大村敦志のレビュー一覧

  • 民法改正を考える

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    新書でありながら、民放改正について深く考えさせられる一書だとおもう。債権法の大改正が予定されていることは周知の事実であるとおもうが、なぜ今改正するのかという問題意識がわかりやすい言葉で書かれている。各章ごとのテーマが明確で大変に読みやすい。民法の勉強をしている人、一通り学び終えた人、法学部以外の社会人にもお薦めできる。

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    2011年11月07日
  • 父と娘の 法入門

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    美術が好きじゃなくても、スポーツが好きじゃなくても、美術館や運動競技場を建てること自体には反対しないだろう。自分は嫌いだとか関心がないとしても、好きな人がいるってことはわかる。だから、ある程度の税金が投じられるのは仕方ないと認めている。動物についても、同じように社会的合意が形成されるかどうかってことが問題だ。もちろんお金がかかることだから、何でもできるわけじゃない。何を優先させるかは、みんなで相談して決める必要がある。それが政治ってことだね。

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    2009年10月07日
  • 父と娘の 法入門

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    これから一般人となる義務教育・高校生には、是非読んでもらいたい本。

    結法は網目のように張り巡らされていて、生活の全てであるともいえる。あらゆることが、何らかの法律に結びついている。
    それだけに、法の存在意義への疑問や、法の内容への疑問は当然に浮かぶもののように思われる。しかし、法律とはあまりにも当たり前の存在である。したがって、そんな疑問さえ浮かばないのも無理からぬ態度である。
    本書は、そこのところの意識を刺激して、法律の基礎の基礎のところを教えてくれる。

    大村先生がこういう本を出しておられるとは、まったく知らなかった。

    ただし、対話編形式なので、読みつけていない人は苦しいかもしれない。

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    2009年10月04日
  • 父と娘の 法入門

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    法についての具体例もちょいちょい出てくるけど、あくまで本質は”法とは何たるか”の部分。本書の場合、対話形式が上手に活かされていて、法入門としての有難みも十分。ジュニア新書の面目躍如、って感じですね。

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    2016年06月23日
  • 民法改正を考える

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    ネタバレ

    民法改正について、東京大学法学部教授の大村敦志先生が書かれた新書です。
    比較法的な視点で書かれています。
    私は、民法には大陸法と英米法の違いがある程度の漠然としか知識しかないので、本書のような細かな地域・国の民法を比較する視点で解説してもらえるのは有益でした。
    もっとも、新書という性格上、広く浅く拾っている感じです。
    なお、この本では肝心の日本における民法改正の中身はほとんど分かりません。
    予備知識として民法改正自体を知っている人でないと効果半減だと思います。

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    2015年09月05日
  • 父と娘の 法入門

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    父と娘の〜的な本によくある、ヴェルターズオリジナル的な雰囲気は皆無!
    なんだか娘が父に対して厳しい笑!
    一風変わった対談形式で、随所に盛り込まれているボケに楽しく一気読みしました
    法とは何か、なんでそのルールはないといけないのか、じっくり考えながら読むことができます!
    読書案内もついていて、興味の幅を広げるには素晴らしい一冊

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    2014年09月17日
  • 民法改正を考える

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    学生時代、内民を読んでわかった気になり、その後大村民法を読むと覆されて理解がガタガタになり、結局民法に苦手意識だけが残った私でも読めた。同じテーマでここまで違う話が書けるのが素晴らしい。

    本筋ではないが各国の民法改正の経緯が説明されており、オランダとケベックがフランス法を参考にして独自の発展を遂げ、抽象的な人の概念を超えた特定の人=消費者が登場するという点、目から鱗だった。だからケベックが消費者保護が相当厳しかったり、オランダの個人情報保護法が緩そうなイメージの割に結構厳しかったりするんじゃないだろうか。と、一人で勝手に納得。

    全体としては、今回の民放改正が、というよりも人が人としての尊厳

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    2014年05月14日
  • 民法改正を考える

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    事業再生関連の改正の目玉を知りたかったのだが、民法とは?という論点が中心の本。法曹関連の方にはいいガイドだと思います。

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    2011年11月20日
  • 父と娘の 法入門

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    [ 内容 ]
    わたしたちの生活を支えている「法」の仕組みはどうなっているのかを、法学者のお父さんが高校生の娘と対話をしながら探っていく。
    身近な話題をきっかけに、楽しみながら法の基本的な考え方を理解できる入門書。

    [ 目次 ]
    前 夜 中高生のための法教育
    ――犬も歩けば法にあたる
    第1夜 名前があるのは何のため?
    ――我輩は猫である
    第2夜 落し物か捨て子か
    ――まいごのこねこちゃん
    第3夜 親子であるには?親子であれば?
    ――ぞうさん
    第4夜 飼主の死後の動物
    ――忠犬ハチ公
    第5夜 動物を殺してはいけない?
    ――ねこふんじゃった
    第6夜 動物の取引
    ――ある晴れた昼下がり
    第7夜 迷惑

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    2010年05月28日
  • 父と娘の 法入門

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    話題が脱線する部分が多々あり、読みづらくなっている。
    法の概念的なものを浅くとらえるには、いい本だと思う。

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    2020年12月12日
  • 父と娘の 法入門

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    ほんとうに入門書というか、
    「法」というものに対しての導入部分での父娘の議論という感じで、
    初心者の地固めにはいい感じ。
    全編通して、犬などの動物を話題にあげながら考えていく形式です。

    これまでモヤモヤしていたところをはっきりさせてくれたのが、
    親が子どもに対して暴力をふるうことについてでした。
    過度ならば虐待と言われるけれど、
    そうでなければ懲戒権としての体罰はありなんだですねえ。
    あくまで「親が」であって「先生が」でも「隣の家のおじさんが」でもない。
    子どもを叩くのは嫌だけど、
    そうでもしないと言うことをきかない場合がありますよね。
    こそこそ隠れて陰湿に仕置きではなくていいのです(そっち

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    2018年08月08日
  • ルールはなぜあるのだろう スポーツから法を考える

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    ちょっとだけクイーン父子を思わせるやりとりがよかった。
    むちゃくちゃ平易な言葉遣いでありながら、非常に深いところまで論じているようには思う。が、なんかもうちょっと具体的な事例を多くしてほしいなという気はする。

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    2016年09月03日
  • 父と娘の 法入門

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    法律は動物にからむ? (章の副題が)
    問題提起され 結論は一致せず
    民事のため
    しかし全体像を把握できるかもしれない
    会話方式で話題が進むので脱線が多い
    結論への導き方も論理的な正当性があるか?
    読者対象は一般的な 入門書として みれば わかりやすく 良書

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    2016年08月26日
  • 民法改正を考える

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    ほぼ同時期に、内田貴氏も『民法改正』(ちくま新書)を出版しているので、二冊をほぼ同時に読んで、比較検討してみた。

    内田氏は、民法改正を債権だけに絞って、絞るがゆえにそれまでの経緯、そしてその後のことをストーリーをもって説明し、その上で民法改正の必然性を理論づけているように感じた。

    それに比べて、本書の方は民法の歴史的に、地理的に(ドイツ、フランス、東アジア)等などを比較することで、民法という法律についての分析を行い、その上での改正をするための手続き等を詳細に解説している。元々留学生向けの講義を元にしているらしく、その意味では網羅的に解説しているのは本書の方だと思う。

    私のように門外漢なら

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    2012年09月11日
  • 民法改正を考える

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    表題通り民法改正の意味を問うことが中心のようだ。財産から人格へ、「人」を中心とした民法を構想するの意図は印象に残った。平成民法の第一の役割は「財産の交換」ではなく「人間性の開花=実現」に寄与することだという。求められるのは人の多様性と尊厳を尊重しつつ「市民」が生きやすい暮らしやすい社会を作り出すことで国家はそのための調整者としての役割を担うことだという。

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    2012年07月20日
  • 民法改正を考える

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    おもしろかった。けど自分の知識が不足しているせいで、読んだ後に自分の中に残ったものが少なかった。勿体ない。もっと勉強してまた読み直そう。

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    2011年12月11日
  • ルールはなぜあるのだろう スポーツから法を考える

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     スポーツのルールについて考えることで、社会における法のあり方を考えようという趣旨の本。タイトルのまんま。しかし、タイトルから見ると意外に感じるかもしれないのだけれど、本書はスポーツ論も大きな側面の一つに据えている。つまり、スポーツという具体概念から法という抽象概念を導く、というのではなく、スポーツも法も並立して語られているということ。実際、「スポーツとは」という展開も多く見られる。
     また、本書には「法教育」のためのテキストとしての側面もある。「岩波ジュニア新書」であることからもわかるように、本書は子どもも読めることに価値を置いている。この本を読んだ子どもが、スポーツという身近な事象を通じ

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    2011年11月23日
  • 民法改正を考える

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    日本民法典の構造は「物」が中心であり、むしろ旧民法典が「人」を前提にした構造になっている。人格権を視野に入れ、部分改正も良しとしながらも、根本的な民法改正に踏み切るべきなのでしょう。

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    2011年11月17日
  • ルールはなぜあるのだろう スポーツから法を考える

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     この本は著者と著者の子供の話を書いた、親子対話形式で書かれている。著者が説明していくことをスポーツマンの息子がスポーツマンの目線でつっこんでいく。どんなスポーツもルールがなくては成り立たない。小学校の時にドッヂボールをしたことがあるが、本格的ではないものの基本的なルールでしっかり成り立っている。この小学生の時のドッヂボールがいい例なのだが、正式なルールではないので人によってルールが違う。しかし、正式なルールではなく自分たちだけのルールを考えることも大切なのである。そのルールばかりに縛られていても面白くないと思う。だから、学校のルールも自分たちが変えたいと思えば、常識の範囲で提案したほうがいい

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    2009年11月12日
  • 父と娘の 法入門

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    親子の対話が面白いし、話にちゃんとオチもつけてる。動物愛護法とかマニアックなものから民法までいろんな法を扱ってるけど、法学入門の話じゃない

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    2009年10月04日