橋本翔太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本の中に出てくる「ナイト」という存在。
ナイトとは、幼い頃の自分を守るために生まれた人格のようなもの。
自分では意識していない心のクセによって、望まない出来事が起きる。
その背景には、自分を守ろうと必死だったナイトがいるという。
ナイトをなくすのではなく、
「今までありがとう。もう大丈夫だよ」と対話する。
そんなワークが紹介されていた。
多くの人にナイトはいる。
人によっては複数いるし、親子代々受け継がれることもあるという。
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私はワークをしてみた。
本の通りではないけれど、幼い頃の自分を思い出した。
私は3歳頃から記憶がある。
2歳の終わり、兄が2人いる末っ子の私は、祖父母や両親にチヤホヤされていた。
「もうすぐ3歳だよね〜」
「そう、3歳」
3本指を立てる練習をしていた。
3歳になってからは、それが私の鉄板ネタになった。
「わたし何歳でしょ?」
そう言って、会う人会う人に3本指を見せる。
「あらー、お姉ちゃんになったのね」
みんなが笑ってくれる。
私はニコニコしていた。
チヤホヤされるのが大好きだった。
ある日、近所の10歳のお姉ちゃんに同じネタをやった。
すると言われた。
「それ、この前聞いたよ」
何も盛り上がらなかった。
空気が止まった気がした。
あ、これはおかしなことをしてしまったんだ。
そのとき私は学んだ。
同じ人に同じ話をしてはいけない。
ウケなかったら、恥ずかしい。
笑われることは避けなければならない。
ちょうどその頃、
夢と現実は別のものだということにも気づいた。
曖昧だった世界に境界線を引いた。
言っていいこと、悪いこと。
変なこと、笑われること。
みんなと違うことは、してはいけないこと。
きっとその瞬間、私のナイトが生まれた。
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その頃の私は自家中毒だった。
いつも胃液の酸っぱい味が口の中にあった。
そりゃ、そうだよね、と思う。
3歳の私が、世界に適応しようと必死だったのだから。
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私のナイトは、代々受け継がれたものだと思う。
両親は真面目で、良き人であろうとしていた。
実際、良き親だった。
でも、毒親の部分もあった。
祖父母にもあった。
そして、私にもあった。
私は、この代で断ち切ったと思っている。
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今はだいぶ自由になった。
境界線も、ずいぶん取っ払った。
それでも、小さなナイトはいる。
恥ずかしい思いをしないように。
笑われないように。
間違えないように。
ずっと私を守ってきたナイト。
ありがとう。
本当にありがとう。
もう大丈夫だよ。
後ろ乗りのバスを前から乗ってしまっても大丈夫。
初めてのバスの乗り方を、いちいちネットで調べなくても大丈夫。
間違えても、笑われても、
私は私を助けに行けるから。
ナイトがいなくなるのではなく、
ナイトと手をつないで進める今が、
少し誇らしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本を読んで、しんどい気持ちや苦しさは、心が自分を守ろうとして働く防衛反応なのだと気づいた。
さらに、それがなぜ起こるのかを考えたとき、親からの刷り込みや幼少期の経験が影響していることにも気づかされた。
今まで私は、そうした感情をただ「嫌なもの」として避けたり、責めてしまうことが多かったと思う。
しかし本書を通して、感情が生まれる背景を知ることで、自分自身を少し客観的に見られるようになった。
私はこのまま、自分が嫌な気持ちになる自分を嫌いになりたくないと思っている。
そのためにも、この気持ちに気づいたときには、本書で紹介されているナイトくんワークを行い、自分と向き合い、自分に寄り添えるようにしていきたい。
また、自分を大切にすることは、自分が大切に思っている人を大切にすることにもつながると感じた。
できるなら、大切な人とは長く良い関係を続けていきたい。
そのためにも、感情から目をそらさず、自分を理解しようとする姿勢を忘れずにいたいと思う。 -
Posted by ブクログ
思考の癖とかブロックとか潜在意識とかのあたりをわかりやすくハートフルに書いてくれてる。
個人的には上記のことをすでに知ってた分、新しいことを知れたというよりは今までの知識により確証がもてたというかさらに解像度が上がった感じ。
ナイトくんワークも知らぬ間にやってた(笑)私の場合は紙に書き出して対話する方法になるけど。久しぶりにやってみようかなという気持ちになった。
本書ではナイトくんとは?についてが丁寧に書かれてるから、すでにそこに知識がある身からすると大半が冗長に感じるかも。
もっと具体的なナイトくんワークの方法をぜひ第2弾とかで発行してくれたらいいな〜と思ったり。
とにかく心優しく書かれてるので、メンタルが落ちたときに読み返すのはとてもいいと思う! -
購入済み
言いたいことは分かるけど
言いたいことは分かるけど難しい。
ナイト君、やっぱり邪魔。
ナイト君ワーク書いてあった。
私は大人で〇〇も出来るから大丈夫だよってナイト君をハグするイメージと書いてあったけど、私には〇〇出来るから大丈夫って言えることがない。
どうしたらいいんだ…。
なんかモヤモヤします。 -
Posted by ブクログ
どれほど「あなたを守るためだった」と肯定的意図を解釈したとて、結果としてナイト君(防衛機制)がやっていることは、「かつて自分を脅かした毒親(支配者)の理不尽な言動≒命令を、自分の内側にインストールして自分自身を監視・弾圧する自警団」の役割であると断言できる。だからこれを解雇することになろう。
だが、そんなことより更に問題がある。そもそも自分の精神構造(親の禁止令やナイト君の呪縛)を客観視し、解体できる高度な抽象的思考力(メタ認知)が育つのは、早くても大学・成人期以降である。しかし日本の学歴・偏差値社会では、18歳(大学受験)や22歳(新卒一括採用)の時点で、人生の一次的なレール(学歴・初期キャリア)の勝負がほぼ終わっている。そのため、歪んだ防衛システムを解体して「本当の自分」の能力を十分に発揮することができる知性を得た頃には、すでに社会的な初期カード(ゲームの配布条件)が確定しており、挽回の選択肢が著しく狭まっているのである。この「心の縛りを解く知性を得る頃には、社会的なカードの配布(初期競争)が既に終わっている」後の祭り問題は、本書の読者各位にとって、取り返しのつかない問題として突き刺さるであろう。 -
Posted by ブクログ
心理学用語でもある「防衛機制」を「あなたを守り続けたナイトさん」というように分かりやすくキャラ付けして、悩みへの対処法を教示するという内容でした。
ナイトさんへの対処法を具体例を交えて紹介していたので、分かりやすかったと思う反面、一読しただけでは「自分の中にナイトさんがいる」という認識に至ることができなかったので、再読する必要があると思いました。
後半にかけて、悩みの対処をした際の良い結果について少し誇張した表現があると思いました。
ですが、「人には自分で問題を対処する力がある」という考え方には賛成です。
何回も読んで、この本を指標にして自分との対話を増やし、今後の生活がより良い方向に進められればいいと思います。 -
Posted by ブクログ
他人からどう思われているかを気にしてしまうのは必ずしも悪いことばかりではないと知った。
そのおかげで自分の悪いところを改善できたりしている部分も確かにあると思う。
また、他人と自分の間にしっかり柵を設けるのも大切だと思った。自分はそれが苦手だから、柵を作るイメージを頭の中で作って人と関わってみたい。
自分はこのままでいいのだろうかという漠然とした不安は人間のメタ認知能力によるものだから、自分だけじゃないとわかった。
他人からどう思われてるのかを気にしすぎるのはやめたいが、完全に気にしないのは無理と心得た上で、他人との間にしっかり境界線を引いて生きていきたい。