【感想・ネタバレ】三十郎あやかし破り : 2 本所猿屋敷のレビュー

あらすじ

「お化け長屋のあやかし先生」として、いまや江戸中の評判となっている鏡三十郎の耳に、奇妙な噂が入ってくる。なんでも、江戸の市中で雲つくような大きな猿が次々と若い女を襲い、手込めにしているというのだ。三十郎は猿の正体を確かめようとするが、事態は思わぬ方向に転がっていく。好評「三十郎あやかし破り」シリーズ第二弾。

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Posted by ブクログ

三十郎あやかし破りシリーズ、2作目。

今作は猿の化け物退治の話だが、事態は幕府体制をも揺るがす大陰謀へと発展していく。

要は猿退治の話なのだけれど、それにしては自棄に陰謀事が壮大だわ、御大層な人物があれよ、あれよと出てくるわでビックリ。スケールを大きくし過ぎなのか、肝心の三十郎たちは事件の中心から外れ、蚊帳の外に置かれてしまっているような印象。でも、最後に明かされた五平の相手の正体は意外でビックリしたし、面白いと思った。今後また絡んでくれる機会があるといいのだけど。文章は相変わらずの講談調で、テンポ良くて好み。

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2016年04月07日

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