近田春夫のレビュー一覧

  • 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密

    Posted by ブクログ

    歌謡曲を聴いて育った私も筒美京平の曲は大好き。
    京平さんと同じようにヒット曲を量産した小室哲哉は「システム」、京平さんは「フィルター」と著者は評する。
    どんな歌手、歌詞の世界も京平さんのフィルターを通してさまざまな曲ができる。
    平山みきの話によると「エイミーワインハウスを聴いてみなさい」とアドバイスされたとか。
    なんと新しく広い視野、感覚。
    そんな筒美京平を魅力が十二分に伝わる一冊。

    0
    2025年02月14日
  • 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密

    Posted by ブクログ

    筒美京平が亡くなってから計画された筒美京平を語りながら渡辺栄吉(本名)を覗く本。
    2021年7月刊行。

    第1部(1-6章)は近田氏による筒美京平論。
    曰く「楽理を踏まえていない譜面に紐づいていないビートルズに影響は受けてない。一世代前のアメリカンポップス」「日本語の官能性を音楽が持つフィジカルな快楽と合体させた」「邪推が及ばない音楽的懐の深さ」
    官能性。そうなんだよね。名曲は総じてそうなのかもだけど、筒美京平の艶ってあるよねぇ。

    「えげつない曲、これ見よがしの曲を作らなかった人」という評。
    それに至る会話は、筒美京平の曲には女性作詞家が似合いますねもしくは千家和也やちあき哲也→ユーミンとのフルアルバム Hiromic Worldいいですよね→正反対の作詞家は阿久悠、それには都倉俊一がベストマッチだよね。
    うん。。まぁ。。山本リンダ、フィンガー5、ピンクレディーはえげつなくてこれ見よがしかな。笑
    今まで都倉俊一作品を「電気がチカチカしてる」「ガチャガチャしてる」「おもちゃ箱」だと思ってたけどこれからは「これみよがし」って言おう。
    あとこれ人にも使えそう。なんてね。(あなたをもっと知りたくて)

    70年代3強のジュリー百恵ピンク、80年代の聖子明菜への楽曲提供もない。(ジュリーと百恵は断ったと2部で実弟から明かされる。聖子はソニー内部での郷ひろみっていうか酒井プロデューサー陣営との確執と70年代感を出さないためか)言われてみれば確かに。
    「吉田拓郎への恐怖」「スピッツには似たものを感じる」へー。音楽的センスのない自分には分からないけど吉田拓郎を天才だと言う天才が多いってことはそういうことなのね。キンモクセイよりスピッツ?そうなのね。

    「あれ(松本伊代)は彼の好みだね。平山三紀郷ひろみライン」
    当て書きのトシちゃんマッチ、ジャニー嫡子の少年隊デビュー曲など。
    考えたことなかったけど音楽センスのある人達からするとしっかり感じる「見えないライン」なんだろね。納得。

    共に7000万枚overを誇る大作曲家だけど「TKはシステム、恭平はフィルター」ってのも納得。TKは作詞の人、その雑さ。(酷い)とはいえ浜崎あゆみよりは5兆倍マシだけど。

    洋楽やKPopを「射精しない反復音楽」JPopを「射精への高まり音楽」と評してるのもまぁ分かる。とはいえKPopはマネしながら独自性をちょい混ぜするのが上手だなとも思う。洋楽にしろ邦楽にしろ。でもまぁ国民が1億超えてるならそれでも(市場規模として充分で)良かったよね。
    今までは。だけど。

    芸能界に染まらず権威に無頓着だった筒美京平らしく、対極として政府とがっつりの都倉俊一(やはり近田氏は都倉センセが嫌いなのね)芸能界のドンとがっつりの内田裕也(ここは夫婦揃って同じイメージ、無欲の風来坊を気取ったThe強欲)を例にあげてる。
    筒美京平の清廉さを話したいというよりは、都倉俊一の悪口がメインかな。
    なんか素人が知らない確執があんのかね。

    作曲家への依頼の仕方が変わったっていう話もへーって感じ。そんなの想像したことなかったけど今ってそんなんなのね。


    第2部(7-10章)は対談

    7章は実弟、渡辺忠孝
    幼少期弟に対して「ター坊の好きなのってコードが3つしかない曲ばかりだね」と言ってみたり、坂本龍一を見て「彼らは好きな音楽だけやってて羨ましい」とか弟ならではのエピソードが明かされる。

    実弟が選ぶTop10の付録も
    哀愁トゥナイト、なんてったってアイドル、夏のクラクション、青春挽歌、ラッキーチャンスをもう一度、くれないホテル、魅せられて、よろしく哀愁、お世話になりました、飛んでイスタンブール

    8章は作詞家橋本淳
    師匠のすぎやまこういちの傍若無人さに触れつつ、筒美京平との高校1年からの思い出話を披露。(橋本は一個上)ここでも筒美京平の3分で作曲、5-6時間で編曲という天才ぶりを話すが、比較として「簡単なコード作曲の平尾昌晃や中村泰二と違って」みんな悪口好きだなぁ。
    筒美京平は「ここから先は入るな」という自己境界線がはっきりした人だったらしい。ただ高校生からの付き合いで音楽事務所も共同経営し、60歳になったらお互いに花屋パン屋をやろうと持ちかけられ、亡くなる前に病室で「あんたのせいでこんな人生になっちゃった」と言われたと。葬儀参列は家族と橋本夫婦のみだとか。平山みきにすら当日電話で話したにも関わらず明かさなかったと。
    それほどに近しい間柄だったんだなぁってのと、筒美京平の「隠者」ぶりが分かる。

    対談から「スワンの涙」が筒美京平自身が最も愛した曲なのでは?と感じる。私はここ最近たまたま「ジジィだからGSでも勉強せにゃ」と聴いていて失神GSっていうキモさから嫌々聴いたものの結局最も気に入ったのがオックスのこの曲だったのでなんか嬉しい。全然たまたまだけど。でもこの本を読む前も大声で歌ってた。(その前は木元ゆうこ)近所の人にはソーリー。まぁ慣れてるか。

    橋本淳が選ぶTop10
    また逢う日まで、さらば恋人、雨の日のブルース、木綿のハンカチーフ、にがい涙、恋の弱味、サンゴ礁の娘、ブルーライトヨコハマ、色づく街、ひとかけらの純情、セクシーバスストップ、夏のクラクション

    この本で紹介される曲はほとんどがヒット曲なのでタイトルを見れば歌が頭の中で流れるが、8章で橋本淳が「幸せでちょっと不幸だった平山美紀、彼女と筒美京平と3人でLAで録音したアルバム、フィルムシティモーテルが素晴らしい曲で録音完了時にアメリカ人スタッフが拍手したのを覚えてる」と。
    幸いYouTubeにあった。(ありがとう違法アップロード)これは確かに。さすがのクオリティ。
    何度も平山美紀の名前は出るけれど(筒美京平と橋本淳の事務所に所属していた)この曲を提供するなんて彼女の声が余程好きだったんだなぁ。と。

    最後の対談は平山みき
    今まで他人が彼女の楽器としての声と真面目さが筒美京平に愛されたと分析してきたが、ここで本人によって「はいそうです」と確認される。
    デビュー曲に筒美橋本の息子の名前が入ってるのは楽しい遊び。
    彼女も筒美・橋本とのLAレコーディングを話すが、途中でラスベガスのギャンブルなどに興じる2人に怒って筒美が途中帰国するくだりは橋本バージョンでは全く触れられていない。

    近田春夫が選ぶTop10
    マドモアゼルブルース、赤毛のメリー、ビューティフルヨコハマ、誰も知らない、熟れた果実、逢えるかもしれない、雨にひとり、恋の弱味、さよならの彼方へ、グッドラック、強い気持ち強い愛

    ライター下井草秀Top10
    寒い夜明け、あなたの暗い情熱、銀河特急、女になって出直せよ、卒業、君だけに、JOY、泣かないぞェ、綺麗アラモード、あなたの淋しさは愛

    さてこっから感想ですが。

    阿久悠2冊、都倉俊一1冊と読んで流れで読んだ。
    うっすい本ですぐ読めるけど中身は充実。白黒&小さいながらもレコジャケも掲載されてる。
    プロが選ぶ筒美京平Top10は売上ランキング上位に限らず多様な選択になってるのもさすが。特に弟と橋本淳。夏のクラクションと恋の弱味が4人のうち2人からセレクトされてる。他は重複なし。

    え????「サザエさん」は????

    他にも誰もたそがれマイラブ、迷宮のアンドローラー、恋の追跡、仮面舞踏会、東京ららばい、ていうか岩崎宏美の曲を1曲も選択しないのはなんで?
    あとスワンの涙は?あれ名曲じゃん?

    知らない歌も沢山あるのでこれを機に聴いてみようと思う。

    0
    2023年10月25日
  • 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密

    Posted by ブクログ

    オリコン1位のリストに「木綿のハンカチーフ」が入っていいない、で、それを阻み続けたのが元「藤浩一」のたいやきくんというのが皮肉だなぁ、と。

    0
    2023年03月08日
  • グループサウンズ

    Posted by ブクログ

    本の内容より、近田さんの御面相に驚いた。
    時代劇の悪役にしか見えない、変わりすぎにも程がある…

    個人的には、GSの最高傑作は、ダウンタウンブギウギバンドの「スワンの涙」、だと思う。(オリジナルのムード歌謡は聴くに耐えない)

    0
    2023年03月04日
  • 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密

    Posted by ブクログ

    「調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝」を読んで、軽い語り口、だけど鋭い視点の近田節が気持ち良くなってしまい、続けて本書を開きました。そもそも近田春夫がずっとリスペクトしてきた対象なので、自分の音楽を語る自伝より活き活きしているし、楽しそう。実際の読書も、脳内ライブラリーだけでなく、YouTubeでマニアック曲を検索しながらの「聴く読書」でした。曲そのもの、だけじゃなく筒美京平が取り込んだ元ネタもばんばん開示されるので、まるで鶴の恩返しの機織り部屋を覗いているようなドキドキ感があります。南沙織「17歳」の元ネタがリン・アンダーソン「ローズ・ガーデン」であることは有名ですが、松本伊代「センチメンタル・ジャーニー」の元ネタがギルバート・オサリバン「アローン・アゲイン」という最新の仮説(?)も披瀝されて、著者の京平研究、恐るべし、と言った感じです。洋楽と言われるもの邦楽化という、日本の高度経済成長時代が求めたもの、例えば、お茶の間からリビングへのシフトみたいなことを音楽という領域で一手に担ってきたのが筒美京平という「ツル」でなのだと感じました。だから筒美京平が「どんな曲を作って来たか?」ではなく「どうして現役として曲を作り続けることが出来たか?」だし、そもそも「彼は何者だったのか?」が本書のテーマだと思いました。そういう意味では第2部の実弟・渡辺忠孝、盟友・橋本淳、歌い手・平山みきとの対談は超貴重。まさに京平LOVEが新書に詰まっています。今年なくなった内田裕也、筒美京平とはまったく接点なかったけど、唯一の共通点としてホテルオークラが好き、ということを上げ、日米の狭間の揺れ動きにアイデンティティを見いだす、という指摘は見事だと思いました。それはひとまわり年上のジャニー喜多川にも共通するもので、そのメンタリティが戦後の音楽史の基本なのだと。近田春夫、一生、京平さんのことを考え続ける宣言もかっこいい!

    0
    2021年12月26日
  • 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密

    Posted by ブクログ

    筒美京平が亡くなってまもなく1年。コンピレーションアルバムの発売やライブは行われるも、筒美京平に関する評論はあまり見かけないなぁと思ってたところに本書がドドーンと登場。

    その著者がこれまた近田春夫と来てる。週刊文春の長期連載『考えるヒット』では、“つい考えちゃうんだよ”的思考でヒット曲の謎を秘密を解き明かす絶品の論考を毎度毎度開陳していただけに、はたして筒美京平をどう解剖するのか…。

    近田さん自身、筒美京平とは50年近い交流があり、その間には〈自堕落な私生活〉について一度叱られたこともあるという、人間 筒美京平を物語る貴重なエピソードもお持ちなだけに、否が応にも期待感が膨らむ。

    そう本書は、著者だから語れる、著者しか語れない〈作曲家 筒美京平〉と〈人間 筒美京平(本名 渡辺栄吉)〉の両面に深く考察した極めて『貴重』な一冊。

    本書は2部構成で、第1部は筒美京平が作曲家デビューした1966年から2020年までの仕事について、本書の構成を担った下井草秀氏が近田春夫にインタビューする形で進む。

    〈ブルー・ライト・ヨコハマ、魅せられて、Romanticが止まらない〉といった昭和を代表するヒット曲誕生秘話、コンビを組んだ阿久悠・松本隆・秋元康らの作詞家も俎上に。

    例えば、作詞 阿久悠・作曲 筒美京平コンビによるレコード大賞受賞曲〈また逢う日まで〉に対しても、阿久悠の論理的で畳み込んでいくようなマッチョな詩には、直線的でアタックの強い旋律を書く都倉俊一の方がハマる…と言い切り、阿久悠×都倉俊一による〈ペッパー警部・UFO・五番街のマリー等〉を列挙されると、確かにそうかも…と思う。また筒美京平が好んだ歌手の郷ひろみや平山みきのふたりに共通するのは、声そのものがひとつの楽器のような、唯一無二の歌声に創作力を掻き立てられたとも語る。

    第2部はレコード会社で長年ディレクターを務めた実弟 渡辺忠孝氏、筒美京平が作曲家としてのきっかけを作った作詞家 橋本淳氏、その橋本淳×筒美京平コンビ作の70年代を代表するポップソング〈真夏の出来事〉を歌った平山みきさんの3名が登場。近田春夫が訪ね、いずれも軽妙洒脱なインタビューが展開される。

    本書の白眉は、『筒美京平=フィルター論』。
    ある音楽を、筒美京平というフィルターを通して濾過するとこうなる…というシミュレーションな形で曲を作っている。だから、そこには『筒美京平という実体は存在しない」。筒美メロディーを掴んだと思っても、腕からスルッと逃げていく。

    『小室哲哉がシステムだとしたら、筒美京平はフィルター』なんだ。要するに、筒美京平には簡単に真似し得る『らしさ』がない、『いかにも筒美京平節』ってものがないということを小室哲哉を引き合いに出し、見事な論理を提示する。

    1960年代から日本の歌謡曲の第一線で活躍し続けた稀代のコンポーザー筒美京平の功績を、該博な知識と豊穣な言葉で仔細に明確に学究的に語る近田節を踏まえ、秋の夜長、筒美京平の音楽に浸ってみてはいかがでしょう?

    0
    2021年09月08日
  • 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密

    Posted by ブクログ

    筒美京平ファン必見、と言うだけに尽きる研究本。平山みきや実弟、近田さんが語るエピソードがどれも興味深い。楽理的解説はないです。

    0
    2021年08月29日
  • 聖と俗 対話による宮台真司クロニクル

    Posted by ブクログ

    対談というかインタビュー。
    近田春夫氏が絶妙な合いの手を入れるのと、ちょいちょい鋭い質問を投げかけるので、宮台真司氏も「いい質問」という言葉から答えているので、気持ちよく話しているのが感じられる。
    宮台真司氏のナンパ師としての活動や、援交女子高生との関係、大学教授など、様々な立場や視点を通してみる、当時の世相はとても興味深く、世代は違うので、同じ目線ではなかったにせよ、同じ時代を見てきた自分の目が、いかに表面しか見てなかったか感じさせられる。

    0
    2025年08月09日
  • グループサウンズ

    Posted by ブクログ

    「筒美京平 大ヒットメーカーの秘密」の近田春夫が文春新書でもう一発!今度のテーマはGSです。今回もYouTubeで検索しまくりの「聴く読書」でした。実質、昭和41年から45年(ここが西暦表記ではなく年号表記なのも、らしい!1965年から1970年…西暦にすると東京オリンピックから大阪万博までの高度経済成長の終わりの始まりの時代であることがわかります。)のわずか5年間のGSカンブリア紀のメジャーGSをマニアックに解説しています。ザ・スパイダーズ、ブルー・コメッツ、ザ・タイガース、ザ・テンプターズ、ザ・ゴールデン・カップス、ザ・ジャガーズ、オックス、ザ・ワイルド・ワンズ、ヴィレッジ・シンガーズ…当時の少女たちの心を掻き毟ったアーティストたち、楽曲たち。ロックが生んでロックになり得なかったジャンルのガラパゴスミュージックの狂い咲きです。このカンブリア紀はジュリーやショーケンを次の世代に残しただけでなく、橋本淳や筒美京平、すぎやまこういち、阿久悠、鈴木邦彦、村井邦彦などのソングライターたちの世代交代の入り口でもありました。今、山下達郎や竹内まりあのシティポップスが高度資本主義の生み出したコンテンツとして世界に発見されていますが、その一時代前の洋楽と邦楽のマリアージュミュージックとしてのGSが、なにか世界の音楽好きのツボを刺激するかもしれませんね。少なくても小学生時代に妹の肩越しにGSを見ていた世代の自分のツボにはバッチリでした。

    0
    2023年12月15日
  • グループサウンズ

    Posted by ブクログ

    近田春夫さんがGSバンドに在籍していたことに驚きましたが、そんな氏だからこそ書けた内実に富む一冊になっています。GS史観的にも新しい発見がたくさんで楽しく読めました。

    0
    2023年07月09日
  • グループサウンズ

    Posted by ブクログ

    昭和36年生まれ61歳の私にとって、

    昭和41年から45年に一世を風靡したグループサウンズは

    途中からようやくリアルに聴いた、という世界。

    しかしなぜか、

    ここに取り上げられている楽曲たちは妙に覚えている。

    グループ名もよく知らなかったはずなのに、

    すぐ曲を連想できる。

    なんでだろう



    瞳みのる先生は高校時代に古文の先生。

    タイガースの話はご法度だった。

    かたくなだった。

    それがようやく打ち解けて復活したと。

    70歳を越えて3歳の子がいると、、、

    人生いろいろだねえ

    0
    2023年06月16日
  • グループサウンズ

    Posted by ブクログ

    GSは私が小学校から中学に掛けて時代を牽引しており、幼いながら私もどっぷり使ってたので、実に懐かしい。分かる、分かるの大パレードだった。姉貴の買った明星の歌本で歌ってたなあ。中1の文化祭で2学年上の先輩のGSの演奏がかっこよかったなあ~。あ、その先輩、高校も同じで高1の時にやはり文化祭でステージに立たれたが、曲ははしだのりひことシューベルツに変わってたわ、時代だね。まあ、そっちもかっこ良かったけど

    0
    2023年06月05日
  • グループサウンズ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    当事者ではないのでというわけではないが、やはりGSというのは、そこまで興味が無い。そのグループが終わってから、メンバーがどうしたのかということは興味はあるのだが。
     中学の時の先生が、真木ひでとの恩師ということで、テレビでご対面番組に出演されたというのは、ずいぶん昔の思い出か。

    0
    2023年03月13日
  • 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密

    Posted by ブクログ

    最近レコードを買うようになり、昔の歌謡曲をよく聞く。クレジットを見ていると筒美京平と書かれているものの多さに驚くと同時にだれ??と思い読んでみた。前半めちゃめちゃ面白い。
    後半のゆかりの人ととの対談も恐らく筒美京平に何かしら思い入れがある人が読んだら面白いのではと思う。

    0
    2022年03月06日
  • 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密

    Posted by ブクログ

    筒美の紡ぐ旋律は、その1曲の全体が、柔らかな色合いを持って包み込んでくるような錯覚を聴き手に与えるという点に特徴があると思う。旋律そのものだけがやたらと骨太いような、ある意味わかりやすい曲とは一線を画す。荒々しいデッサンのような魅力ではなく、破綻のない水彩画のような印象だ。時間的に連続する音像すべてを3分というポップスのフォーマットの中で稠密に出力している。もちろんフックの効いたパッセージは効果的に配置されているが、それは全体をしみこませるためのきっかけとして、計算されて置かれている。総合的な建築家のような仕事だったと思う。優れたシンガーソングライターによる明解で一貫した世界観もよいが、筒美のようなプロフェッショナルによる音楽表現の可能性の豊かさは、一層素晴らしい。

    0
    2021年09月08日
  • グループサウンズ

    Posted by ブクログ

    GSは、やはり時代の徒花だったのかな、というのが読後最初に浮かんだ。なにしろ60年代後半に、正確にいうと1966年から1970年までのたった5年間の出来事だった。モップスとかカップスとか一部の例外はあるが、殆どのGSは70年代に入る前に消えた。余談ですが、1970年は60年代だからね。『2001年宇宙の旅』は2001年、つまり21世紀の話だから意味がある。

    えーと、近田春夫は日本の大衆音楽に対して深い洞察力を持っているし、現役ミュージシャンとしての活動歴から実体験としてGSを振り返っている。代表的なバンドを9プラスアルファ挙げて、それぞれの特徴や限界を解説している。しかしこの本の白眉は最後の対談二つ。一つは元タイガースの瞳みのると元カップスのエディ藩と近田春夫という鼎談。そしてオーラスの鈴木邦彦と近田春夫の対談は特に面白かった。受け手側が、これは名曲と評価したものが作者から、「どんなメロディだったっけ」などとカウンター喰らってギャフンだ。

    そうそう、GSの代表バンドの中にオックスが出ている。滋賀県出身のバンドで、同郷の関西パンク研究家の西村明氏が、WEB上で詳しく説明しているので、興味がある方は『実録・関西パンク叛逆の軌跡』のVOL20を是非ググッていただきたい。

    今回の気になったフレーズは、作詞家のなかにし礼の言葉。「ここに100人がいるとしよう。その中には音楽にはまったく興味のない人間もいるだろう。そんな中でも、限りなく100人に近い、97人なり98人の耳にピンと来る曲を書いてほしいんだ」。それを聞いて鈴木邦彦が作ったのが「恋のハレルヤ」。あ、これはGSじゃなかったか。

    0
    2026年09月27日
  • 聖と俗 対話による宮台真司クロニクル

    Posted by ブクログ

    祭りの太鼓が鳴りやみ屋台の灯が消えると、日常は何事もなかったように戻ってくる。その切り替わりの瞬間にこそ「聖」と「俗」の境目がある。宮台真司は制度や物語が弱まった社会で、聖が失われ俗だけが肥大する危うさを指摘する。一方、近田春夫は大衆文化の只中から、俗の側にこそ本音と時代精神が宿ると見抜いた。高尚さと軽さは対立ではない。聖は俗に降り、俗は聖を必要とする。両者が往復を失ったとき、社会は空洞化する。いま求められるのは浄化でも迎合でもなく、その緊張を保つ感覚なのだ。

    0
    2026年01月17日
  • グループサウンズ

    Posted by ブクログ

    グループサウンズの成立から消長までをまとめた解説書。
    著者自ずから、そのシーンの中にいたこともあるので詳しいのは当然のようにも思えるが、相変わらずの博覧強記ぶりに感嘆させられます。

    0
    2025年01月14日
  • グループサウンズ

    Posted by ブクログ

    懐かしいグループサウンズとは、なんだったか、近田さんがアプローチしたものです。最盛期が昭和41年から45年で、高度成長期の若者の心をガッチリとらえました。だけどどうして下火になるのが早かったのか?これは、エピローグに書かれていますし、そうなのでしょう。よく一冊にまとめて頂いたと思います。

    0
    2023年06月01日
  • 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1部  近田春夫による筒美京平論
     第1章  開化前夜(1966~70)
     第2章  王者への行程(1971~75)
     第3章  快進撃(1976~79)
     第4章  アイドルそしてジャニーズ(1980~89)
     第5章  未解明の本質(1990~2020)
     第6章  筒美京平なき今への考察
    第2部  近田春夫による対話篇
     第7章  実弟・渡辺忠孝が見た兄の生涯
     第8章  盟友・橋本淳が明かす創作現場と素顔
     第9章  歌い手・平山みきの眼に映じた”父”の肖像
     第10章  近田春夫が選ぶ10曲

    <内容>
    昨年亡くなった歌謡曲作曲家・筒美京平。マスコミに顔を出すことがほとんどなかった人の軽い感じの評論集。近田春夫にとって「神様」のような存在だったようで、リスペクトが溢れている。そこに描かれるのは、音楽の”天才”。洋学を取り込みながら、その歌手の声や生きざまを繁栄させた楽曲を作っていったらしい(自分にはわからなかったが)。よく知っている曲も多く登場し、なかなか楽しかった。
     

    0
    2021年08月20日