ロバート・スティーヴン・カプランのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ハーバードの自分を知る技術
悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ
著:ロバート・スティーヴン・カプラン
訳:福井 久美子
本書は、自分と向き合い、自分を知り、そして学び、成長するというのがテーマです。
「汝自身を知れ」、アポロンの宮殿の箴言、世阿弥の「離見の見」、ハムレット「自分自身に正直であれ」、古代から自分自身を理解することは、いかに大変かを語っています。
気になったのは、以下です。
・自分の願望が成就するカギは、成功することではない、自分自身の潜在能力を引き出すことにある
・あなたが生まれもった使命、あなたの思い込みや心構えを見つめ直さなければ、その飛躍を成し遂げるのはたや -
Posted by ブクログ
「自分を知る」というタイトルだが、ほぼキャリアに関する自己分析に特化した内容。
帯に「彼以上にコーチングに優れた人はいない」とあるが、確かに本文には、コーチングの手法に基づいた「問い」がちりばめられており、都度はっとさせられる。
自分がやりたいこと、自分ができること、自分の強み、自分がかつてベストパフォーマンスを発揮した時のことなど、分かっているつもりで実はきちんと理解していない自分を掘り返してくれるという意味で、タイトルどおりの本だと思う。
そもそもキャリアに対する考え方の文化が違う海外の本ということもあるが、なかなかに核心を突いた、自己分析ができると思う。実際、記載されているワークをやっ -
Posted by ブクログ
ゴールドマン・サックスで副会長まで務めたハーバード・ビジネススクール教授
ロバート・スティーヴン・ カプラン
・あなたにとって「成功」とは何なのか?
1.自分の長所と短所を把握する
→ 重要な問題を克服したいときはアドバイスを仰ぎなさい
→ 課題を放置することは致命的な誤り
2.ボランティア活動でスキルを磨く
→ コミュニティで働くことにはさまざまな利点があるのに、過小評価されがち
→ 普段の活動領域から出て、別の環境で新しいことをし、他人の支援を通じて、自分自身のことや自分に何ができるかが見えてくる
3.自分の望みをメンタルモデルで探る
→ 仮にあなたがあと1年しか生きられないとし -
Posted by ブクログ
第二章について
・思うようにステップアップできない人は能力の問題ではなく、自分のスキルを自覚してないから。自分の長所と短所を把握するには、よく見てくれている第三者からしっかりしたアドバイスを貰わなくてはいけない。(建設的な批評、厳しい指摘を受け入れる覚悟が必要)
・長所と短所は相対的なもの。仕事で求められるレベルと比較して評価する。まずは、会社や上司、業務が求めているスキルを明確にする。それを基にスキル評価をすればよい。また、求められるスキルは常に変化するので、常に自分のスキルを評価する習慣を身に付けなくてはいけない。
・メンターとコーチは違う。メンターは普段の自分の仕事を見てないので、自