グループサウンズ

グループサウンズ

950円 (税込)

4pt

4.0

グループサウンズ(GS)は、エレキギターやエレキ・ベースを中心にして数人で編成されたグループである。ベンチャーズやビートルズ、ローリング・ストーンズなどの影響のもとに生まれたものとされ、1965年から69年にかけて、日本のミュージック・シーンを席巻した。
グループ名をあげれば、ザ・スパイダース、ブルー・コメッツ、ザ・タイガース、ザ・テンプターズ、ザ・ゴールデン・カップス、ザ・ジャガーズ、オックス、ザ・ワイルド・ワンズ、ヴィレッジ・シンガーズ・・・となる。
作詞・作曲には、橋本淳、なかにし礼、村井邦彦、筒美京平、鈴木邦彦などが参集し、独自の世界を築き上げた。その世界観は若者の熱狂的な支持を受け、社会現象ともなった。“失神グループ”なども登場した。
グループサウンズを深く愛聴し、また通暁する近田春夫氏は、どんなGS関連の書物にも、GSはビートルズの影響下にあったとされるが、まずは、その「常識」をくつがえすことから始める。そして彼らの音楽に深く分け入り、各グループについて詳細に論じる。その魅力の解き明かし方が、本書の醍醐味である。
また付録として、生き証人でもある、元ザ・タイガースの瞳みのる、元ザ・ゴールデン・カップスのエディ藩、作曲家・鈴木邦彦へのスペシャル・インタビューも敢行した。今にして初めて明かされる秘話も満載だ。まさか、タイガースの発祥は、マージャン仲間だったとは……!
本書は、何年かに一度はやってくるGSブームの火付け役になるであろう。

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グループサウンズ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年03月04日

    本の内容より、近田さんの御面相に驚いた。
    時代劇の悪役にしか見えない、変わりすぎにも程がある…

    個人的には、GSの最高傑作は、ダウンタウンブギウギバンドの「スワンの涙」、だと思う。(オリジナルのムード歌謡は聴くに耐えない)

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    Posted by ブクログ 2023年12月15日

    「筒美京平 大ヒットメーカーの秘密」の近田春夫が文春新書でもう一発!今度のテーマはGSです。今回もYouTubeで検索しまくりの「聴く読書」でした。実質、昭和41年から45年(ここが西暦表記ではなく年号表記なのも、らしい!1965年から1970年…西暦にすると東京オリンピックから大阪万博までの高度経...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月09日

    近田春夫さんがGSバンドに在籍していたことに驚きましたが、そんな氏だからこそ書けた内実に富む一冊になっています。GS史観的にも新しい発見がたくさんで楽しく読めました。

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    Posted by ブクログ 2023年06月16日

    昭和36年生まれ61歳の私にとって、

    昭和41年から45年に一世を風靡したグループサウンズは

    途中からようやくリアルに聴いた、という世界。

    しかしなぜか、

    ここに取り上げられている楽曲たちは妙に覚えている。

    グループ名もよく知らなかったはずなのに、

    すぐ曲を連想できる。

    なんでだろう
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月05日

    GSは私が小学校から中学に掛けて時代を牽引しており、幼いながら私もどっぷり使ってたので、実に懐かしい。分かる、分かるの大パレードだった。姉貴の買った明星の歌本で歌ってたなあ。中1の文化祭で2学年上の先輩のGSの演奏がかっこよかったなあ~。あ、その先輩、高校も同じで高1の時にやはり文化祭でステージに立...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月01日

    懐かしいグループサウンズとは、なんだったか、近田さんがアプローチしたものです。最盛期が昭和41年から45年で、高度成長期の若者の心をガッチリとらえました。だけどどうして下火になるのが早かったのか?これは、エピローグに書かれていますし、そうなのでしょう。よく一冊にまとめて頂いたと思います。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年03月13日

    当事者ではないのでというわけではないが、やはりGSというのは、そこまで興味が無い。そのグループが終わってから、メンバーがどうしたのかということは興味はあるのだが。
     中学の時の先生が、真木ひでとの恩師ということで、テレビでご対面番組に出演されたというのは、ずいぶん昔の思い出か。

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