まごまごのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2011年3月当時の日記転載
めっちゃ面白かった!
つーかすでにベテランの貫禄…とおもいきや、「あれ?その話さっきもしなかったっけ??」とか、不必要に細かく描きすぎて逆に解りづらかったりって所があったりして、なんとも不思議な作家さんですw
表紙は江西陀!
つーか江西陀かわいい…っといっていいのか分かりませんが、良いキャラですw
代表は全然ヒロインらしくないんで、メインヒロイン候補トップは江西陀でしょうw香澄?誰ノコトデスカ??
さてさて、物語の主軸はドッペルゲンガー的な何か。
テーマは一言で言えば「個性」でしょうか。
誰しもが感じる葛藤や絶望を作者なりの感性でバッサリ切り -
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Posted by ブクログ
ネタバレ最後まで無茶苦茶だった。だが、他のラノベでは決して無いような展開・結末で、そこが素晴らしかった。
風景を病的に愛する咲丘とオカルトを病的に愛する沈丁花は江西陀が咲丘に相談してきたことをきっかけに対立する。
1巻を超えるぶっ飛び度で今回は今まで頼もしい存在だった沈丁花が立ちはだかる。
これだけでもビックリなのに、兄貴は死ぬし、メインヒロイン失踪な上に主人公ではなく男友達ポジションである変態マゾがハーレム形成という多分一生お目にかかれない結末。
本当に「このライトノベルがすごい」。ここまでアクが強いとむしろ清々しいレベル(?)とても人に勧めようとは思わないけど。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ風景を溺愛する男、咲丘が騙されてオカルト研究会に入るという、学園コメディっぽいノリの作品なのかと想像していた。しかし実際は、緻密に組み立てあげられていくキャラクターが描きだす風景が、予想以上に凄まじい作品だった。
読み手を選ぶと思うけれど、個人的には大絶賛の作品です。
第15回スニーカー文庫大賞優秀賞受賞作品らしいです。
神楽咲高校に入学した風景を溺愛する男、咲丘は、丘研とだけ書かれたポスターを見て丘を研究する部活だと思って入部する。しかしそこにいたのは沈丁花桜という世界征服をたくらむ少女であり、彼女が代表を務めるオカルト研究会があった。
当初はボードゲームばかりをして全く本来の活 -
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Posted by ブクログ
“正直、さっきの件の蜂須の様子は、これまで俺たちにしてくれたことに対する、全ての恩を吹き飛ばす程に最低だった。俺の瞼の裏には、あの萩先輩の悲痛な表情が焼き付いている。
だから、訳があるなら聞きたかった。蜂須を理解してやりたかった。
「萩先輩に、何か恨みでもあるのか?」
「——萩は悪くねぇよ。全部俺が悪いんだ。嫌えよ、お願いだから軽蔑してくれ」
しかし、返ってきたのは、拒絶だった。
「咲丘はこういう時でもいつも通りなんだよな。お前、凄ぇよ」
その代わりに、なぜか変な賞賛をされる。
「......いや、俺は逆に、こういう非常時でもボケられるお前が凄いと思う」
「そうかねぇ」
俺は本音を言ったつもり -