あらすじ
書店員さん激賞!心がじんわりあたたまる旅物語
人生の分岐点は、突然やってきた。
訳あり主人公の人生を変えた、三泊四日のキャンピングカーの旅
勤務先の運送会社が突然倒産し、途方に暮れる主人公・浜浦遼二は
社長の計らいで、退職金代わりにキャンピングカーを手に入れる。
そして、不思議な縁に導かれ、キャンピングカーを使った人助けの旅が始まることに。
困難を切り抜けていく浜浦だが、実は過去に秘密を抱えていて……。
【書店員さんから激賞のコメント、続々!】
日々、いろいろな情報が錯綜する中で、気持ちが明るくなるような、自分の人生も悪くないなと思えるような出来事に出会いたいと思う時があります。個人的に、小説が好きな理由がここにあると思っています。
なかなか気持ちに余裕が持てない時、人にも自分にもやさしくできない時、ほんのちょっとのきっかけがほしい。本書には、そんな人のお手伝いが出来る力があると思います。
一家に一人、浜浦さん!!富山にもキャンカータクシー来てくれますか??
(明文堂書店 富山新庄経堂店 野口陽子)
***
この物語、ほとんど嫌な人が出てこない。でも、この物語はそれで良い!
何か訳ありで、人と距離を取ってきたはずの主人公が、ひょんな事からキャンピングカーという非日常感のあるものを手に入れて、自分本来の姿を取り戻していく。
その過程で偶然出会う人々の生き方に影響を与える、不思議な魅力のある主人公だった。
私も何かで悩んだ時、浜浦さんとお話ししながらキャンピングカーで旅してみたい!
(東京旭屋書店 新越谷店 猪股宏美)
***
人との繋がりが薄れている今こそ読んで欲しい!
キャンピングカーを通して、偶然出会ったワケありな人たちが織りなす心温まる物語。
ドライバーの浜浦さんと一緒にどこまでも旅を続けたい…読み終わるのがもったいない作品です。
(BOOKSなかだ 斉藤兼子)
◆目次
第1章 突然の出会い
第2章 大変な一日
第3章 十年前と、これから
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
(audible)
運送会社で働く主人公浜浦は勤めていた会社の倒産をきっかけで得たキャンピングカーでいろんな人助ける物語です。
いろんな人を助けながら、人々の心を変えていき、自分自身も変わっていく内容で、聴くと心が穏やかになる内容でした。また、浜浦さんの言葉も勉強になる事が多い。改めて旅と人との出会いが大切である事考えさせるものです。
聴き終わるのがもったいなぐらいでした。
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#幸せジャンクション
#香住泰
#読書好きな人と繋がりたい
Posted by ブクログ
audible 。初めての作家。あとがきで言うように読後感が気持ちいい物語。キャンピングカーを手に入れ、素敵な同乗者にもめぐまれた還暦間近の男が行く先は?
あまりにも都合の良すぎる展開だが、まあ読む者にはこころの豊かさを感じさせてくれるな。
Posted by ブクログ
とても爽快感のある話だった。
だった登場人物に悪い人はいない(強いて言えばマスコミ)ので気持ち良く読み進めることができた。
その中でも浜さんの実直さと人柄の良さが滲み出て、多知花さんを始めとした多くの人の人生を好転に向かわせることができてたので、自分もこんな方に出会ってみたいと思った。
続編があるみたいなので、楽しみにしたい。
Posted by ブクログ
最初からなかなか衝撃の展開。その後キャンピングカーでの3泊4日の予期せぬ旅。その中で様々な方との出会い、また主人公や同乗者の過去を含む人生模様。高速道路をめぐる次々と動きあるストーリーと、その分岐点がタイトルと結びつく。辛いながらも全体として心温まる良い話だった。
Posted by ブクログ
悪い人が出てこないし(ちょっと悪い人はいた?笑)、上手くいきすぎーと思いながらも、楽に読める。どんどん読みたくなるし、嫌いじゃない、こう言うの。
Posted by ブクログ
幸せジャンクション
著:香住 泰
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**〈 書籍の内容 〉**
人生の分岐点は、突然やってきた。
訳あり主人公の人生を変えた、三泊四日のキャンピングカーの旅。
勤務先の運送会社が突然倒産し、途方に暮れる主人公・浜浦遼二。
しかし社長の計らいで、退職金代わりにキャンピングカーを譲り受けることに。
そして、不思議な縁に導かれるように始まる、人助けの旅。
困難を乗り越えていく中で、浜浦が抱える過去の秘密も少しずつ明らかになっていく――。
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**〈 感想 〉**
人生の分岐点とは、往々にして予期せぬ形で訪れるもの――まさに本作『幸せジャンクション』は、そのテーマを象徴するような一冊でした。
タイトルにある「ジャンクション(分岐点)」という言葉を、現実の人生の変化と重ね合わせ、しかもそれを「キャンピングカーの旅」というユニークな形式で描いている点が新鮮で、読んでいてとても印象的でした。
浜浦と多智花という、心に深い悩みを抱えた二人の主人公が出会い、過去を引きずりながらも、目の前の困っている人々を助けていく姿には胸を打たれます。彼らの行動は見返りを求めたものではなく、ただ「放っておけない」という人間らしさに溢れており、その姿勢が巡り巡って自分たちの人生をも少しずつ変えていく。まさに「情けは人のためならず」を地で行く物語です。
現実の人生では、善意が短期間で返ってくるとは限りませんが、この作品ではその「人生のブーメラン」が絶妙なタイミングで描かれていて、フィクションとしての温かさと希望を与えてくれます。特に、辛い状況が続いている方や、前を向くきっかけを探している方には、力強いメッセージを受け取れる物語だと感じました。
旅という非日常の中でこそ気づける「人生の本質」や「本当に大切なこと」が、優しい筆致で丁寧に描かれており、読後感も心地よく、前向きになれる作品でした。
Posted by ブクログ
浜浦が勤めていた配送業社が突然倒産し、退職金代わりのキャンピングカーを譲り受けるところから物語は始まる。
帰路の途中、偶然声を掛けた老婦人と女性。
後日、彼女らに東京までの送迎を依頼され、兵庫-東京の往復計4日間の旅路の間に、浜浦と同乗者の多智花は、様々な悩みを持った人たちに手を差し伸べ、時に助けられながら穏やかな旅路を続ける。
作中にあった、『他人の役に立つことは、心を豊かにする。』という一文。これに尽きる物語だった。
過去の過ちから他人と深く関わることを諦めていた浜浦が、最後に赦され前を向く姿に感動した。
Posted by ブクログ
穏やかに読めました。
浜浦さんとタチバナさんのコンビ感がすごい良かったです。
出会って間もない人と何日も車で旅をするって自分には考えられないけれど、浜浦さんみたいな人とだったらアリかな〜って思いました。
Posted by ブクログ
話がうますぎやしないかと思うところもあるけれど、人との出会いや思いやりは、その先のまた新しいご縁に繋がっていく、だから大切にしたいなあと感じた
Posted by ブクログ
突然、会社が倒産し、退職金代わりに社長から譲り受けたキャンピングカーを手にした主人公、浜浦さんが、ひたすら人助けをするという超絶ほっこりしたお話です。
キャンピングカーを使っているので、かなりスケールの大きい人助けになるんですが、話がテンポ良く進んでいくので読んでいて気持ちが良いです。そして、主人公の浜浦さん、一緒に旅をするたちばなさんをはじめ話に出てくる登場人物がみんな良い人、良い人のオンパレード。
こんな話、実際にある訳ないよとつっこみたくなるような内容なんですが、登場人物一人一人がごくごく普通の人たちなので、ストーリーも違和感なく入ってきました。
Posted by ブクログ
本当に人生何が起こるか分からないものだなと思った。良いことも悪いことも、人生を大きく変える出来事ってあるんだろうな。
たった数日の出来事とは思えないくらい、いろんなことに出くわすけれど、主人公の真摯で誠実、優しい心がずっとにじみ出ていて、ほだされていく?人たちの気持ちが何となく分かる気がした。
一緒にいたら安心感を持てそう。
自分に厳しい主人公に、怒りも沸かないのかなと不思議に思ったり、歯がゆいような気持ちにもなったけど、こんな人だから惹きつけられるんだろうなと思った。
こういう大きな優しさを持てる人になりたい。
Posted by ブクログ
運送会社に勤めていた浜浦が
突然会社が倒産し、
社長から退職金としてキャンピングカーをもらう
たまたま帰り道に人を乗せた善意がきっかけで
色んなところへキャンピングカーで向かうことになる話
所感:全体的に難い、テーマはなく読みやすかった
人との関わりは極力避けていた浜浦が徐々に人情的になっていくところは小説ぽいけどリアルな60才男性な感じもする。実は昔は教師だったこともラストの急展開も劇的だけど良い話だった! と思える本
Posted by ブクログ
物語は平坦で進むが、非常に心地の良いストーリーだった。人と人の出会いやそれぞれの出会い先でのストーリーはとても穏やかだった。兎にも角にも心地の良い本だと思った
Posted by ブクログ
シンプルに心温まる話。詰め込まれてるのがまた心地よい。誠実に生きること。前向きに生きること。人の繋がりを大切にすること。人としての基本がつまった作品でした。途中のトラブルなども良いスパイスだし、あの時のあいつが!?もmarvel的で楽しく読めました。
Posted by ブクログ
キャンピングカーでの生活に昔から憧れがあったことを思い出し読み始めた。
困っている人を見過ごさない、自分に自信の持てる生き方をしようと改めて思わされる内容であった。
分岐点(ジャンクション)は人生思わぬところでやってくるが、その機会を楽しめる人間でありたい。
蛇足だが、物語の中でも法に抵触がないようなフォローが所々見られ、良くも悪くも令和の本だなぁと…
Posted by ブクログ
登場人物自身が述べているが、全員良い人で、読後感も爽やかでした。
心が荒んでいるとき、人にあたって発散するのではなく、善行をすることが、自分の心が、健やかになる話もあり、嫌な気持ちを感じることなく、読み進められました。
Posted by ブクログ
人に八つ当たりするよりも誰かのためになる方が気持ちが良い。その通りだと思う。自分を好きでいられるしね。私も日頃から人に親切にできるよう心がけよう。
主人公の謙虚でお人好しな性格に好感を抱き、続きをワクワクしながら読めた。
Posted by ブクログ
最後の最後に、主人公の冴えないおじさんの職業や過去がわかります。
どうしてここまで人に手を差し伸べられるのか。
最後まで読んで初めてわかりました。
Posted by ブクログ
Audibleで購読。
物語なので、ご都合な展開ではあるが、旅で出会った人たちが助け助けられで進んでいくので、心温まるエピソードではあった。
Posted by ブクログ
ツーリングでよく信州方面へと出かけるのだが、その時に走る高速のルートがこの本に出てくるジャンクションそのままで頭の中で進路をトレースしながら読むのが楽しかった。
事務を寡黙に淡々とやり過ごす主人公の会社が突如倒産し、ひょんなことから社長から譲ってもらったキャンピングカー、通称キャンカーを走らせることから次から次に出会いが始まりそれはまるでわらしべ長者のように徳が徳を生み、またその徳が次なる徳との出会いをつないでくれる。主人公の判断力や知識が実は元教師だったことが判明し、また教師を辞めざるを得なかった事件があり、物語が進むにつれてその真相も明らかになりって伏線もあり、ただその伏線がとってつけたようなご都合主義的でちょっと萎え萎えになってしまったが全体としてのノリは良い。若干啓発本臭い感じがしないではないものの概ね面白く読めた。
Posted by ブクログ
人と人との縁が繋がっていくお話。現実にはここまで続くことはないのかもしれないけど。
けれどワンちゃんと一緒に祖父と孫を届ける際に、浜浦さんより先に多智花さんが了承した時はなぜあなたが了承しちゃうの?と思わず突っ込んでしまった。
あなた運転しないじゃないか…笑
Posted by ブクログ
浜浦さんは聖人過ぎましたが、キャンカーでの旅は憧れますね。世の中悪い人ばかりではないなと思わされました。続編も作れそうな終わり方だったので、もし出たら読みたいです!
Posted by ブクログ
「幸せジャンクション」は、初老の主人公がキャンピングカーを相棒に、各地を巡る中で様々な人々との心温まる交流を描いた物語です。
読後、強く心に残ったのは、人と人との絆は、意識して関わろうとしなければ決して生まれない、ということでした。主人公も、旅の途中でつい見て見ぬふりをしてしまいそうな場面に遭遇しますが、そんな時、一歩踏み出して人と関わることで、かけがえのない喜びや発見を見つけていきます。他者への思いやりを持ち、積極的に関わろうとする主人公の姿勢は、読者の心を優しく包み込むようです。
また、物語の中で語られる主人公の過去のエピソードは、深く胸に突き刺さり、思わず目頭が熱くなりました。
この本は、人と人との温かい繋がり、そして人生における小さな幸せの大切さを教えてくれます。日々の忙しさに追われる中で、ふと立ち止まって大切なものを見つめ直したいと感じている方に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
Posted by ブクログ
主人公の浜浦さんとかいう大聖人、人間出来すぎでは…?
あまりにも浜浦さんが善人かつ博学で腰の低い素敵紳士おじなので「もうこのまま何の事件もなく物語が進んでくれ」と思いながら読んだ。
キャンピングカーがありとあらゆる役目を果たす無敵乗り物として登場。ちょっと欲しくなった。
Posted by ブクログ
様々な人と出会い、キャンピングカーで運び会話をしながらそれぞれの人生模様が垣間見える様は興味深かった。普通の乗用車よりもテーブルやキッチン、トイレがあって小さい家にいるような、そのキャンピングカーの雰囲気が乗る人の心をほぐすのかもしれない。
ただ主人公の、他人を諭しながらも自分を卑下する思想・言動はあまり好きではなかった。過去の事件のトラウマから、そのような思想に陥りやすいのかもしれないが、度重なると周囲の人にある種の気を遣わせているようにも見えてしまう。
今回過去の事件のトラウマから脱する機会を得たことで、これからは主人公がもっと楽しく生きていければいいなと感じた。
Posted by ブクログ
ネタバレしながらも最後まで爽やかに読める。こんな生き方はできないな、と思いつつ、正しいものが最後には報われる気持ちよさ。何をするかより、どう生きるかが大切だとわかる一冊。も、ひねりがほしいところ。
Posted by ブクログ
どんなに人生に挫折しても実直に生きてさえいれば必ずどこかで報われるものなのかなと思えた一冊。ひょんなことからキャンピングカーを譲り受け人生が好転みたいな感じだけど、そもそも主人公の浜浦の人柄がいいからなんだよなと。ベースはそこなのよね、“為善最楽”初めて知った言葉だけどいい言葉