香住泰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
幸せジャンクション
著:香住 泰
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**〈 書籍の内容 〉**
人生の分岐点は、突然やってきた。
訳あり主人公の人生を変えた、三泊四日のキャンピングカーの旅。
勤務先の運送会社が突然倒産し、途方に暮れる主人公・浜浦遼二。
しかし社長の計らいで、退職金代わりにキャンピングカーを譲り受けることに。
そして、不思議な縁に導かれるように始まる、人助けの旅。
困難を乗り越えていく中で、浜浦が抱える過去の秘密も少しずつ明らかになっていく――。
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**〈 感想 〉**
人生の分岐点とは、往々にして予期せぬ形で訪れるもの――まさに本作『幸せジャンクション』は、そのテーマを象徴するような一冊でした。
タイトルにある「ジャンクション(分岐点)」という言葉を、現実の人生の変化と重ね合わせ、しかもそれを「キャンピングカーの旅」というユニークな形式で描いている点が新鮮で、読んでいてとても印象的でした。
浜浦と多智花という、心に深い悩みを抱えた二人の主人公が出会い、過去を引きずりながらも、目の前の困っている人々を助けていく姿には胸を打たれます。彼らの行動は見返りを求めたものではなく、ただ「放っておけない」という人間らしさに溢れており、その姿勢が巡り巡って自分たちの人生をも少しずつ変えていく。まさに「情けは人のためならず」を地で行く物語です。
現実の人生では、善意が短期間で返ってくるとは限りませんが、この作品ではその「人生のブーメラン」が絶妙なタイミングで描かれていて、フィクションとしての温かさと希望を与えてくれます。特に、辛い状況が続いている方や、前を向くきっかけを探している方には、力強いメッセージを受け取れる物語だと感じました。
旅という非日常の中でこそ気づける「人生の本質」や「本当に大切なこと」が、優しい筆致で丁寧に描かれており、読後感も心地よく、前向きになれる作品でした。 -
Posted by ブクログ
突然、会社が倒産し、退職金代わりに社長から譲り受けたキャンピングカーを手にした主人公、浜浦さんが、ひたすら人助けをするという超絶ほっこりしたお話です。
キャンピングカーを使っているので、かなりスケールの大きい人助けになるんですが、話がテンポ良く進んでいくので読んでいて気持ちが良いです。そして、主人公の浜浦さん、一緒に旅をするたちばなさんをはじめ話に出てくる登場人物がみんな良い人、良い人のオンパレード。
こんな話、実際にある訳ないよとつっこみたくなるような内容なんですが、登場人物一人一人がごくごく普通の人たちなので、ストーリーも違和感なく入ってきました。