垂水雄二のレビュー一覧

  • ゲノムが語る人類全史

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    遺伝子から分かるいくつかのトピックスについての本。
    もちろん、この手の本では定番になっているネアンデルタール人やデニソワ人との交配についても書かれている。

    王族の遺伝子の話など、話題がヨーロッパに偏っているところは背景の理解が薄い日本人が読むにはつらいところだ。ただ、ヨーロッパには家系図の記録が豊富だという意味でアドバンテージがある。ハプスブルク家などで幼くして死んでしまう子供が多かったという事実は、ハプスブルク家がどれくらい重要な家系であったかよく理解していないながらも、遺伝的な問題がヨーロッパの歴史に影響を与えたということを教えてくれる。
    また同じくヨーロッパの歴史的な部分での知識を欠く

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    2019年01月02日
  • 科学はなぜ誤解されるのか

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    文字通り、科学が誤解される理由を探った一冊。

    前提として科学に対する知識がないとこの本を理解できないし、仮に理解できたとしても今後も騙され続けると感じた。

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    2016年06月13日
  • ゲノムが語る人類全史

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    読んでいるときは、何が言いたいのか、ちんぷんかんぷんだったが、読み終えてから目次にある各章の見出しを読むと、何だかわかった気に。ゲノムと言うと、構造を編集できるか否かに関心が勝手に及んでしまうが、そのようなことには触れていない。

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    2018年02月15日
  • 好奇心の赴くままに ドーキンス自伝I

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    「利己的な遺伝子」の著者の自伝。ただし人生の前半まで、ウイットとユーモアにあふれていて、なんかとてもおもしろい読み物だった。

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    2015年03月10日
  • 好奇心の赴くままに ドーキンス自伝I

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    『利己的な遺伝子』などで有名なリチャード・ドーキンスの自伝。『利己的な遺伝子』は学生のときに読み、多いに影響を受け、数年前に出た30周年増補新装版も迷わずに購入、邦訳された他の著作もかなり持っている。著作が出たらまずは買わないといけないと思っている著者の一人。

    ということで、この本も購入。ドーキンス自伝「I」となっていることから「II」も後々出版される予定。「I」は、生い立ちから『利己的な遺伝子』を出版するまでを描いたもの。

    かなりよい血筋のようで、父親の仕事でアフリカで青年期まで多くを過ごしたという。それ自体は、特異な生い立ちでいいんだけれども、長い...。
    『利己的な遺伝子』が書かれる

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    2014年08月10日
  • 科学はなぜ誤解されるのか

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    『種の起原』は誤読されて社会進化論を生み,『利己的な遺伝子』も一般人の間に誤った印象を残してしまった。擬似科学がもてはやされ,科学が誤解され敬遠される事情について考えた本。似たようなコンセプトの本は多いけれど,ダーウィンとドーキンスの事例を詳しく検討しているところが特徴的。
    科学用語はどこまで比喩的に使われてよいものだろうか。なかなか難しい。

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    2014年07月15日
  • 好奇心の赴くままに ドーキンス自伝I

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    「利己的な遺伝子」で有名なリチャード・ドーキンスの自伝。2部構成の第1部のこの本では、ドーキンス家の由来から、彼の生い立ち、『利己的な遺伝子』出版までの経緯を紹介する。
    彼のいくつかの著作を読んだことがあり、彼がどういう人物なのかに興味があったので読んでみた。読んだ印象として、まず彼の記憶の良さに圧倒された。裕福な家庭に育った幼少期から科学者になるまでの友人の名前や出来事、数十年も前のエピソード等を克明に記述し、また当時の自己分析も併せて、科学者らしい緻密な内容の自伝になっていると思う。また知人友人には現役の科学者も居るためか、若い頃の著作にあるような批判的な文も少なく、関係者への配慮も伺える

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    2014年07月05日