飯島一次のレビュー一覧

  • 室町小町謎解き帖 : 3 顔のない絵師

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    大きな事件二つを見事に言い当てたお雪。
    評判になり、引も切らさず謎証の依頼が毎日。
    呉服屋の商売も成り立たないような人出。

    そんななか、お雪が大好きな戯作者京伝が訪問。
    京伝の依頼は、なんと!写楽が誰か?という謎。
    その動向を解き明かすこと。

    病の床から出、蔦屋が動く。

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    2021年05月26日
  • 室町小町謎解き帖 : 2 呪われた恋文

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    室町小町のお雪、口止めしたはずなのに、ろくろ首事件の謎解きをし、犯人までわかったという噂は、狐付きというはなしにまでなる。

    その裏には蔦屋重三郎がいるのだが。

    今回は老舗の質屋「上州屋」の娘お松が、首括りをした事件。

    今回も鋭い謎解きで世間を沸かす。

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    2021年05月26日
  • 室町小町謎解き帖 : 1 消えたろくろっ首

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    呉服商の大店、三浦屋の娘お雪は、その名の通り室町美人と有名。しかも、よく知る人しか話せないという、人見知り。
    お月の女中、お虎にいいつけ、蔦屋に行かせては、戯作本を読み耽る毎日。夜に湯屋に行けば、見えないはずのお雪がかすかにも見えるかと、物好きな男どもが湯屋に溢れる。

    あるとき、お雪の贔屓にしている戯作者、京伝の新作がなく、当時蔦屋の番頭のようなことをしていた市九ことのちの、十返舎一九から「ろくろ首」の噂を仕入れる。

    その話を聞いた引きこもりのお雪が、大活躍!

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    2021年05月26日
  • 三十郎あやかし破り : 3  青い天狗

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    三十郎あやかし破りシリーズ、3作目。

    江戸の上空に突然現れた光の玉「なんじゃもんじゃ」と、天狗の神隠しに遭った子供。この二件のあやかし事に三十郎が挑む。

    前作もだけど、単に幽霊や狐狸妖怪を三十郎が信じていないだけで、蘭学知識は全く必要なく解けるからくりばかりかな(苦笑)。鳥居さんと岡っ引きの親分だけで、十分事件に対処できているような。面白くないわけじゃないけど、蘭学知識の豊富な三十郎をもっと生かせるからくりにしないと、設定が勿体無いかも。
    最後のオチは1作目と通ずるところがあって、私は好き。幽霊とか狐狸妖怪じゃなくて、⚪⚪⚪なのが斬新だけど。

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    2016年04月07日
  • 三十郎あやかし破り : 2  本所猿屋敷

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    三十郎あやかし破りシリーズ、2作目。

    今作は猿の化け物退治の話だが、事態は幕府体制をも揺るがす大陰謀へと発展していく。

    要は猿退治の話なのだけれど、それにしては自棄に陰謀事が壮大だわ、御大層な人物があれよ、あれよと出てくるわでビックリ。スケールを大きくし過ぎなのか、肝心の三十郎たちは事件の中心から外れ、蚊帳の外に置かれてしまっているような印象。でも、最後に明かされた五平の相手の正体は意外でビックリしたし、面白いと思った。今後また絡んでくれる機会があるといいのだけど。文章は相変わらずの講談調で、テンポ良くて好み。

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    2016年04月07日
  • 三十郎あやかし破り : 1 ねずみ大明神

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    三十郎あやかし破りシリーズ、1作目。

    エンタメ時代小説。蘭学知識と合理的な考えで、怪異現象を解決していく。

    初読みの作家さん。事件自体はそれほど凝ったものでもないし、予想のつくものであったが、講釈師が話すようなテンポの良い文章で終始楽しく読めた。気楽に読むには良い作品。

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    2016年04月05日
  • 三十郎あやかし破り : 1 ねずみ大明神

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    シリーズ第一弾
    蘭学の知識と合理性で怪しげな事件を解決し「お化け長屋」の住人に
    鼠小僧に纏わる事件の結末は、中野翁、水野、鳥居と登場人物も

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    2016年02月20日