ハルノ宵子のレビュー一覧

  • 隆明だもの

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    吉本隆明の長女・ハルノ宵子のエッセイ。隆明の全集の月報に掲載していたものに、吉本ばななとの対談などを加える。

    熱狂的支持者のいる隆明氏の家庭、いろいろ大変そうだなぁ。

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    2024年06月20日
  • 隆明だもの

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    吉本ばななさんのエッセイで、姉は子供のことろから絵が上手だったと書かれていて、お姉さんって画家?と思ていたら、この本に出会う。

    猫好き、漫画家、エッセイスト?
    雑誌「猫びより」で既にお会いしていたのだ。

    偉大な?(私の年代は何となくしかわからないけど)父を中心にしたちょっと変わった家族模様。
    外部から見る分には面白いが、実はかなりハードなんだな(^^;
    けど、未来の介護には少し役に立ちそう、親への向き合い方として。

    なんといっても、この装丁や挿絵が好き。

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    2024年04月04日
  • 隆明だもの

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    以前読んだ「猫だましい」が思いの外よかったので、この新刊も読んでみた。
    吉本隆明ファンの曲者をこき下ろすことができるのは、この人だけかも。全共闘世代のややこしい自意識過剰おじさんたちが一刀両断されるのは楽しい。
    (でも私も吉本隆明の「共同幻想論」はかなり影響受けたので、属性は違えど、このめんどくさい集団のはしくれにカテゴライズされてしまうかも)
    吉本隆明の面倒臭さはなんか想像がつくが、妻(筆者にとっては母)が、これほど大変な方だったとは知らなんだ。この父母に育てられるのはさぞかし辛かろう。かなりハードなおうちでした。
    だからこその、この個性なのだろうけど。

    ハルノ宵子さんは、なんか懐が深いの

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    2024年03月17日
  • 隆明だもの

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    戦後を代表する思想家の家庭内の姿は
    どんな感じなんだろう 
    病気がちの妻に代わり家事をこなしていたという
    意外なエピソードなどもあり
    吉本家をのぞき見してしまったかなと思いながら
    興味深く読んだ。
    でも 私が1番驚いたのは 吉岡隆明の妻
    作者のお母様が実はなかなかの半生送った
    方だったということでした。
    実の母だったら 恐くて家出していたかも…

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    2024年03月07日
  • 開店休業

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    思想でも、文芸批評でも、状況論でも、五十年間出ずっぱりで、巨人だのカリスマだの、でも死んじゃった、吉本隆明の、最後の著作かも。まあ、誰でも死んじゃうんですが。ほとんど要介護老人のわがままと、食いしん坊と、家族のヤレヤレ感がなかなか良い。吉本って、最初の頃から、貧乏生活の料理レシピを書いてたって知ってますか?

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    2019年02月03日