【感想・ネタバレ】わたしが「わたし」を助けに行こう ―自分を救う心理学―のレビュー

あらすじ

あなたを癒やせるのは、あなただけ。
悩みのすべては心に住む「もうひとりの自分」が引き起こしていた。

「部屋が片付けられない」「忙しくて時間がない」
「相手に思ったことが言えない」「お金が貯まらない」
「がんばっているのに成果がでない」……。

あなたが、なかなか解決できないこと。
いつも問題を繰り返してしまうこと。
これらの問題や悩みは、
心の中に住む「もうひとりのあなた」が引き起こしていたのです。
そして、その理由はけっして嫌がらせではなく
「あなたを守る」ため。

たとえば、「部屋が片付けられない」は、
部屋がスッキリすると気持ちもクリアになり、
抑え込んでいた不安や焦燥感が湧いてきてしまうのを防ぐため。
「忙しくて時間がない」は、
時間ができてしまったら、“いつかやればできる”という可能性が
なくなってしまうのを防ぐため。

このように、あなたを傷つけまいと問題を引き起こす
「もうひとりのあなた」である「心の防衛機能」を、
この本の中では「ナイト(騎士)くん」と呼びます。

悩みを解決して、本当にやりたかったことをやるためには、
あなたの「ナイトくん」を見つけ、安心してもらうこと。

これから、あなたの知らなかった「あなた自身」の謎を解き明かしながら、
誰かに頼るのではなく、
あなたがあなた自身を助けることができる方法をお伝えします。

各章の前には、「わたし」と「ナイトくん」のショートストーリーが入り、
心の学びをナビゲートしてくれます。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ずっと悩まされていたこと(例に挙がっている問題の多く)が、自分を守るために自分が無意識のうちにしていたことだったこと、そしてそれを癒すことができることが分かった。
「ナイトくんワーク」は難しそうに感じたが、具体例が書かれていてなんとなくイメージができたので、やってみようと思う。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

何かに対して生きづらさを抱えていない人間は少ないでしょう。
まして、何の問題も抱えていない人間はきっといないでしょう(問題に気付かないことを除く)。
自分も顕著ではありませんが、すぐに楽になりたい、すぐに問題を取り除きたいと思うこともあります。
そんな時は紹介されていた「ナイトくんワーク」を実践するため一度立ち止まり、ゆっくりと自分のどこかにいるナイトくんと対話をしてみようと思います。

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

こういう心理学?自己啓発?系は難しすぎたり、逆にそんなん本読まなくても知ってるわーっていう内容だったりワークが難しすぎたり結構合う合わないや当たり外れが多いと思うけれど、この本に出会えて本当に良かった。

何より橋本さんの言葉選びがわかりやすく、繊細でひとりひとりに丁寧に寄り添いながらこの本を書いてくれたことがよくわかる。
読みながら何度も涙してしまった。
気休めの本ではなく、本当に助け出そうとしてくれているんだということがよくわかる本だった。

ワークも例があるのでわかりやすく丁寧で、すぐにでもトライできるところがいいなと思った。

橋本さんご自身も苦労なさってきたことをこの本で知った。
そしてその大変な苦労を乗り越えてきた人。
だからこんなにも心に染み込んでくる文章を書けるんだ。

わたしもいつか橋本さんみたいに乗り越えられるだろうか。
今のわたしにはどんな薬よりもこの本が効きました。ありがとうございました。

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

私自身、機能不全家族で育ち大人になった今でも苦しんでいて、いろんな心理学の本を読んできましたが1番実践できる本でした。私もナイトくんのワーク(認知療法)を始めました。

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2025年09月27日

Posted by ブクログ

自分の「認知の歪み」に「ナイトくん」と名付けて、自分と切り離して考えてみる手法が、ユニークだが自分の中にスッと入ってきた。
事例も記載されているので、すぐ実践に繋げられるいい本だと感じた。

「ナイトくん」として自分と切り離すことで、「なぜ変えたいのか」「いつからその歪みはあるのか」などの複雑な問いが素直に立てやすくなる。
あれほど変えたいと願っていた自分の性質も、実は無理に変えなくていい部分もあるのではないか、とすら思えた。

闇雲に自分を変えたいと思っている人にお勧めしたい一冊。

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2025年09月21日

Posted by ブクログ

 夢のために努力することが出来ない自分に嫌気がさして読み始めました。
具体的で読みやすく、耳の痛い話も不思議とすっと入ってくるような本でした。
これから徐々にではありますが『ナイトくんワーク』に取り組んで行きたいと思います。

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2025年09月11日

Posted by ブクログ

今まで読んだメンタルの本とはひと味違い、とても優しい気持ちになれてほっこりするような本だった。

自分自身に問いかけるというのはよく言われることだけど、自分の中にいる幼くて不器用な存在を意識することでなんだか愛おしく思えるし、うまく行かなくても仕方ないねって気持ちになれる。他の本と表現の仕方が違うだけなのかもしれないけど、個人的にはしっくりした。

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2025年08月29日

Posted by ブクログ

おそらくピーター・A・ラヴィーンの「ソマティック・エクスペリエンシング」や内的家族システム、インナーチャイルドなど、トラウマ心理学的な考え方を取り入れていて、専門的で取っつきにくい内容を、無意識下のトラウマや傷=「ナイトくん」というキャラクターとして登場させることで分かりやすくまとめられていた。

またお金がたまらない、部屋を片付けられない、言いたいことが言えない、人間関係リセット癖など、自分や周りの人に当てはまるような事例を、無意識の傷の観点から紐解いていて、確かにそうかも知れないなという納得感があった。

ワークと、実際のセッションの様子がいくつか載せられていて自分一人でも取り組みやすくてよかった。

【ナイトくんワーク】
①解決したい問題や出来事が起きた時をイメージした時の体の感覚を意識する
②その感覚に名前をつけて対象化する。硬くて重い石→漬物石さん、ボロボロの服を着たお婆さん→みじめちゃんのように。
③質問をする。
・どうして〇〇(イメージ)なのか?
・あなたのミッションはなに?
・そのミッションをやめたらどうなってしまうと思うのか?
④労い、一人じゃないことを伝える。
⑤今の年齢やもう大人であることを伝える。
⑥これからも必要なときには助けてね、と伝える。
⑦また対話をしよう、と伝える。

実際にやってみると、心が軽くなったような気がします。無意識を意識化していくことの大切さをしれました。

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2025年08月13日

Posted by ブクログ

あまりこってりした内容ではないですが、読んでいて納得感のある1冊です。自分の心の中んみあるナイトくんの存在、その存在の意味と対話を繰り返すことの重要性、手をとりあって進むことなど、一人ではたどり着けない境地まで連れて行ってくれます。

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2025年06月28日

Posted by ブクログ

YouTubeから見て、どんな内容なのかワクワクしながら読んだ本でした。
私の中の問題と、それに関わるナイトとは何か、そのナイトとどう分かりあっていくか…。
心を壊してから本が届くまでの間に何度も自己と向き合いました。やり方は違ったけど、その自己との向き合い方は間違っていなかったのだと本を読んで思いました。

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2025年06月12日

Posted by ブクログ

とても良い本でした。

題名からすると、なにか人生に支障があるとか、人間関係に悩みがあるとか、そういう人向けかなー、と思われると思うんですが、
全人類向け!です!
たとえば、部屋が片付けられない人。
反対に、部屋が散らかると許せない人。
こういう人にはどんな心理が働いているのか?という話から入っていく。
そんなちっちゃい問題だったらいろいろあるわ!と思いますよね。

イメージしやすく、わかりやすく、やさしく、それでいて発見がある内容だと思います。
自分という人間の解像度が上がるというか。

…いろいろ感想書こうと思ってたのに 
著者のYouTubeチャンネルを見に行ったら、思ったより屈強な男性が出てきてなんだか笑ってしまって感想が吹っ飛びました。

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2025年05月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私の仲間たちが見つかっていく。

既に3人の役割を担ってくれている仲間たちを見つけました。

仲間が見つかった時「今までずっと守ってきてくれたんだね」って嬉しくなります。

「私はひとりじゃないんだ」って思える。

これからもたくさんの仲間に出会えると思うと今から楽しみ。

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2025年05月07日

QM

購入済み

自分が今までに考えたことのない視点からのアプローチで、目からうろこの部分が多かった。

自分を優しく認めてあげようと思える。

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2025年01月13日

匿名

購入済み

読みやすいです

まだ読み途中ですが、他の精神的な本よりも大変読みやすく頭に入りやすいです。ナイト君がなぜそういう行動をするのかなど、とても分かりやすくためになります。

#深い #タメになる #共感する

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2024年12月20日

Posted by ブクログ

思考の癖とかブロックとか潜在意識とかのあたりをわかりやすくハートフルに書いてくれてる。
個人的には上記のことをすでに知ってた分、新しいことを知れたというよりは今までの知識により確証がもてたというかさらに解像度が上がった感じ。
ナイトくんワークも知らぬ間にやってた(笑)私の場合は紙に書き出して対話する方法になるけど。久しぶりにやってみようかなという気持ちになった。
本書ではナイトくんとは?についてが丁寧に書かれてるから、すでにそこに知識がある身からすると大半が冗長に感じるかも。
もっと具体的なナイトくんワークの方法をぜひ第2弾とかで発行してくれたらいいな〜と思ったり。
とにかく心優しく書かれてるので、メンタルが落ちたときに読み返すのはとてもいいと思う!

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

自分を癒し、前に進むための自己内対話の勧め。これが自分でできるようになると、誰かを責めたり、何かに依存したりしなくて済む。少しずつでも実践してみたい。

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2025年11月05日

Posted by ブクログ

自分の問題行動の原因を客観視する、とても分かりやすいワークの本。とは言えやってみると結構難しく、なかなかナイトくんの声を聞くことができない。それでも続けていくことで、何かが変わりそうな気はする。

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

・モヤモヤのおかげで
 不安や焦燥を感じなくてすんだ
 → 二次利得
・結果が出てしまうことへの畏れ

悩みや問題をもっていてもいいと
思わせてくれる本。

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

この手の本で、身体感覚にも言及している本は良い意味で珍しい印象。

ナイトくんはある種トラウマの緩和、同化のように感じた。

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2025年08月16日

Posted by ブクログ

この著者はすごい人かもしれない。非常に難しい内容を、なるべく多くの人が理解できるように、かなりかみ砕いて表現している。心にどこかトラブルを抱えている人は、何かしらのトラウマを持っていて、それを対処しようとするあまり、心身の不調が発現する。この本を読んで実践繰り返せば、清々しく人生を送れるようになるかもしれない。

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2025年07月26日

Posted by ブクログ

読みやすかった
もっと若いときに読みたかったな…と。
高校生くらいで一度読んで、その後大学進学、一人暮らし、社会人生活で挫折を味わったときに読み返したいような本。
自分を見捨てない「自分自身」って本当に尊い。

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2025年07月12日

Posted by ブクログ

インナーチャイルドワークと似た感じだけど、分かりやすく、またブロックしている部分にフォーカスしているのも良いと思う。自分にもかなり思い当たる悩みがたくさんあるので、対話をしてみようと思いました。

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2025年05月20日

Posted by ブクログ

自分の中のネガティブな反応は、自分を守るために行われている。それと対話してみよう、という内容。

確かに、見方を変えて「その反応に至る原点」があると捉えてみると良いのは重要なポイントでした。

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2025年05月20日

購入済み

言いたいことは分かるけど

言いたいことは分かるけど難しい。
ナイト君、やっぱり邪魔。
ナイト君ワーク書いてあった。
私は大人で〇〇も出来るから大丈夫だよってナイト君をハグするイメージと書いてあったけど、私には〇〇出来るから大丈夫って言えることがない。
どうしたらいいんだ…。
なんかモヤモヤします。

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2024年06月05日

Posted by ブクログ

自分のなかのモヤモヤなどに対して
ナイトくんという擬人化させた存在をつくり
何が辛いのかを考え直す

大人向けではあるものの、思春期の子が読んでも
わかりやすく、自己理解が深まると思う

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2025年10月14日

Posted by ブクログ

心理学用語でもある「防衛機制」を「あなたを守り続けたナイトさん」というように分かりやすくキャラ付けして、悩みへの対処法を教示するという内容でした。

ナイトさんへの対処法を具体例を交えて紹介していたので、分かりやすかったと思う反面、一読しただけでは「自分の中にナイトさんがいる」という認識に至ることができなかったので、再読する必要があると思いました。

後半にかけて、悩みの対処をした際の良い結果について少し誇張した表現があると思いました。

ですが、「人には自分で問題を対処する力がある」という考え方には賛成です。

何回も読んで、この本を指標にして自分との対話を増やし、今後の生活がより良い方向に進められればいいと思います。

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2025年09月25日

Posted by ブクログ

みんなが何かしら抱えているモヤモヤが、抱えきれなくなってしまった時に読んでみると良い本。

本書では"ナイトくん"と表現されている、自分を無意識に守ろうとする考え方を、克服するでもなく、消すわけでもなく、理解して共存するという方法が腑に落ちてよかった。
認知行動療法や自己防衛反応の克服は、ビジネスパーソンの間でもよく話題にのぼるが、自己防衛反応って自分の一部なのになくすの?それって本当にいいの?一種の洗脳では?って思っていた私にとっては、本書が納得感のある解決法だと感じた。

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2025年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この本を読んで、私はあまり幼少期にトラウマがないなと思った。
だから、将来子供ができたときにも生きやすいように家庭環境を作りたいなと思った。

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

メモ
その問題を解決したら傷つくので、心の中のナイト君(防衛隊)があえて解決しないよう頑張ってくれている。
片づけられない→片づけたら思考がはっきりして、不安に向き合わないといけなくなる
厳しかった親のトラウマを思い出す
時間がない→忙しくない自分には価値がないと思ってしまうから、あえて忙しくさせる
結果が出てしまう
お金がたまらない→やりたかったことが実現できてしまうのが怖い、傷つくかもしれない、親への罪悪感を意識してしまう
食べすぎる、SNSがやめられない→不安やストレスから意識を強制的にそらすことができる

誰かに傷つけられた傷は誰かに治してほしいという気持ちがだれにでもあるが、自分で治すことができる。自分で自分を助けることができる、できたという経験が本当の地震や自己肯定感につながる。

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2025年08月26日

Posted by ブクログ

無意識をナイトくんと名付けて、自分を守ってくれているという考えが興味深かった。ナイトくんワークもやるのは難しそうだがやる価値はありそう。

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2025年08月13日

Posted by ブクログ

自分を守るために生まれたナイトくん、と思えば、そんな自分も愛せる。
楽になる考え方をインストールできる。

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2025年07月03日

Posted by ブクログ

問題だと思っていることには、実は自分の心を守るという理由と目的があり、その問題を解決しない方がうまくいく(損失を回避できる)と、ナイトくんが自分の自覚できない無意識の領域で判断している。
自分の中の色々なナイトくん達を見つけて対話(なぜそうするの?ミッションはなに?ミッションをやめたらどうなると思う?)することで自己理解を深め、ナイトくんと手をつなぐ(自己統合)と本当の自分が現れるようになる。

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2025年06月09日

Posted by ブクログ

「わたし」を助けるためには?
→自分と会話すること。全ての行動には原因がある。その行動を起こしている潜在意識と対話し、否定せず共存すること。

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2025年06月02日

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