吉田正仁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文句なし作者の努力の結晶に星5つ!
吉田正仁氏は1981年鳥取生まれ
2009年1月〜リアカー徒歩旅開始
2013年8月までにユーラシア大陸軍横断、北米大陸横断、オーストラリア大陸横断、東南アジア縦断
それだけでもすごいのに、出会ったジャン・ベリボーカナダ人のAfrica is beautiful その言葉から今回のアフリカ大陸縦断へ
2014年9月〜2015年7月 10ヶ月半316日11,000km
病気だけでなく生命を脅かす危険地帯や野生動物、他の地にはない恐怖との戦いがあるだろうに、本当に素晴らしい。
実際、ゾウに遭遇した時は踏み潰さられる恐怖からその後幻覚まで見ていた様子。動物 -
Posted by ブクログ
2015年秋、南米大陸の最南端、アルゼンチンのウシュアイアから始まったリヤカーを引いた徒歩での旅は、2018年5月、北極海を臨むカナダの寒村トゥクトヤクトゥクで終わる。ユーラシア大陸、オーストラリア大陸、北米大陸を横断し、アフリカ大陸をリヤカーを引いて縦断した著者の最後の旅である。
時速5Kmの旅で、たくさんの人と出会い、その親切に触れ、そして信じられないくらい美しい風景に会う。コロンビアやエルサルバドルなど治安が悪いと言われている国でも、当たり前だけど人々は普通に生活しているし、そして親切に旅行者を助け、著者は旅を続ける。
サイクリスト(もちろん徒歩旅行者も)のために宿を提供するパン -
Posted by ブクログ
すべての荷物をリヤカーに積んで、エジプト・アレクサンドリアから南アフリカ・喜望峰まで歩く、約1年間の徒歩の旅。
歩いていけるんだ、世界はそれなりに平和で安全なんだと思う一方、ケニア北部では治安の問題でどうしても歩けなかった地域があり(そこは、他の、例えば自転車で同様のコースを旅している旅人たちもやはりバスで移動していた)、やっぱり世界は安全じゃなくなった、と思ったり。人が住んでいない地帯が数十キロ続く砂漠、照りつける太陽による熱風で昼間は一歩も歩けない灼熱の、僕らが一般的に思い込んでいるアフリカが本当にそこにあり、それは過酷で、「なぜ俺はこんなにもきつい徒歩の旅を自ら好んでやっているのだろ -
Posted by ブクログ
リヤカー徒歩旅行3部作の最初の本。上海から中国を横断、カザフスタン、ロシア・・・トルコからヨーロッパの西端ロカ岬まで、ユーラシア大陸を横断する。旅の目的はそこまでだったはずなのに、なぜかそこから北米大陸東端へ飛んで、北米大陸を横断。さらにオーストラリアへ飛んで豪州縦断。そこからは島伝いに東ティモールからインドネシア、シンガポール、マレーシア・・・・そしてベトナムから中国・上海へ戻った時には旅立ちから4年半が経過していた。ほぼ地球一周の距離4万キロを時速5キロで歩いた物語。
時速5キロの旅だからこその現地の人々との交流。それにしても、出会う誰でもが基本的に優しい。見知らぬ若者にベッドを提供