町田忍のレビュー一覧
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庶民文化研究家、町田忍、オーストラリア人の友人に聞かれた、なぜお寺みたいな形をしているの?に答えられず、取り壊されていく銭湯を目にして、その消滅を危惧して全国の銭湯に関わり始める。
蘊蓄が面白い。銭湯も昨今のサウナブームよろしくうまく世代交代して残して欲しいものだ。
銭湯の歴史は古く、奈良時代、室町時代の文献に残る
柘榴口、蒸気を逃さないよう周囲を囲っている、引き戸代わりの高さ1mほどの低い入り口のこと。
語源は、鏡を磨く時に柘榴酢を使用したことから、鏡鋳る、かがみいる = 屈み入る の洒落
銭湯の目印には屋根の上の弓矢、弓矢る = 湯入る の洒落
宮造り銭湯、理由は、関東大震災の -
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町田忍さんは、昭和25年生まれ。高度経済成長と共に生きてきた人。よって子供の頃から収集癖は育ち、たまたま大人になっても終わる事がなかったらしい。現在、庶民文化資料館「三十坪の秘密基地」名誉館長。
町田忍さんが冒頭に言う「マニアック博物館の楽しみ方」は、マニアックではない「正当な博物館の楽しみ方」である。と、私は声を大にして強調したい!
・専門分野に特化した博物館は、大きな博物館(例えば国立博物館)に負けないくらいのモノが収蔵・展示されている場合がある。
・まずは興味ある博物館に行ってみては?学芸員に質問すれば、彼らはその道の専門家ですから、いろいろ教えてくれるし、他の施設やイベント情報も教え -
Posted by ブクログ
以前、「博士ちゃん」というテレビ朝日で放送している番組で「笑和家電」を紹介する博士ちゃんが登場していた。
「シャボン玉ホリデー」という昔の番組は知っているが、「ガッキー」は知らないと言ったので、衝撃を覚えた。
個性豊かな家電が次から次へと登場していた。
今回の本では、懐かしい昭和の家電が登場。
家電以外にも、当時放送されていた番組も取り上げている。
それにしてもよく今まで残ってきたなあと思う。現物のみならず、チラシもある。
「孫の手操作のカラーなら、暮いちばんの特選品」というキャッチコピーで宣伝しているのがナショナル。
昭和48年(197 -
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日本全国には福を招く縁起物が数多くある。
神や仏の存在を身近に感じられる「ラッキーゴッド」を紹介。
第1章 庶民崇拝のシンボル 第2章 伝統信仰の神々
第3章 町田忍の開運散歩 第4章 千客万来のアイテム
第5章 日常空間のラッキーゴッド
資料画像多数だが途中からモノクロに。参考文献有り。
寺社・仏閣や祭礼等の授与・販売の品というアイテムよりも、
図像や意匠等のアイコン的なものを多く取り上げています。
ビリケンさん、道祖神、だるま、鯱鉾、鶴亀、富士山、七福神、
龍、河童、麒麟、狛犬、地蔵、天狗、狸の置物、熊手、福助、
仙台四郎、鬼瓦、デパート神社、招き猫、金精様、唐破風、
神輿、正月飾り