エレーヌ・フォックスのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「『心の病』の脳科学」からのつながりで、電子書籍として積ん読状態であったこの本に手を伸ばした。
楽観的な脳(サニーブレイン)と悲観的な脳(レイニーブレイン)の違いには、扁桃体及び側坐核の影響が大きいことや、大人になっても脳には可塑性があり、(簡単ではないが)レイニーブレインをサニーブレインに変化させられること等の知見を得た。
また、エピジェネティクスについての話が興味深かった。
経験によって生じた生物学的な変化が、DNAの配列を変えることなく次の世代へ受け継がれる場合があり、例えば 11歳以前にタバコを吸い始めた父親の息子は、9歳の時点でBMI値が非常に高くなる傾向があるとのこと。
人の可塑性は、意外に大きいのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
認知心理学者・神経科学者であるエレーヌ・フォックス先生の長年の研究や経験から書かれた絶対必読の本書。「SWITCH CRAFT」と題した本書は現代で最も必要な力は「切り替える力」なのだと力説している。著者が切り替える力を支える4つの柱として紹介する「すばやく柔軟に対応する」「自分を知る」「 感情への気づき」「状況をつかむ」を主軸として、話を展開していくが、この能力を高める理論や根拠が心理テクニックのオンパレード。何冊も心理学、脳科学の本を読んでいるとエビデンスが確かで実際に試す価値のあると知っているテクニックが満載。もちろん新たな知見も得られ、メンタル的自己研鑽の書のオードブルのような満足感と読み応えがある。レジリエンスの向上、シングルタスクの有効性、知的謙遜の必要性、バイアス対策、リフレーミング、マインドフルネスなど内容が多岐に亘る。一読では絶対足りず、二度、三度読む価値があり、その度にさまざまなテクニックを試し、自分に合うものを探していく楽しさが感じられる一冊。
-
Posted by ブクログ
SWITCHCRAFT(スイッチクラフト) 切り替える力: すばやく変化に気づき、最適に対応するための人生戦略
著:エレーヌ・フォックス 訳: 栗木さつき
充実した人生に必要な「切り替える力」は、先の見通しがつかず、予期せぬ方向からトラブルが下りかかってくる世界で充実した人生を送る力となる。
仕事でも趣味でも、1つのことにこだわりすぎない人のほうが成功をおさめ、幸せな人生を送っている例は多い、なにかをあきらめるのではななく、自分の才能や関心にもっとあうものを見つけることが大切である。
「切り替える力」には4本の柱があり、それぞれが重要な役割を担っている。4つの能力をあわせて活用すれば真のパワーが生じ、どんな困難も乗り越えられることができる。①すばやく柔軟に対応する②自分を知る③感情への気づき④状況をつかむ。4本の柱にさせられた「切り替える力」は人生の航海に必要な方位磁針のようなものである。
構成は以下の5章から成る。
①「切り替える力」の基本
②「切り替える力」第一の柱 すばやく柔軟に対応する
③「切り替える力」第二の柱 自分を知る
④「切り替える力」第三の柱 感情への気づき
⑤「切り替える力」第四の柱 状況をつかむ
本書にもあるように、明確なゴールが見えていれば、GRIT(
(やり抜く力)が必要になるものの、現代のような先が読めない不明確な今では、切り替える力がより重要となる。本質・軸をk貯めながらピボットをしながら、上記の4つの柱を根底に切り替えていく。切り替えをミスすることなく、スムーズに切り替えた後いも対応しながら突き進む。何気なくやっていることも体系的に捉えることが確実に歩を進めることができる。
切り替えることは逃げることではなく、適切な切り替えなくして繁栄はない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読みやすい、難しい言葉を使っていないので分かりやすい。
著者ほ脳科学と心理学の研究者として25年の研究から最新の知見と科学的エビデンスをもとにした
スキルの実践法を紹介している。
切り替える力には4つの柱があり、
第1の柱 すばやく柔軟に切り替える
第2の柱 自分を知る
第3の柱 感情への気づき
第4の柱 状況をつかむ
という構成で書かれている。
読んで行って
実際に自分の能力テストも出来るのも面白い。
数値化すると自分では受け入れなれない自分を受け入れなくてはならなくなる。
やり抜くことにこだわり、ストレスが溜まり、メンタル面でやられてしまう人が多い現代。
切り替える力を身につけることで、
あらゆる変化に対応でき生きやすい人生になる。
冒頭で
グロリア・スタイネム(米国作家)
「過去にしがみつけば、問題が生じる
変化を受け入れれば、解決する」
ブッダ
「解き放たれ、幸せにすごすには、しなやかに考え、どんな変化にも安らかに対応するがよし」
と書いてあります。
このフレーズが響いた人は読んでみてください。
-
Posted by ブクログ
様々な研究成果を引用して悲観脳と楽観脳の違いを説明している。とても面白かった。
結論、悲観脳を楽観脳に変えることができるということで、その方法も書かれている点は、悲観脳の私にとって大変参考になり励みになった。
なお、遺伝子の働きを調べる方法には、関連タンパク質から遺伝子に当たりをつけ、実験によってその遺伝子の機能を推察する方法と、大規模な遺伝子解析によって調べる方法があるということは初めて知った。祖先を辿るなどの遺伝子解析キットが売られていて、大規模遺伝子解析が唯一の信頼できる方法なのかと思っていたが、強いストレス下など特定の状況下で有効に働く遺伝子などもあり、それは大規模遺伝子解析では検出できないため、両方の方法が必要であるようだ。 -
Posted by ブクログ
幸福になれるには;ポジティブな感情や笑いを数多く経験、生きるのに積極的に取り組む、今日明日でなく長期的な視野で人生に意義を見出すこと
楽観的;ただ楽観視するのでなく、良いことも悪いことも受け入れることでメリットがある。出来事に対して自分が影響を与えられると考える→人生に積極的に取り組める。健康、諦めずに課題に向き合う、成功の可能性が高い。同じ経験をしても解釈が違う。左側を多く使えている、快楽中枢の興奮を維持出来る(悲観的でも興奮は同じくらいする)
ヒトは楽観的で、自分のことを平均以上だって思う
大抵の人はポジ;ネガ=2;1で体験している。3;1とポジな感情を多く見出すようにする事が幸福になる方法として提唱されている。自己を最大限に生きることが幸福
ゾーン;フロー;今この瞬間の自分に没頭できる、過去や未来についての意識は頭の中から消える
セロトニンが脳内に長くとどまる;リスクを回避、大きな出来事の後に鬱になりやすいけどポジティブな出来事にも影響を受ける、可塑性が高い
統合失調症;ドパミンが分解されない、前頭前野の活動低く、記憶に不調
神経細胞は増える。海馬が3倍にもなる
扁桃体;前頭前野で活動を抑えられる;ラベリングする不安が強いひとは前頭前野と扁桃体を結ぶ線が細くて弱い。信頼出来る顔を判断している(眉尻が下がっている、鼻梁の
下が浅い、顎が細い)
瞑想;注意集中;前頭前野の活動アップ、邪念をはねのけて集中出来る。
マインドフルネスも瞑想;ラベリングすることで前頭前野の活動アップ、扁桃体の密度が小さくなる。恐怖の感情を隠すのが上手い感情調節者になれる。感情のコントロール上手い人は高い収入
-
Posted by ブクログ
素早くしなやかに切り替える
素早く・・ 機敏に切り替えるためネガティヴ思考コントロール。ネガティブ、不安は脳を疲れさせ、フリーズさせるから。
・・好奇心を持つ。変化に気づかないと切り替え遅れるから。
しなやかに•••自分を受け入れる、外から見つめる癖をつける。過敏に反応、極端に反応しないように。
切り替え力=①素早く柔軟に②自分を理解する③感情に気づく④状況を掴む
信号ツール 状況が良化しる変化は青、悪化に転じる場合は黄色、悪化しているなら赤 変化に対して色分けしてみる。
変化と移行をセットに 変化は外部的 移行は内部の変化に合わせた動き 自分を移行させることを忘れずに。
自分を知る際、タイプという区分より傾向がある という言語化が精度高い