無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
“正直、さっきの件の蜂須の様子は、これまで俺たちにしてくれたことに対する、全ての恩を吹き飛ばす程に最低だった。俺の瞼の裏には、あの萩先輩の悲痛な表情が焼き付いている。
だから、訳があるなら聞きたかった。蜂須を理解してやりたかった。
「萩先輩に、何か恨みでもあるのか?」
「——萩は悪くねぇよ。全部俺が悪いんだ。嫌えよ、お願いだから軽蔑してくれ」
しかし、返ってきたのは、拒絶だった。
「咲丘はこういう時でもいつも通りなんだよな。お前、凄ぇよ」
その代わりに、なぜか変な賞賛をされる。
「......いや、俺は逆に、こういう非常時でもボケられるお前が凄いと思う」
「そうかねぇ」
俺は本音を言ったつもりなのだが、蜂須は何となくスルーしている感じだった。
「お前が本当に恐いと思うモノなんて、俺が見たらイカれる気がする」
それきり蜂須は静かになり、少し経つと寝息が聞こえた。
俺も目を閉じる。
風景は何も見えない。”
マゾダチ蜂須くん格好良いよ好きだなぁ。
丘ルトのメンバーは狂人と呼べるけど蜂須くんはきっと狂ってる訳じゃない。と、思う。
マゾだけど。
第三部の終わりはぐさぐさくるなぁ。
咲丘くんは信用できない主人公というか何というか。
『最後の世紀末』とか沈丁花家とか、ますます現実離れ的になってきた気も。
嫌いじゃないけど。
云々言っときながら自分がちゃんとこの物語の登場人物達の心境を性格を性癖を捉えられているのかというと不安だけど。
何はともあれ今回も異常と狂気に満ちた話愉しかった。
四巻楽しみー。
カラー絵素敵!水着可愛い。蜂須くんこっち向いてー。
“蜂須が怒っていた。
今までに一度も怒ったところを見せなかった、蜂須が怒っていた。
「お前ら最低だよ!最高に最低だ!でも、俺は絶対に『子蛇』やお前らの味方だよ。マジで安心しろ。俺はお前らのことマジで軽蔑してるけど、絶対に裏切らない。だって、俺はマゾだから!お前らの事が好きで好き過ぎて堪らないくらい、俺はすっげぇマゾだから!!」
そして、奥歯も見える程に口を引き裂いて嗤っていた。
「俺は安全なんていらねぇよ、常に危険があるのが超楽しい!俺の事なんて考えもしねぇで、危険ばっかり持ってくるお前らに超興奮する!——さぁ、俺のことを嫌ってくれ!信用出来るフリをしていて、実はおまえらのこと軽蔑してて、お前らの隠してた真実をボロクソに言っちまう俺の事を嫌ってくれよ!お前らが俺を嫌ってくれれば、俺は自由になれる!そんなお前らの事を大好きになって、俺は人生を楽しむマゾであり続ける!」
蜂須はそこまで叫ぶと、勢いよくバットを何度も振り下ろす。椅子がひしゃげて吹き飛んだ。
こいつは、本当に俺たちを裏切らないのか。
こいつは、本当に信用していいのか。
こいつを信用することは、安全なのか。
一つだけ言えるのは、こいつは俺たちのことが大嫌いだと、信用できるということだけだ。
「さぁ、やろうぜマゾダチ。どうやったら一番愉しいか考えよう」
いつものニヤニヤ笑いを浮かべて、蜂須が俺に向けて金属バットを掲げる。
「囚われたアホなお姫様を救出しに行くのは、マゾの使命だ」”
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。