嵯峨野功一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレEテレ「サイエンスZERO」解説のサイエンスライター竹内薫氏による、理系文系それぞれのあり方について書かれた本。
前半の内容は、
文系…血液型占いを信じる。コミュニケーション能力を過信しすぎる。
理系…新発売のメカ好き。相手が関心の無いことを延々と話す。
など、軽めのあるあるネタだが、後半は、理系の著者の立場から見た、マスコミ・政治家等の文系中心組織に対する不平不満(いかに科学関係のTV番組や書籍が軽んじられているかという話)。
今の時代の最先端学問では、経済学+数学、心理学+脳科学、考古学+物理化学のように、文理両分野の知識が必須になってきている。もしかしたら、現在の理系と文系の分類方 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私、本書にも書いてあるような「数学の大嫌いな」典型的文系バカです。
「文系・理系の枠にとらわれてばかりじゃだめ」なんですね。言われてみればその通りです。読んでいてグッサグッサと胸に矢の刺さる思いでした。
学生、子供の理系離れに警鐘を鳴らす文章もあり。理系離れから生まれる日本の「モノづくり」の危機を提言する文章もあり。
個人的に読んでいて「おお!」と燃えたのは宇宙旅行に関する記述でした。すみません。SF好きなもので。
宇宙までの巨大軌道エレベータ。
完成したら、宇宙旅行が一気に実現可能になるかもしれません。
「宇宙に行ってどうすんの?何を観るの?何を食べて、何を楽しむの?」
という観 -
Posted by ブクログ
理系バカと文系バカ
そしてたけしのコマ大数学科バカと宇宙エレベーターバカ
やっぱりこの二つの記述は欠かさなかった。しかし分量は控えめであったが・・・。
そもそも理系と文系はわけるべきではなくどちらの要素も、人として持ち合わせていた方が良いと書いていながらなぜか、どうしても理系上りの方が優秀なんだというニュアンスがちらほらと感じるのは門外漢の浅はかな読み間違いか?
文系理系なんてどちらでもよく本当に必要なことはいつでもどこでも誰でもが同じ知識レベルを得られるような学びの場を作るということなのではないだろうか。
年齢層が高くなると深い知識追求をしてはいけないのか、いやこれからの