吉田忠裕のレビュー一覧

  • YKKの流儀 世界のトップランナーであり続けるために

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    吉田忠浩「YKKの流儀」PHP
    YKKの創業2代目の会長(執筆時)による語り下ろし
    創業者である吉田忠雄によるファスナー事業の創業、さらに晩年にアルミ建材事業に進出したいきさつ、さらに富山県黒部市に国内事業を集中立地した理由が記載されている。世界中でファスナーや建材の事業を展開するグローバル企業だからといって東京に本社を置く必要はないと。実際は東京と黒部の2本社制で、黒部に管理部門の一部ももっていけているのも北陸新幹線のおかげともいえるが、それにしても黒部市の街づくりへの参画も含め黒部愛はなかなかすごいものがある。ファッション業界との付き合いの難しさ、「善の巡環」という近江商人的な思想、非上場

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    2025年02月18日
  • YKKの流儀 世界のトップランナーであり続けるために

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    なんでコーヒー事業を始めたか、なぜ上場しないか理解しました。近江商人の三方良しが好きな私は「善の巡環」とてもよく理解できました。YKKセンターパーク行きましたが、この本読んでから行けば良かった。是非もう一度黒部に行きたい。

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    2018年04月08日
  • 脱カリスマの経営

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    ワンマン経営者の後を襲うというのはこういうことなのか、と感じさせられる本です。YKKの創業者の子息である著者が2代目社長として経営の指揮を執るとき、先代の何を捨て何を残すのか。2代目社長が弱いとされる、人を束ねること、決断力、をどう克服したのか、著者自らの生い立ちから語ります。著者の会社に対する思い入れが伝わる一冊です。

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    2009年10月04日
  • YKKの流儀 世界のトップランナーであり続けるために

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    企業精神「善の循環」
    カリスマ創業者が様々な困難を乗り越え会社を世界のトップランナーにした話、という感想。もう少し詳細な説明や、他社でも応用できる教訓があればいいなと思った。

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    2022年08月20日
  • YKKの流儀 世界のトップランナーであり続けるために

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    ファスナーの世界的企業であるYKKの会長吉田忠裕氏が同社の歩みや企業精神である「善の巡環」の考え方などを書いた一冊。

    同社がファスナーと窓を中心とする建材事業の2本を柱としてグローバル企業であり続ける理由を本書を読んで知ることができました。
    本社機能をファスナーの生産拠点のある富山の黒部地区に移した理由や創業者の吉田忠雄氏のファスナーにかける想いや「富の巡環」が意味するものを知ることが出来ました。
    高額のマシンを導入して一貫生産できる体制にしたり、各メーカーのニーズに応えたりすることも全ては顧客や取引先に分配しながらやっていくという「富の巡環」の考えのもとであるということを強く感じました。

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    2019年01月23日
  • 脱カリスマの経営

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    グローバル企業のYKK(旧:吉田工業)の二代目社長である、吉田忠裕さんの著者。先代であり、起業家であり、父である初代経営者のバトンを受け継いだ立場で書かれた2003年の本。
    初代経営者のイズムを受け継ぎ、時代と共に変えていくべきなところは、どう表現するか?
    十年前の本ですが、グローバル企業として、どう取り組んでいくか?経営者の観点、二代目としての葛藤とアクション、勉強になる本です。
    この、語りかけが経営者には必要なんだなぁ。

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    2012年10月30日
  • 脱カリスマの経営

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    ネタバレ

    YKKの2代目社長による経営論。ファスナー王とよばれた先代のカリスマ経営からの脱却がテーマの一つとなっているが、この著書の包括的なテーマは、市場の変化に対応していかに会社を変革するかということだろう。簡単にいえばプロダクトアウトの時代からマーケットインの時代への変化の対応。先代の時代は、ファスナー事業に関して規格化された製品を大量生産することでコスト競争力を保っていたが、その成功事例を建材事業にも適応しようとしたため、オーダーメードが中心のビル建材分野で後れを取り、多様化するニーズにも対応できず、計画生産のため納期に後れをとった。また社員全員が起業家精神を持てとの先代の理念により、従業員を株分

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    2011年12月11日