嵯峨野功一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレEテレ「サイエンスZERO」解説のサイエンスライター竹内薫氏による、理系文系それぞれのあり方について書かれた本。
前半の内容は、
文系…血液型占いを信じる。コミュニケーション能力を過信しすぎる。
理系…新発売のメカ好き。相手が関心の無いことを延々と話す。
など、軽めのあるあるネタだが、後半は、理系の著者の立場から見た、マスコミ・政治家等の文系中心組織に対する不平不満(いかに科学関係のTV番組や書籍が軽んじられているかという話)。
今の時代の最先端学問では、経済学+数学、心理学+脳科学、考古学+物理化学のように、文理両分野の知識が必須になってきている。もしかしたら、現在の理系と文系の分類方法は見直すべきなのかもしれない。
とはいえ、多くの日本人はやっぱり自分が理系か文系かを考えて生活している気がする。
だから、この本で著者が最終的に言いたいことは、理系・文系の人間が自分の領域だけに閉じこもらずに、バランス良くお互いのスキルを身に付けようよ、ということ。
そのための具体的な方法は以下の5か条
(1)聞き上手になる
(2)文系の人は科学書を読んでみる
(3)理系の人はフィクションを読んでみる
(4)情報は鵜呑みにせず疑ってかかる
(5)身に付けた知識を人に話してみる -
Posted by ブクログ
ネタバレ私、本書にも書いてあるような「数学の大嫌いな」典型的文系バカです。
「文系・理系の枠にとらわれてばかりじゃだめ」なんですね。言われてみればその通りです。読んでいてグッサグッサと胸に矢の刺さる思いでした。
学生、子供の理系離れに警鐘を鳴らす文章もあり。理系離れから生まれる日本の「モノづくり」の危機を提言する文章もあり。
個人的に読んでいて「おお!」と燃えたのは宇宙旅行に関する記述でした。すみません。SF好きなもので。
宇宙までの巨大軌道エレベータ。
完成したら、宇宙旅行が一気に実現可能になるかもしれません。
「宇宙に行ってどうすんの?何を観るの?何を食べて、何を楽しむの?」
という観光的な疑問はありますが、
「宇宙に行く」
というだけで価値がある。
いや、価値があると思う人は行くでしょうね~。
行きたくないですかだって。
アポロ11号の人類の大きな一歩みたいに。
宇宙で、無重力化で一歩足を進めて。
地球は青かったと呟いてみたいじゃないですか~。
地球が青いなんてことはもう有名ですし、周知の事実ですから「宇宙は黒かった」って言ってもいいかもしれないですけど。
超脱線。
理系文系、読んでいてお互いのネタにくすっと来たり。「へぇなるほどなぁ、そういうことか~」と、今まで知らなかった文系理系の話に興味が湧いたり、今まで知らなかったことを後悔するところもあるかもしれません。
面接帰りにぺら~~っと読んだ一冊でしたが、買って良かったと思います。 -
Posted by ブクログ
理系バカと文系バカ
そしてたけしのコマ大数学科バカと宇宙エレベーターバカ
やっぱりこの二つの記述は欠かさなかった。しかし分量は控えめであったが・・・。
そもそも理系と文系はわけるべきではなくどちらの要素も、人として持ち合わせていた方が良いと書いていながらなぜか、どうしても理系上りの方が優秀なんだというニュアンスがちらほらと感じるのは門外漢の浅はかな読み間違いか?
文系理系なんてどちらでもよく本当に必要なことはいつでもどこでも誰でもが同じ知識レベルを得られるような学びの場を作るということなのではないだろうか。
年齢層が高くなると深い知識追求をしてはいけないのか、いやこれからの社会にはそれが一番必要だろう。足し算引き算ができない大人はいないかもしれない、しかしそのレベルから学べる場が、そして中途半端にリタイアしたレベルが学べる場が真に必要だと感じる。
勉強のできる人間、若い学生はそんな場を作らなくても伸びる要素を持っている。だからこそ天才と言われるゆえんなのだろう。そちらに力を注ぐのもありだができるレベルの底辺も広める努力を彼らにはしてもらいたいものである。