近田春夫のレビュー一覧

  • 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密

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    歌謡曲を聴いて育った私も筒美京平の曲は大好き。
    京平さんと同じようにヒット曲を量産した小室哲哉は「システム」、京平さんは「フィルター」と著者は評する。
    どんな歌手、歌詞の世界も京平さんのフィルターを通してさまざまな曲ができる。
    平山みきの話によると「エイミーワインハウスを聴いてみなさい」とアドバイスされたとか。
    なんと新しく広い視野、感覚。
    そんな筒美京平を魅力が十二分に伝わる一冊。

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    2025年02月14日
  • 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密

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    筒美京平が亡くなってから計画された筒美京平を語りながら渡辺栄吉(本名)を覗く本。
    2021年7月刊行。

    第1部(1-6章)は近田氏による筒美京平論。
    曰く「楽理を踏まえていない譜面に紐づいていないビートルズに影響は受けてない。一世代前のアメリカンポップス」「日本語の官能性を音楽が持つフィジカルな快楽と合体させた」「邪推が及ばない音楽的懐の深さ」
    官能性。そうなんだよね。名曲は総じてそうなのかもだけど、筒美京平の艶ってあるよねぇ。

    「えげつない曲、これ見よがしの曲を作らなかった人」という評。
    それに至る会話は、筒美京平の曲には女性作詞家が似合いますねもしくは千家和也やちあき哲也→ユーミンとの

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    2023年10月25日
  • 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密

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    オリコン1位のリストに「木綿のハンカチーフ」が入っていいない、で、それを阻み続けたのが元「藤浩一」のたいやきくんというのが皮肉だなぁ、と。

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    2023年03月08日
  • グループサウンズ

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    本の内容より、近田さんの御面相に驚いた。
    時代劇の悪役にしか見えない、変わりすぎにも程がある…

    個人的には、GSの最高傑作は、ダウンタウンブギウギバンドの「スワンの涙」、だと思う。(オリジナルのムード歌謡は聴くに耐えない)

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    2023年03月04日
  • 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密

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    「調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝」を読んで、軽い語り口、だけど鋭い視点の近田節が気持ち良くなってしまい、続けて本書を開きました。そもそも近田春夫がずっとリスペクトしてきた対象なので、自分の音楽を語る自伝より活き活きしているし、楽しそう。実際の読書も、脳内ライブラリーだけでなく、YouTubeでマニアック曲を検索しながらの「聴く読書」でした。曲そのもの、だけじゃなく筒美京平が取り込んだ元ネタもばんばん開示されるので、まるで鶴の恩返しの機織り部屋を覗いているようなドキドキ感があります。南沙織「17歳」の元ネタがリン・アンダーソン「ローズ・ガーデン」であることは有名ですが、松本伊代「センチメンタ

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    2021年12月26日
  • 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密

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    筒美京平が亡くなってまもなく1年。コンピレーションアルバムの発売やライブは行われるも、筒美京平に関する評論はあまり見かけないなぁと思ってたところに本書がドドーンと登場。

    その著者がこれまた近田春夫と来てる。週刊文春の長期連載『考えるヒット』では、“つい考えちゃうんだよ”的思考でヒット曲の謎を秘密を解き明かす絶品の論考を毎度毎度開陳していただけに、はたして筒美京平をどう解剖するのか…。

    近田さん自身、筒美京平とは50年近い交流があり、その間には〈自堕落な私生活〉について一度叱られたこともあるという、人間 筒美京平を物語る貴重なエピソードもお持ちなだけに、否が応にも期待感が膨らむ。

    そう本書

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    2021年09月08日
  • 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密

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    筒美京平ファン必見、と言うだけに尽きる研究本。平山みきや実弟、近田さんが語るエピソードがどれも興味深い。楽理的解説はないです。

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    2021年08月29日
  • 聖と俗 対話による宮台真司クロニクル

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    対談というかインタビュー。
    近田春夫氏が絶妙な合いの手を入れるのと、ちょいちょい鋭い質問を投げかけるので、宮台真司氏も「いい質問」という言葉から答えているので、気持ちよく話しているのが感じられる。
    宮台真司氏のナンパ師としての活動や、援交女子高生との関係、大学教授など、様々な立場や視点を通してみる、当時の世相はとても興味深く、世代は違うので、同じ目線ではなかったにせよ、同じ時代を見てきた自分の目が、いかに表面しか見てなかったか感じさせられる。

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    2025年08月09日
  • グループサウンズ

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    「筒美京平 大ヒットメーカーの秘密」の近田春夫が文春新書でもう一発!今度のテーマはGSです。今回もYouTubeで検索しまくりの「聴く読書」でした。実質、昭和41年から45年(ここが西暦表記ではなく年号表記なのも、らしい!1965年から1970年…西暦にすると東京オリンピックから大阪万博までの高度経済成長の終わりの始まりの時代であることがわかります。)のわずか5年間のGSカンブリア紀のメジャーGSをマニアックに解説しています。ザ・スパイダーズ、ブルー・コメッツ、ザ・タイガース、ザ・テンプターズ、ザ・ゴールデン・カップス、ザ・ジャガーズ、オックス、ザ・ワイルド・ワンズ、ヴィレッジ・シンガーズ…当

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    2023年12月15日
  • グループサウンズ

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    近田春夫さんがGSバンドに在籍していたことに驚きましたが、そんな氏だからこそ書けた内実に富む一冊になっています。GS史観的にも新しい発見がたくさんで楽しく読めました。

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    2023年07月09日
  • グループサウンズ

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    昭和36年生まれ61歳の私にとって、

    昭和41年から45年に一世を風靡したグループサウンズは

    途中からようやくリアルに聴いた、という世界。

    しかしなぜか、

    ここに取り上げられている楽曲たちは妙に覚えている。

    グループ名もよく知らなかったはずなのに、

    すぐ曲を連想できる。

    なんでだろう



    瞳みのる先生は高校時代に古文の先生。

    タイガースの話はご法度だった。

    かたくなだった。

    それがようやく打ち解けて復活したと。

    70歳を越えて3歳の子がいると、、、

    人生いろいろだねえ

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    2023年06月16日
  • グループサウンズ

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    GSは私が小学校から中学に掛けて時代を牽引しており、幼いながら私もどっぷり使ってたので、実に懐かしい。分かる、分かるの大パレードだった。姉貴の買った明星の歌本で歌ってたなあ。中1の文化祭で2学年上の先輩のGSの演奏がかっこよかったなあ~。あ、その先輩、高校も同じで高1の時にやはり文化祭でステージに立たれたが、曲ははしだのりひことシューベルツに変わってたわ、時代だね。まあ、そっちもかっこ良かったけど

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    2023年06月05日
  • グループサウンズ

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    ネタバレ

    当事者ではないのでというわけではないが、やはりGSというのは、そこまで興味が無い。そのグループが終わってから、メンバーがどうしたのかということは興味はあるのだが。
     中学の時の先生が、真木ひでとの恩師ということで、テレビでご対面番組に出演されたというのは、ずいぶん昔の思い出か。

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    2023年03月13日
  • 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密

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    最近レコードを買うようになり、昔の歌謡曲をよく聞く。クレジットを見ていると筒美京平と書かれているものの多さに驚くと同時にだれ??と思い読んでみた。前半めちゃめちゃ面白い。
    後半のゆかりの人ととの対談も恐らく筒美京平に何かしら思い入れがある人が読んだら面白いのではと思う。

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    2022年03月06日
  • 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密

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    筒美の紡ぐ旋律は、その1曲の全体が、柔らかな色合いを持って包み込んでくるような錯覚を聴き手に与えるという点に特徴があると思う。旋律そのものだけがやたらと骨太いような、ある意味わかりやすい曲とは一線を画す。荒々しいデッサンのような魅力ではなく、破綻のない水彩画のような印象だ。時間的に連続する音像すべてを3分というポップスのフォーマットの中で稠密に出力している。もちろんフックの効いたパッセージは効果的に配置されているが、それは全体をしみこませるためのきっかけとして、計算されて置かれている。総合的な建築家のような仕事だったと思う。優れたシンガーソングライターによる明解で一貫した世界観もよいが、筒美の

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    2021年09月08日
  • グループサウンズ

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    グループサウンズの成立から消長までをまとめた解説書。
    著者自ずから、そのシーンの中にいたこともあるので詳しいのは当然のようにも思えるが、相変わらずの博覧強記ぶりに感嘆させられます。

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    2025年01月14日
  • グループサウンズ

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    懐かしいグループサウンズとは、なんだったか、近田さんがアプローチしたものです。最盛期が昭和41年から45年で、高度成長期の若者の心をガッチリとらえました。だけどどうして下火になるのが早かったのか?これは、エピローグに書かれていますし、そうなのでしょう。よく一冊にまとめて頂いたと思います。

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    2023年06月01日
  • 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密

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    <目次>
    第1部  近田春夫による筒美京平論
     第1章  開化前夜(1966~70)
     第2章  王者への行程(1971~75)
     第3章  快進撃(1976~79)
     第4章  アイドルそしてジャニーズ(1980~89)
     第5章  未解明の本質(1990~2020)
     第6章  筒美京平なき今への考察
    第2部  近田春夫による対話篇
     第7章  実弟・渡辺忠孝が見た兄の生涯
     第8章  盟友・橋本淳が明かす創作現場と素顔
     第9章  歌い手・平山みきの眼に映じた”父”の肖像
     第10章  近田春夫が選ぶ10曲

    <内容>
    昨年亡くなった歌謡曲作曲家・筒美京平。マスコミに顔を出すことがほとん

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    2021年08月20日