かどたひろしのレビュー一覧

  • Doctor―X 外科医・大門未知子 BOOK.1

    空気を読まない

    コロナ禍の現在、自粛警察とか同調圧力という重苦しい雰囲気がずっと漂っている。その中で 空気を読まない 群れない 実力のみで勝負 という人々の理想を絵にしたこの作品は読者にカタストロフィーを与えてくれる。外科医療マンガに必須の細かい手術場面の描写も見事でスッキリさせてくれる。
  • そば屋幻庵 4巻

    毎度のことながら

    ほっとさせてくれる噺ばかり、特に28話はいい気分になれる。なんだか、落語の色恋モノを思わせる様な…。
  • そば屋幻庵 8巻
    江戸時代(時代がはっきりしないが、商人や庶民に力があり、辰巳芸者が活躍するところから見て田沼時代ではないかという気がする)、主人公は、元は幕府の勘定方という旗本クラスの武士だが、蕎麦好きが高じて息子に家督を譲り、屋台の蕎麦屋(通称「幻庵」)を営む。人情話や捕物帖、辰巳芸者とのほのかなロマンス、蕎麦グ...続きを読む
  • そば屋幻庵 1巻
    美味い蕎麦と、コネで、出会った人々を救う時代モノ1冊目。

    髷物漫画なのにあまりチャンバラはなく、
    コネで解決の道を開いて、無理のあったところはうまい蕎麦を食わせて手打ちにするという変わった漫画。
    面白かったので、発展に期待です。
  • そば屋幻庵 1巻
    ~12巻
    そばの話が中心ではない。
    特に際立った話でもなく、キャラが立っているわけでもないが、安定感がある。
    TVで実写化されても面白いんではないかな。
  • そば屋幻庵 2巻
    旗本ご隠居趣味の蕎麦打ち蕎麦屋物語。

    相変わらず、刀よりもコネで事件を解決するご隠居。
    しかし実は強いというところを示すエピソードもあり、実にオーソドックスな時代劇をやっている。
    好きだったのは息子さん人情ものですかね。

    当たり外れなく一定の面白さを保証するのが時代劇の好きなところで、奇をてらわ...続きを読む