あらすじ
ダメな自分と決別すべく、愛車(リヤカー!)とともに旅に出た。ブルガリアで凍傷による指切断の危機に直面し、東ティモールでは警官からケツバットを食らい、カナダでは熊と一戦交え......波瀾万丈の、遅々として終わりなき旅。「遅ければ遅いほどいい」とリヤカーを引いて歩き続けることにこだわった著者が見た、時速5キロの旅の絶景。
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おもしろい
こんなにバカ重いリヤカーを引いて歩いて世界一周を成し遂げてしまった作者にまず敬意を。途中想像もできないようなとんでもなくしんどい場面がたっくさんあっただろうに、己の意志でしっかり最後まで成し遂げた。素晴らしい根性であり、作者は「自分は4年半の世界一周旅を終えても何も変わった気がしない」なんて言っていたが自身の経験を本にしてくれ、今後同じような
Posted by ブクログ
4年半をかけて、リヤカーを引きながら世界を一周した筆者の旅行記。
ゴール後、変わったところは距離感だけと謙遜しているが、それこそが筆者を人間として大きくした証拠だと思う。
Posted by ブクログ
久々に感涙.ニート青年が一念発起,リヤカーで世界一周.無謀とも思える試みに不信感を抱きつつ読み進めていたが,すぐに彼へのエールに変わった.読みやすく,かつ面白い.オススメします.
以下あらすじ(巻末より)
ダメな自分と決別すべく、愛車(リヤカー!)とともに旅に出た。ブルガリアで凍傷による指切断の危機に直面し、東ティモールでは警官からケツバットを食らい、カナダでは熊と一戦交え…波蘭万丈の、遅々として終わりなき旅。「遅ければ遅いほどいい」とリヤカーを引いて歩き続けることにこだわった著者が見た、時速5キロの旅の絶景。
Posted by ブクログ
リヤカー徒歩旅行3部作の最初の本。上海から中国を横断、カザフスタン、ロシア・・・トルコからヨーロッパの西端ロカ岬まで、ユーラシア大陸を横断する。旅の目的はそこまでだったはずなのに、なぜかそこから北米大陸東端へ飛んで、北米大陸を横断。さらにオーストラリアへ飛んで豪州縦断。そこからは島伝いに東ティモールからインドネシア、シンガポール、マレーシア・・・・そしてベトナムから中国・上海へ戻った時には旅立ちから4年半が経過していた。ほぼ地球一周の距離4万キロを時速5キロで歩いた物語。
時速5キロの旅だからこその現地の人々との交流。それにしても、出会う誰でもが基本的に優しい。見知らぬ若者にベッドを提供するもの多数。飲み物や食べ物の差し入れ、無数。そんな感じ。この星の人々は旅人に優しい。
地球人っていいね。