いたくなる(笑)
そういや、今泉が既に美森と同棲始めているのは驚きだったけど、本人としてはそこまで美森への執着は無いのかな?そういった状態ながら松子と関わるのを辞めようとしないのは、むしろ松子への未練が有るとか?イマイチ今泉の心の内が読めない…… -
Posted by ブクログ
後輩の今泉はいわゆる不思議ちゃん系なのかな?飲み会を断る理由が「めんどい」「時間の無駄」な割にサシ飲みとかは普通に楽しんでいたり、読めない言動とかは主人公の松子だけでなく読者すらも翻弄するものだね
ただ、まあ松子も松子で今泉を翻弄する人間だったりするのだけど
初めて家に上げた男に対してワンカップ酒を平然と提供できるって相当だよ!しかも本人はそれをやらかしとは全然思って無くてむしろ良いお酒を提供できたと思っていそうなものだから手に負えない
良い日本酒を堪能しつつ超マイペースな今泉に翻弄されつつ、今泉を翻弄しつつ。松子は年齢的に恋愛的なチャンスが目の前にあれば過度な期待はしないようにしつつも逃したくはないと思う程度には余裕は無い
そういった松子の姿勢と読めない言動を繰り返す今泉のすれ違いトークは非常に面白いね
松子は今泉があの手この手で自分に思わせぶりな態度をして楽しんでる!と憤るわけだけど、むしろ終盤に松子こそ今泉に思わせぶりな態度をしているのでは?と指摘されるのは面白い
そういう視点で読み返してみると確かに最初から今泉は翻弄される側だったのかもなぁと思う
だって、独身女性にサシ飲みから家に誘われて付いて行ったら、意外なエプロン姿という普段からは想像できない姿は有ったものの、一方で半額の刺し身を買ったと思えば棚にはワンカップが山のように。そしてどう見ても松子が自分を誘った背景に「そういう理由」は無さそうで。
盛り上がる松子に比べて表情が死んでいく今泉のギャップよ……
松子は「恋愛したいモード」に突入したなんて言ってるけど、端から見る分にはどう考えたって一人呑みを満喫している独身貴族だもんな…
恋になるかならないかという鞘当てを楽しんでいたら横から入ってきたトンビに攫われて、というかむしろ今泉がトンビだったという衝撃のラスト
果たして松子にここから逆転の道は有るのだろうか?
最後に収録されている「銘酒日本地図」を見たらこの巻だけでもかなりの量呑んでる事実にちょっと驚き…… -
ネタバレ 購入済み
短編で4つのお話しが入っています。
どれも面白いですが、最後、好きです!付き合って下さい!みたいにはならず、
付き合い出したってこと?みたいな感じで終わるので少しだけモヤモヤが残りました。 -
一筋縄ではいかないリアルな恋愛
前から好きな作者さんなので期待していましたが、ストーリー展開が最高でした。アラサー女子と年下男子の付かず離れずの距離感が、もどかしくもよりリアルな恋愛を感じさせてくれます。何を考えているかわからない年下男子に一喜一憂する主人公が愛らしくなってきます。
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購入済み
おもしろいです
お酒の情報も書かれていて、お酒を買いに行きたくなりました。この作者さんの作品は色々読んでいますが、このお話はまた違った感じでいいです。次巻が出るのが楽しみです。
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ネタバレ 購入済み
お酒が気になります
お酒の銘柄も登場人物のゆくえも気になります。30代会社員の主人公の気持ちに共感するところも多く、4巻の発売を楽しみにしていました。
また気になるところで次の巻に、、という展開で早くも5巻が待ちきれません。